おすすめ人気セダン 2018 ~国産車&輸入車~ 『総まとめ編』
本記事では、2018年度のおすすめ人気セダンを価格帯別にご紹介します。セダンは車自体の性能や耐久性が高く、快適で疲れにくいという大きな強みがあります。またバリエーション・用途が豊富であり、価格帯が100万円台~3000万円オーバーと幅広いのも特徴的です。
実はセダンを大分類すると、『ファミリーセダン』、『ラグジュアリーセダン』、『スポーツセダン』の3つのカテゴリーに分けることができます。
それぞれのカテゴリーの特徴は、以下の通りです。
◎ ファミリーセダン
実用性が特に重視され、居住空間やトランクルームの広さ、燃費、(柔らかめの)乗り心地などがポイントになります。
◎ ラグジュアリーセダン
上質感(高級感)や快適性に加えて、プレミア感や貫録、ステータス性なども求められます。また快適なドライブを実現するために、ハイパワーエンジンを搭載した車が多く、吸音材や吸振材が多用され、乗員が不快な振動や音を感じないように造られています。
◎ スポーツセダン
ファミリーセダンの快適性や利便性を極力保ちつつ、ドライバーが直接車を操っているようなダイレクト感のある運転感覚が求められます。
直感的に言えば、ファミリーセダンをアスリートのようにスタイリッシュな仕上げにして、スポーツ走行用のパーツを付けて、スポーツカーに近づけるようなイメージですね。
セダンのバリエーションと価格帯は、国産車と輸入車でかなり異なります。国産車の場合、150万円~400万円のセダンが大半を占めていて、ファミリーセダンとしての要望を満たしつつ、軽快さやハンドリング、重厚感、加速レスポンスなどでスポーツ性を出しています。
輸入車は300万円台のアウディA3やメルセデス・ベンツCLAを筆頭として、3000万円超えの超高級セダンやスーパーカークラスの超高性能セダンまであります。
国産車が街乗りでの低~中速の乗り心地を重視したセッティングであるのに対して、輸入車は高速走行での安定性を重視した車が多いのが特徴的ですね。
また中古車を含めると、選択肢がさらに豊富になります。軽自動車やミニバンなどの特化型の車が人気の昨今、セダンは中古車市場ではバーゲンプライスの車が多く、50万円程度の低年式の名車セダンや、100万円程度から高級セダンやハイパフォーマンスセダンをお買い求めいただけます。
これだけ幅広いチョイスがあるのは、やはりセダンならではの良さと言えるでしょう。
ちなみにセダンはトランクスペースが独立しているため、遮音性が高く振動が発生しにくい造りとなっています。また低重心であるためふらつきに強く、快適で疲れにくいという特徴もあります。
セダンの荷室スペースは、5ナンバーのコンパクトサイズでもそこそこ荷物が入りますが、トランクと一体型となっているコンパクトカー(ハッチバック)やミニバンなどと比べると、後部座席を倒して大きな荷物を入れにくいという欠点もあります。
本記事ではセダンの総まとめとして、カテゴリー別にさまざまな人気セダンをご紹介していきます。一つの自動車メーカーにこだわらず、なるべくいろんなタイプのセダンを選出できるように工夫しました。
ご紹介する車は、ブログ管理人が1日以上借りたり、ディーラーで試乗した車が大半を占めます。輸入車については、北米自動車誌Motor TrendやCar And Driverなどの海外メディアの情報も積極的に取り入れています。
なお、ご紹介する車の一部は、下の写真のように、室内空間とトランクスペースが一体化したセダンタイプ(ハッチバック・セダン)の人気車を含みます。
(例:トヨタ プリウス、ポルシェ パナメーラ)
けっこうボリューミーな記事になりましたので、目次から価格帯や気になる車をチェックしていただければと思います。
2018年3月26日更新
本記事に記載しているカタログデータは、日本有数の掲載在庫台数を誇るカーセンサーを参照しております。
また中古車のリンクにつきましては、最新モデルを『安い順』に表示するように設定しております。バーゲンプライスの中古車も見つかりますよ☆
ファミリーセダン
150万円~250万円
【ホンダ】 グレイス ハイブリッド
新車価格:195万円~238万円
中古車価格:144万円~
JC08モード燃費(km/L):29.4~34.4
グレイスハイブリッドは、ファミリーセダンとしての要望をほとんど満たす優秀なセダンです。
新型セダンからベストを一つ選んでと言われたら、この車に一票を入れるほど完成度が高いです。
セダントップレベルの低燃費(34.4キロ)に加えて、5ナンバーのコンパクトサイズで取り回しが良く、室内空間やトランクスペースも5ナンバーとは思えないほど広いです(特に後部座席)。
そしてハイブリッドにもかかわらず、走り好きも納得のDCT(デュアルクラッチ・トランスミッション)が搭載されており、テンポの良い加速感・エンジン音を楽しむことができます。
ハイブリッド車は『運転が退屈』になる傾向がありますが、グレイスに限っては心配ご無用であり、ひとたびスポーツモードに切り替えると、目の覚めるようなスポーティーな車に変貌します。
そのスポーティさを演出するかのように、ボディの両サイドには一筋のエッジが入っていて、テールランプもアグレッシブなデザインになっています。EXグレードにはパドルシフトとスポーツタイヤが標準装備されています。
ちなみにディーラーの試乗車はEXグレードがほとんどです。ファミリーカーとしては足回りが固いので、お好みによってはコンフォート系のエコタイヤを装着するのもありですね。
以下の記事では、グレイスについて詳しくレビューしていますので、この車に興味のある方はぜひご覧ください。
【スバル】 インプレッサG4
新車価格:155万円~245万円
中古車価格:70万円~
JC08モード燃費(km/L):15.6~17.6
高級感のあるエクステリアが特徴的な大人のコンパクトセダンです。5ナンバーよりやや大きいコンパクトサイズであり、ボディサイズの割には室内空間やトランクルームともに広いです。
この車の売りは世界最高クラスの安全性を誇るアイサイトを標準装備できるところにあり、ドライブアシスト機能が高性能かつ多彩なので、車の運転が初めての方にもおすすめです。
特にクルーズコントロールは、簡単操作で先行車に自然追従できるほど完成度が高く、渋滞などでは重宝します。
1.6リッターのFF(前輪駆動)モデルは街乗り向きであり、2.0リッターのAWDモデルは直進安定性が優れているため、高速道路をよく利用する方にも向いています。ボクサーエンジンと呼ばれる希少エンジンを搭載しています。
この価格帯の主な競合セダン
最大33.8 km/lの低燃費が売りのカローラ アクシオ ハイブリッド
カッコ良いルックスが人気のアクセラ(セダン or ハッチバック)
大人のセダンであるシルフィ
250万円~350万円
【トヨタ】プリウス
新車価格:242万~339万円
中古車価格:174万円~(現行)
JC08モード燃費(km/L):34.0~40.8
4代目の新型プリウスは、最新技術の宝庫といえます。一番の強みである燃費は、3代目の優れた燃費効率が1割ほど高まり、リッター40キロの大台を突破しています。
また『TNGA』と呼ばれる新設計のボディを採用していて、レクサス車のボディ溶接技術も用いられており、ボディ剛性が2倍以上になっています。
3代目プリウスは路面の凹凸をよく広い、ばたつきが大きく疲れやすいのが欠点でしたが、新型プリウスではリアのダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用したことで、旋回性に優れたしなやかな足回りを実現しています。
走行性能の面では、前モデルよりも旋回速度が1ランクレベルアップしていて、より素早くコーナーインできます。
ルックスの面では、スポーツセダンのような引き締まったデザインになっていて、スポーツ走行に磨きをかけたことを上手くアピールしています。ただフロントのデザインは奇抜すぎて好みが分かれるところですね。
シートが固めで高速域での直進安定性はあまり良くないという欠点がありますので、どちらかといえば街乗りメインの方におすすめです。
プリウスはトランクルームと居住空間が一体化したハッチバック型であるため荷物が取り出しやすく、4代目の新型プリウスはゴルフバックが4個ぐらい入りますので、ファミリー用途としてはかなり優秀であると言えます。
【スバル】レガシィ B4
新車価格:291万円~313万円
中古車価格:270万円~
JC08モード燃費(km/L): 10.8~14.4
スバルの伝統的なフラッグシップ・ラグジュアリーセダンです。高級感溢れるルックスに加えて、ファミリーセダンとして快適な居住空間・広いトランクスペースがあり、静粛性や乗り心地もファミリーセダントップクラスです。
スバル車らしく走りの安定性も良いため、長距離ドライブがとても楽な車です。全グレード4WDで統一されており、悪天候にも強く、アイサイト付きのグレードを選を選択すれば、安全面においてもかなり優秀といえます。
唯一ファミリーセダンとしては燃費が微妙なところなのが惜しいのですが、それ以外の項目では全体的にレベルが高く、ファミリーセダンとしてだけでなく、安全性の優れたラグジュアリーセダンとして、高く評価できます。
燃費よりも快適性を重視される方であれば、個人的にはプリウスよりもレガシィB4の方がおすすめです。
新型レガシィB4の魅力:週末が待ち遠しくなるファミリーセダン
この価格帯の主な競合セダン
カッコ良いルックスやスポーティな走りが人気のアテンザ
燃費(最大23.4km/l)と走りを両立したカムリ ハイブリッド
350万円~450万円
【トヨタ】SAI
新車価格:321万円~437万円
中古車価格:75万円~
JC08モード燃費(km/L):22.4
トヨタのハイブリッド・ラグジュアリーセダンです。プリウスよりも一回りパワフルなエンジンを搭載しており、より快適性や高級感を重視した仕上がりになっています。
1世代目のSAIは外観が落ち着きすぎという評判がありましたが、2013年8月のモデルチェンジ後は思い切った精悍なルックスになりました。
特に注目を集めるのが、未来感のある独特の内装のインパネや、左右一筋につながったテールランプです。夜間はテールランプがとても目立ちます。
類似したルックスの車がほとんど無いため、プレミア感があるのも良いですね。
デザインは好みがあるとはいえ、他のトヨタ車の奇抜なデザインと比べると受け入れやすく、モデルチェンジは成功したと言えると思います。
【ホンダ】アコード ハイブリッド
新車価格: 375万円~401万円
中古車価格:145万円~
ミドルサイズの貫録のあるハイブリッドセダンです。1600キロ以上の車両重量にもかかわらず、リッター30キロという超低燃費(軽自動車の上位並み)を実現しています。
トヨタ SAIと同様に、全体的に落ち着いた雰囲気の仕上がりになっており、燃費性能ではアコードハイブリッドが勝っています。
実際にディーラーの試乗車で高速道路を25キロほど走行したところ(燃費を意識せず走行)、ディスプレイ燃費で26.5キロと抜群の燃費が表示されていました。
このクラスの車としては驚異的な燃費です。
(⇒ 試乗のときのレビュー記事)
一方、トヨタSAIは最小回転半径が5.2メートルなのに対して、アコードハイブリッドは5.6メートルとなっており、小回りは苦手です。
居住空間は大人4人が十分に座れる広さがあり、トランクスペースは奥行があまりなく積載量は381Lに留まりますが、左右上下のスペースは広いため使い勝手は悪くないです。
この価格帯の主な競合セダン
抜群のスポーツ走行性能と安全性を両立したWRX S4
プレミアムな大人のファミリーセダンであるアウディ A3
トヨタの伝統ラグジュアリーセダンのクラウン ロイヤル
ファミリーセダンのまとめ
ファミリーセダンタイプは、ガソリン代を節約できるハイブリッド車かディーゼル車が好まれる傾向があります。
また、居住空間やトランクスペースの広さや快適性に加えて、走りの性能も思いのほか評価されているようです。
ラグジュアリーセダン
300万円~450万円
【アウディ】A3
新車価格:346万円~447万円
中古車価格:179万円~
2014年度のワールド・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したA3 Sportback(ハッチバック)のセダンモデルです。
エントリーモデルの高級車でありながら、最先端LEDライトや流麗なボディラインを備えており、上位モデルに劣らないほどプレミア感があります。
国産車とは一味違う走りや、デザイン性の優れた設計、そしてクラフトマンシップの漂う内装も魅力ポイントですね。
また全幅が1.8メートル以下、全長4.5メートル以下とコンパクトであり、最小回転半径が5.1メートルと取り回しも良いです。
軽量ボディにトルクフルなターボエンジンを搭載しているため、思い通りに加速するレスポンスの良さが心地良いです。
アウディA3は、日本の街中を走り回るのに非常に適したセダンといえます。高速道路ではロードノイズが大きいのが欠点ですが、直進安定性は抜群です。
なお、スポーツ走行にこだわりのある方には、アウディA3のスポーツモデルであるS3もおすすめです。
【スバル】レガシィ B4
新車価格:291万円~313万円
JC08モード燃費(km/L): 10.8~14.4
スバルの伝統的なフラッグシップ・ラグジュアリーセダンです。新型になってエクステリアのデザインに磨きがかかり、高級車としての風格がある仕上がりになっています。
静粛性や乗り心地もラグジュアリーセダンとして申し分なく、スバル車らしく走りの安定性も良いため、長距離ドライブがとても楽な車です。
大人4人がゆったり座れる居住空間があり、トランクスペースも広いため、ファミリーセダンとしても優秀です。
全グレード4WDで統一されており、悪天候にも強く、アイサイト付きのグレードを選を選択すれば、安全面においてもかなり優秀といえます。
新型レガシィB4の魅力:週末が待ち遠しくなるファミリーセダン
450万円~550万円
【レクサス】HS
新車価格:424万円~570万円
中古車価格:93万円~
JC08モード燃費(km/L):20.6
プレミアムブランド『レクサス』のハイブリッド専用セダンです。レクサスクオリティのワンランク上の内装や美しい塗装、独特のインパネなどが魅力ポイントです。
また高級車でありながら、リッター20キロの低燃費も売りであり、環境と財布に優しい車です。
2.4リッターエンジンにパワフルなモーターを搭載していますので、加速力も十分にあります。
レクサスの新車あるいは認定中古車のオーナーになると、レクサスのサービスを利用してVIP待遇を受けることができます。
たとえば、レクサスオーナーズディスクと呼ばれるコンシェルジュ・サービスを利用して、車の運転中でも希望の目的地までナビを自動設定してもらえます。
また、メンテナンスなどでディーラーを訪問したときには、オーナー専用の豪華なラウンジを利用でき、洒落たお菓子や飲み物が提供されます。
レクサスカードと呼ばれる、プラチナカード相当の『ブラックカード』似のクレジットカードに加入することもできます。
【メルセデス・ベンツ】Cクラス
新車価格:427万円~657万円
中古車価格:278万円~
JC08モード燃費(km/L):16.0~17.3
日本において圧倒的なブランド力を持つメルセデス・ベンツのミドルクラス・セダンです。目的地まで安全・快適なドライブになるように設計されています。
現行モデルは前モデルよりソフトな仕上がりになっていて、ハンドリングやブレーキングなどが滑らかになっています。
メルセデス・ベンツは安全性の面でも先端レベルにいます。Cクラスにおいても、LEDインテリジェントライトシステムやレーダーセーフティパッケージなどの最先端の安全装備をオプションで追加することができます。
メルセデス・ベンツの入門車としてもおすすめの一台です。
【ジャガー】XE
新車価格:447万円~558万円
JC08モード燃費(km/L): 11.8~12.5
プレミアムブランド『ジャガー』のミドルクラス・ラグジュアリーセダンです。
ジャガーは世界一美しいスポーツカーを作ることを目標として掲げており、ジャガー XEも例にもれず美しいデザインになっています。
最近のジャガーのスポーツカーは、最新技術の開発に力を注いでおり、欧州車に引けを取らないレベルに達しています。
日本では欧州自動車メーカーと比べて少数派のジャガーですが、ジャガーXEは世界中で好調な売れ行きとなっているようです。
ジャガー XEをベースとしたSUVのF-Paceも日本市場に投入されることですし、今後に期待したいメーカーの一つですね。
550万円~1000万円
【レクサス】 GS
新車価格:530万円~828万円
中古車価格:47万円~
JC08モード燃費(km/L): 9.9~10.8
レクサスGS(Grand Sport)は、スポーツセダンのレクサスISを一回り大きくして、高級感を更に高めたスポーティ・ラグジュアリーセダンです。
この価格帯の車の中では最高レベルの質感・高級感があり、『いつかはクラウン』がやや迷走気味になっている中、レクサス版『いつかはレクサスGS』が流行るかもしれません。
レクサスISと同等のスポーツ走行性能を持ちながら、路面をフラットに乗り越える穏やかな乗り心地を有しています。
先代モデルがかなりお買い得な値段まで値下がりしています。
【メルセデス・ベンツ】 Eクラス
新車価格:687万円~1175万円
JC08モード燃費(km/L):10.0~18.6
メルセデス・ベンツの高級セダンモデルとして、世界中で高い評価を得ています。Sクラスが高級感を追及したエクステリアであるのに対して、Eクラスはエアロダイナミクスを追及したスポーティなエクステリアとなっています。
ターボディーゼルはリッター18.6キロの低燃費であり、軽油を使用しますので財布にも優しいですね。
内装はさすがといえるほど繊細かつ洗練されています。最先端のセキュリティシステムをオプション装備でき、安全かつ快適なドライブを楽しむことができます。
【マセラティ】 ギブリ
新車価格:834万円~1095万円
中古車価格:679万円~
JC08モード燃費(km/L): 6.8~7.6
スポーティで高級感溢れるたたずまいが魅力的なプレミアムセダンです。
スポーツ感と高級感が見事に融合されており、ライバルのアウディ A6やBMW 5シリーズ、メルセデス・ベンツ Eクラス、レクサス GSなどとは一味違う、独特の洗練されたデザインが特徴的です。
410馬力を出力する3リッターV6ツインターボエンジンを搭載したギブリ S Q4(4WD)は、0-100km/hで4.6秒を記録しており、強力なブレーキ性能を備えています。
1000万円~3500万円
【メルセデス・ベンツ】Sクラス
新車価格:998万円~2725万円
JC08モード燃費(km/L):8.5~20.7
Sクラスは世界最先端の最高級セダンとして、数々の高級車ランキングで1位の座に輝いています。
『最善か無か(Best or Nothing)』の言葉通り、王者としてのブランド力に甘えることなく、世界初のマジックボディコントロールなどの新技術を積極的に開拓・取り入れていくチャレンジャー精神が素晴らしいです。
日本においてもSクラスのオーナーは成功者の象徴として例えられるほど、ブランド力も高いですね。最近ではクリーンディーゼル・ハイブリッドモデルも導入されており、価格帯が幅広いです。
たとえばハイブリッドモデルの300hは998万円から購入できます。
【レクサス】LS
新車価格:895万円~1595万円
中古車価格:55万円~
JC08モード燃費(km/L):7.7~11.6
レクサスが”高級とは何か”を追及して、徹底的に作り込んだ最高級セダンです。世界中の最高級車と比べても、内装のクオリティや静粛性などでは負けていません。
エンジンには最高392馬力、最大トルク51.0kg・mを出力する4.6リッターのNAエンジンを搭載しており、2トンオーバーのヘビー級でありながら、0-100km/hは5秒台に達します。
また輸入車と比べて耐久性が優れており、車自体の信頼性の高いところも魅力ポイントのひとつです。
【アウディ】A8
新車価格:1129万円~2240万円
JC08モード燃費(km/L): 8.9~12.5
アウディのフラッグシップ・ラグジュアリーセダンです。芸術的でクラフトマンシップ溢れるエクステリア・内装が魅力的ですね。
また最先端のマトリクスLEDヘッドライトや、走行安定性の優れたクワトロ4WDシステム、燃費とパワーを両立したターボエンジン、8速ティプトロニックによるシームレスな変速などが特徴的です。
【ロールスロイス】ゴースト
新車価格:2940万円~3500万円
世界中のセダンの中でも、ラグジュアリーを極めた車です。走行中でも車内がほとんど無音であることから、ゴーストという名前が付いたそうです。
車両重量が2.5トン近くある超ヘビー級ですが、6.5リッターのV12ツインターボエンジンを搭載しているため、巨体がいとも簡単に動きます。
0-100km/h加速は4.3秒と俊足です。とはいっても、このパワーは巨体を低回転で動かし、静粛性を保つためのものでもあります。
ゴーストは運転する車というよりも、運転手に送迎してもらう車という位置付けです。車内で仕事に専念するための空間も完璧にそろっています。
ちなみに更に上のグレードのロールス・ロイス・ファントム(5000万円~)もあります。
スポーツセダン
250万円~350万円
【マツダ】アテンザ
新車価格: 317万円~397万円
中古車価格:119万円~(現行)
JC08モード燃費(km/L):17.4~22.4
「人馬一体」や「走る歓び」をコンセプトにしているマツダのフラッグシップセダンです。
海外では『Matzuda 6』という名前で売られており、ミドルサイズのファミリーセダンの中で1~2位を争うような高い評価を得ています。
スタイリッシュなエクステリアに加えて、実際にハンドリングや走行性能も良く、スポーツセダンとしても申し分ないです。
この車の売りは、やはり4気筒ディーゼルターボであり、リッター20キロ程のJC08モード燃費(km/L)で軽油を使用するため、財布にも優しいスポーツセダンといえます。
【三菱】ランサーエボリューションX
新車価格:325万円~390万円
中古車価格:139万円~
JC08モード燃費(km/L):10.2~10.6
三菱の最新技術をつぎ込んだ、チューニングカーに極めて近いスポーツセダンです。0-100km/h加速は5秒前後と圧倒的な加速力があり、ブレンボ社製のハイパフォーマンスブレーキを装着しています。
さらには、S-AWCと呼ばれる車両の制御技術により、車体をある意味強引に負けることが可能であり、フェラーリ458イタリアと同程度の驚異的なコーナリング性能を誇ります。
走りにすべてをかけた、ある意味とても贅沢な車です。世界的に評価の高いツインクラッチクラッチSSTを搭載したモデルは現在、中古車のみで手に入ります。興味がございましたら、カーセンサーNETのこちらのページからチェックできます。
この価格帯の競合セダン
バランスの優れたファミリー・スポーツセダンのマークX
350万円~450万円
【スバル】WRX S4 / (STI)
新車価格:335万円~356万円
JC08モード燃費(km/L):12.4~13.2
スバルのフラッグシップ・ハイパフォーマンスセダンです。この価格帯の車の中では、世界最高レベルの走行性能を有しています。
WRXシリーズにはMT車のみの硬派なスポーツカーの『STI』と、CVTモデルの『S4』があります。
STIは0-100km/hが4.6秒に達し、コーナリング性能やブレーキ性能もクラス最高峰であり、700万円~900万円相当の輸入車スポーツカーと対等に渡り合える走行性能がありあす。ただしアイサイトはオプションでも取り付けられません。
一方、S4はオプションでアイサイトを付けることができるため、安全性とドライブの楽しさを両立したスポーツセダンといえます。
CVTは他社のそれとは別物であり、普段乗り、スポーツ走行のいずれにおいても自然なフィーリングで運転できます。
【メルセデス・ベンツ】CLA
新車価格:351万円~517万円
JC08モード燃費(km/L):14.0~17.4
クーペスタイルのスタイリッシュなスポーツセダンです。公的にはクーペのカテゴリーなのですが、4ドア&4人乗りですので、セダンとして扱っても良しとしています。
ただし後部座席の頭上スペースは、180センチぐらいの大人だと厳しい高さです。
CLAはやはりデザイン性が優れており、シルバーダイヤモンドグリルが高級感を上手く演出しています。
全幅は1.8メートル以下に収まっていますので、大型セダンと比べるとすれ違いであまり気を遣うことがないというのも利点として挙げられます。
450万円~650万円
【キャデラック】ATS
新車価格:514万円~570万円
北米自動車メーカー『キャデラック』のハイパフォーマンス・スポーツセダンです。軽量ボディに2リッターターボエンジンが搭載されており、0-100km/hは5秒台に達します。
またブレンボ社製のハイパフォーマンスブレーキが装着され、ブレーキ性能は抜群ですし、トランスミッションは8速ATでスムーズです。
またマルチリンク式リアサスペンションやマグネティックライドコントロール(プレミアムに標準装備)により、凹凸のある路面での安定感も抜群です。
スポーツセダンとして高級感や迫力があるものの、全幅1.8メートル以下、全長4.7メートル以下に抑えられており、街乗りに適したサイズに収まっています。
【日産】スカイライン ハイブリッド
※本ブログのオリジナル動画です。
新車価格:462万円~570万円
JC08モード燃費(km/L):16.8~18.4
ハイブリッドセダン最速クラスの車です。3.5リッターとパワフルなモーターにより、0-100km/h加速は何と4.9秒という脅威の加速力を誇ります。
また『ダイレクトアダプティブステアリング』と呼ばれる世界初の電子制御システムや、全方向の死角をカバーする安全システムなどが特徴的です。
エンブレムには日産ではなくインフィニティのバッチが付き、プレミアム感が演出されています。
スカイライン 350GT ハイブリッドの試乗&徹底レビュー 2015
【アウディ】S3
新車価格:617万円
JC08モード燃費(km/L):14.4
人気プレミアムセダンであるアウディA3のスポーツモデルです。マフラーが2本出しに変更され、よりスポーティな仕上がりになっています。
最高285馬力を出力する2リッターターボーエンジンを搭載していて、自動車誌Motor Trendの0-100km/hテスト(北米仕様)では4.7秒を記録しています。
日本仕様では最高出力が若干抑制されているものの、そんなことを微塵も感じないぐらい、アクセルを踏み込んだときのパワーは相当なものです。
街中で時速20キロ程度からアクセルを踏み込むと、あっという間に意図していない速度にまで達してしまいます。
トランスミッションはブリッピング機能付きDCTであり、非常にテンポよく変速します。また全域にわたってトルクフル(最大トルク38.8kg・mが何と1800rpm~5200rpmまで)なのも好感が持てます。パドルシフトも付いています。
全幅1.79メートル、全長4.47メートルのコンパクトボディで運転しやすく、クワロト4WDやしなやかな足回りも加わって、俊敏で安定感抜群なのがとても良いです。
通常時の走行ではガソリン消費を抑える機能が働くため、エンジンパワーに対して燃費は相当良いです。
650万円~1050万円
【ジャガー】XE S
新車価格:769万円
JC08モード燃費(km/L):10.4
◎ カタログデータ
ミドルクラスのスポーツセダンで要注目なのが、このジャガーXE Sです。ジャガーは美しいスポーツカーを作っているメーカーであり、XE Sはエントリー・ラグジュアリーセダンであるXEのスポーツモデルです。
シャシー(車の骨格)は、ジャガーFタイプと同様に一から開発されました。フロントサスペンションにはダブルウィッシュボーン式が採用され、特にコーナー出入り口での卓越したハンドリングを可能にしています。
ATは8速で最適なギアを保ち、コーナリングを抜けると即座に反応するターボチャージド・エンジンが素晴らしいとのことで、ミドルクラスのベンチマークであるBMW 3シリーズを超えたという評価を得ています。
ジャガーXEは、BMW3シリーズを超えて、新たなスタンダードとなりえるか?
欧州御三家(BMW、ベンツ、アウディ)にどれだけ迫れるのか要注目の一台です。
【キャデラック】ATS-V
新車価格:990万円~1090万円
北米自動車メーカー『キャデラック』ATSシリーズのハイパフォーマンスモデルです。もともと凄かった性能がさらにパワーアップしています。
たとえば、最高出力470馬力(最大トルク61.5kg・m)を出力する3.6リッターV6ツインターボエンジンを搭載していて、Motor Trendの0-100km/hテストでは3.7秒を記録しています。
これはライバルのBMW M3の4.0秒や、メルセデス・ベンツ C63 AMGの4.0秒よりも上です。ブレーキングや旋回性能も同クラストップクラスというモンスターマシンです。
ハイパースポーツセダン対決の行方は? ATS-V 対 AMG C63 S
1050万円~1350万円
【メルセデス・ベンツ】 AMG C63 S
新車価格:1325万円
メルセデス・ベンツのエントリーセダンであるCクラスの超高性能モデルです。とてもアグレッシブなスタイルと、ドライバーの聴覚を刺激する高揚感溢れるエンジンサウンドが魅力的な車です。
最高510馬力を出力するAMGシリーズ伝統のV8ツインターボエンジンを搭載していて、Motor Trendの0-100km/hテストでは4秒ジャストをマークしています。
旋回性能やブレーキング性能は、ライバルのBMW M3やキャデラックATS-Vと拮抗していて、運転の楽しさでは一番という評価を得ています。
【BMW】M3
新車価格:1140万円
JC08モード燃費(km/L):12.2
BMW M3は、BMWのエントリー・レベルに位置する3シリーズの超高性能モデルです。しばしば比較されるレクサスRC-Fと比べて軽量なのが特徴的であり、性能面でも1歩上を行きます。
最高431馬力を出力する3リッターのツインターボエンジンを搭載しており、Motor Trendの0-100km/hテストでは4.0秒をマークしています。
BMW 3シリーズはミドルクラス・セグメントをリードしてきたベンチマーク的存在であり、そのハイパフォーマンスモデルとなるM3は、世界中で人気があります。
【レクサス】GS F
新車価格:1100万円
ラグジュアリーなスポーツセダンがお好みの方におすすめのセダンです。性能面では同価格帯のハイパフォーマンスセダンに劣るものの、インテリアの質感や信頼性は1歩も2歩も上です。
このFシリーズはIS Fの頃から年々着実に改良が積み重ねられていて、『レクサスのハイパフォーマンスクラスといえばコレ!』というぐらい、世界中から高い評価を得ています。
1050万円~3000万円
【ポルシェ】パナメーラ
新車価格:1038~2981万円
ポルシェシリーズの最高級ラグジュアリー・セダン(ハッチバック)です。全幅1.9メートル、全長約5メートルのビックボディなのですが、最小回転半径は何と約5.1メートルであり、実は取り回しが容易なセダンです。
ポルシェシリーズに共通するのは、日常使いのしやすさであり、911シリーズと同様に、価格帯が約1000万円~3000万円までと幅広いのが特徴的です。
【アウディ】RS7
新車価格:1772万円
アウディのフラッグシップ・スポーツカー(セダンタイプのハッチバック)です。マトリクスLEDヘッドライトと綺麗に流れるボディラインが非常に美しい車です。
最高560馬力(最大トルク71.3kg・m)を出力するV8ハイパワーエンジンを搭載しており、Motor Trendの0-100km/hテストでは、セダン最速の3.2秒をマークしています。
ポルシェパナメーラターボやメルセデス・ベンツS63 AMG Sと比べて旋回性能はやや劣るものの、ブレーキングテスト(60-0 mph)では30.7メートルを記録しています。
スポーツセダンのまとめ
スポーツセダンのタイプは、スポーツカーに近い仕様のものから、ラグジュアリータイプのものまでさまざまです。
人気スポーツセダンをチェックすると、スポーツ走行性能がかなり重視される傾向があることがわかりました。
それでいて、大人4~5人が乗ることができ、トランクスペースも確保されている車が好まれます。
またスポーツカーと同様に、ややワイルドな運転ができるほうが評価されているようです。
総まとめ
世界中のセダンを3カテゴリーに分類して、評判の良いおすすめセダンをフルボリュームでご紹介しました。
一口にセダンといっても、プレミアム感やルックス、スタイルなどを重視したセダンや、スポーツカー顔負けのセダン、ラグジュアリーを重視したセダンなど、とても多彩であることがおわかりいただけたかと思います。
最近はハイブリッドモデルやディーゼルモデルのセダンが次々と発売されていて、今後のどのようなセダンが登場するのか楽しみですね!
車といえばセダン!とまでは言いませんが、バリエーションの豊富さはやはりセダンならではですね。
ただ意外にもセダンは中古車市場では値下がりが大きいため、新車では的に厳しい場合でも、3~4年落ちの現行モデルであれば半額程度まで下がっていることがあります。
本記事が参考になりましたら幸いです。
- 以下の記事も人気があります。
この記事がお役に立ちましたら応援・シェアをお願いします。皆様からのレスポンスが何よりの楽しみです。
車の購入・維持などでお悩みの方は、「車の購入費&維持費は、年収で決めない方が良い理由」もぜひご一読ください。
また、車の売却 ・ 買い替えを検討されている方であれば、リクルートが運営している『カーセンサーの一括査定』が一押しです!詳しくは、「車の買い替えを検討されている方へ」をご覧ください。
たとえ低年式の車や事故歴ありの車であっても、下取りよりも数十万円も高く売れることがありますので、まだチャンスがあります!