車の車種はどうやって決める? 車種別の特徴を詳しくチェック!
車の車種は結構たくさんありますので、どの車種を選んで良いのかお困りの方も少なくないのではと思います。
そこで本記事では、「車種」を決めるためのポイントとして、車種別の特徴について解説します。
車種別の特徴(強み・弱み)をしっかり掴んでおくと、納得のいく車を手に入れるチャンスが高くなりますので、ぜひ知っておいてください。
SUV・クロカン
主な強み
- オシャレで迫力や存在感、高級感が抜群の車が多い。
- 着座位置が高いため、見晴らしが良い。
- アウトドアユースを考慮した、利便性の優れた車が多い。
× 主な弱み
- セダンタイプよりも車両重量が重く、走行性能や燃費が少し低下する。
- 路面からの突き上げに弱い。
SUVはオシャレな車やカッコ良い車が多く、ステータス性をアピールできる車種といえます。
もともとアウトドアでの用途を目的とした車種ですが、ファッション性が優れていることから、オンロード(舗装された道路)の走行を主体としてつくられたSUVが大半を占めています。
SUVは着座位置が高いため、見晴らしが良いという強みがあります。
セダンをベースとすることが多く、車両重量が重くなる傾向があるため、排気量の大きなエンジンを積んでいることが多いです。
おすすめ人気SUV 2018 ~ 国産車&輸入車~ 『総まとめ編』
軽自動車
主な強み
- 税金面で優遇されており、維持費が最も安く済む。
- 取り回しが良く、近場まで気楽に運転しやすい。
- 個性的なルックスの車が多い。
× 主な弱み
- 加速力不足が気になることがある。
- 遮音性が全体的に低く、エンジン音が大きい。
- 運転で疲れがたまりやすい。
- 小さくて迫力に欠けるため、煽られてストレスが溜まることもある。
軽自動車は、全車種中40%~50%を占めるほど普及率の高い車種です。
軽自動車は維持費が全車種の中でもひときわ安く、コンパクトなので狭い道路の運転がとても楽です。
一方、軽自動車は規格上の制限が多いため、短距離・短時間のドライブが主な方向けといえます。
車の流れが速い道を運転される方の場合には、ターボモデルを搭載した車がおすすめです。
セダン
主な強み
- 遮音性や乗り心地が優れている。
- 価格帯やバリエーションが豊富。
- 横風の影響を受けにくく、走行安定性が良い。
× 主な弱み
- バランスタイプなので、特徴が乏しい一面がある。
- トランクスペースが独立しているため、トランク一体型の車種と比べて、荷物の縦幅が短い。
セダンは原則4ドアで4~5人乗りであり、エンジンスペース、乗員スペース、トランクルームが別々になっている車種のことです。
トランクルームが独立しているため、遮音性やボディ剛性が高いという特徴があります。
また背の高いSUVやミニバンなどと比べて、低重心の車が多く、横風の影響を受けにくいため、特にカーブにおいて走行安定性が優れている車が多いですね。
セダンは国産車・輸入車ともにラインナップが豊富なのが特徴的であり、新車価格も150万円~3000万円オーバーの車までとても幅広いです。
ファミリータイプからスポーツタイプ、ラグジュアリータイプまで幅広いラインナップがある反面、他車種と比べて特徴が乏しいという一面もあります。
一昔前はセダンは年配の方向けというイメージがありましたが、最近は若々しいルックスのセダンが増えてきておりますので、個人的には気にしなくても良い感じがします。
おすすめ人気セダン 2018 ~国産車&輸入車~ 『総まとめ編』
コンパクトカー
主な強み
- 全長が短くて小回りが効くため、車庫入れがしやすい。
- 後部座席から荷室にある物を簡単に取り出せる。
× 主な弱み
- セダンと比べて、静粛性やボディ剛性が低くなる。
コンパクトカーは、居住空間とトランクスペースを一体化した車種です。
セダンよりも全長が短い分、狭い道での取り回しがしやすく、車庫入れがしやすいのも大きな特徴として挙げられます。
おすすめ人気コンパクトカー 2016 ~ 国産車&輸入車~ 『総まとめ編』
クーペ・スポーツカー
主な強み
- 走行性能が全車種中トップ。
- スタイリッシュでカッコ良い車が多い。
- ドライバーズカーとして、車の運転を楽しめる車が豊富。
- 横風の影響を受けにくく、コーナリングが得意。
- 全長が短く、車両重量が軽い車が多い。
× 主な弱み
- 2シーターもしくは後部座席は緊急用がほとんどであり、トランクルームも小さいことが多い。
- 乗り降りや、荷物の出し入れがしにくい車が多い。
クーペは、スタイリッシュで低重心なスポーツタイプの車がほとんどです。
基本的に2人乗りで全長が短くて軽く、ボディ剛性や走行性能を高めやすいため、全車種の中で最もスポーツ走行に向いています。
このため、「本格的なスポーツカー」と呼ばれる車の中では、クーペが大半を占めています。
クーペはドライバーズカーとして、車の運転を楽しめる魅力的な車種なのですが、実用性が乏しいという欠点があるため、車市場に占める割合は小さいです。
中古車市場では利便性の高い車種が好まれるため、クーペの中古車がバーゲンセールになっていることがよくあります。
ミニバン
主な強み
- 3列シートで6人~8人が乗車できる。
- 荷物の出し入れが容易。
- 後部座席をたおして、広大な荷室スペースを作ることができる。
× 主な弱み
- 車長が長めで、車両重量が重いため、走行安定性や加速力が低い。
- ボディが大きい車が多いため、取り回しで気を遣うことがある。
- 燃費があまり良くない。
ミニバンはファミリー特化タイプの車種です。3列シートで6人~8人の大人数を運ぶことができます。
また、後部座席をたおせば、広い荷室スペースを作り出すことができますので、アウトドアの用途や車中泊などにも使えます。
スライドドアを採用している車がほとんどであり、荷物の出し入れが簡単になるように工夫されています。
ミニバンは全長が長めではありますが、5ナンバーのコンパクトで小回りの効く車もあります。
おすすめ人気コンパクトカー 2016 ~ 国産車&輸入車~ 『総まとめ編』
オープンカー
主な強み
- オープンエアの開放感あふれるドライブが最大の特徴。
- 走行性能が優れた車が多い。
- スタイリッシュでカッコ良い車が多い。
- 横風の影響を受けにくく、コーナリングが得意。
- 全長が短く、車両重量が軽い車が多い。
× 主な弱み
- 高価なボディ補強パーツを使用していることが多く、価格帯が高くなる。
- ルーフ開閉時には、トランクスペースがほとんど無くなるタイプが多い。
- 幌のタイプは、急な雨や雨漏りに気を付ける必要がある。
- クローズド状態でも、高速道路において風の音が大きい車が多い。
- 2シーターもしくは後部座席は緊急用がほとんど。
- 乗り降りや、荷物の出し入れがしにくい車が多い。
オープンカーは趣味性が高く、欠点と長所が際立っている車種です。
オープンカーの最大の特徴は、
車の天井(ルーフ)が開閉して、開放感あふれるドライブを楽しむことができることです。
ボディ剛性や安全性の面から、クーペタイプがほとんどであるため、基本的にはクーペやスポーツカーと同じような特徴(メリット・デメリット)をあわせもっています。
ルーフは、手動であけるタイプと電動のタイプがあります。電動タイプは急な雨に対応できたりして便利ではあるのですが、車両重量が少し重くなり、本体価格が高くなるというデメリットもあります。
オープンカーは、ルーフが無い分、ボディ剛性が低くなります。そこで、車によってはボディ剛性を高めるための補強パーツをたくさん取り入れています。
車の強化パーツは高価なものが多いため、新車の車両本体価格はオープンでないタイプと比べて高くなります。
このように、オープンカーはクーペから趣味性をさらに高くした車種であるため、実用タイプの車とセットで所持することがベストといえますね。
ハイブリッドカー
主な強み
- 抜群の燃費性能。
- エンジン音を抑えることができる。
- 環境にやさしい(といわれる)ハイブリッド車を所持しているという、ちょっとしたステータス感。
- モーターのみの走行時はすごく静か。
× 主な弱み
- モーターの分、車両重量がけっこう重くなる。
- モーターがそこそこ場所を取るため、トランクスペースや居住スペースが小さくなる。
- 原則ガソリンモデルよりも車両価格が高い。
- お財布にやさしいかどうかは、総合的な走行距離にかかっている。
この記事がお役に立ちましたら応援・シェアをお願いします。皆様からのレスポンスが何よりの楽しみです。
車の購入・維持などでお悩みの方は、「車の購入費&維持費は、年収で決めない方が良い理由」もぜひご一読ください。
また、車の売却 ・ 買い替えを検討されている方であれば、リクルートが運営している『カーセンサーの一括査定』が一押しです!詳しくは、「車の買い替えを検討されている方へ」をご覧ください。
たとえ低年式の車や事故歴ありの車であっても、下取りよりも数十万円も高く売れることがありますので、まだチャンスがあります!