100万円以下のおすすめ中古セダン・クーペ 2019
100万円以下で購入できる、2018年度の今お買い得の中古セダン・クーペ(国産車・外車)をご紹介いたします。セダン・クーペは中古車市場ではあまり人気がありませんが、車の良さが一番わかる車種ですし、何よりお買い得価格でも走行性能の高い車がそろっています。
セダンはクルマの構造上、静粛性・乗り心地・高速走行に長けた車種です。長距離のドライブでも疲れにくいため、落ち着いて運転されたい方や、通勤・通学などで運転される方にオススメです。
車は移動手段の一つですが、「プライベート空間で心地よく過ごせる」という意味ではオンリーワンな存在です。その強みを最も活かせるのが、セダンであると言えます。実際、各自動車メーカーの最高級グレード車はたいていセダン(もしくはクーペ)です。
ところが、いまや新車のみならず、中古市場においてもセダンは人気がありません。たとえば新車価格が500万円をこえるような高級セダンが、おおよそ3年で半額になることはふつうにあります。
これが流行りのSUVや人気ミニバンであれば、せいぜい新車時の70%程度にとどまり、中古車としての旨味が感じにくくなっています。
(ご参考:半額以下で購入できるハイグレードな中古車10選)
本記事では、中古車の購入予算が平均100万円程度であることを考慮して、コミコミ100万円以下でも購入できる中古セダン・クーペを集めてみました。運転のしやすさや維持費を考慮して、ミドルクラス以下のセダン・クーペを中心にご紹介します。
100万円前後の中古車セダン・クーペはやや低年式になることが多いのですが、意外と走行距離が少ない個体もあり、国産車・輸入車ともにまだまだ走ることが出来る車が目白押しです。
このため若い方やはじめて中古車を購入される方だけでなく、良い車をお買い得価格で購入されたい方にもおすすめです。
特に車をはじめて購入される方は、慣れないうちは車に小傷や凹みをつくりやすいため、新車よりも気軽に運転できる中古車をおすすめします。
スポーティなセダン・クーペに乗っていると、普段の運転が楽しくなり、何かと車でお出かけしたくなること間違いなしです!
中古セダンを購入する際には、以下の3つの項目を特に意識しましょう。
定期メンテナスがキッチリ施されていたかどうか。特にオイル交換。
⇒ クルマの状態の良し悪しは、年式や走行距離よりも、メンテナンス状態により決まります。車内の清潔さや臭いにも気を配りましょう。
車検の節目である3年目や5年目、および10年落ちのタイミングで大きく値下がりすること
⇒ 節目を過ぎても、車の程度が大きく変わるわけではありません(重要です!)。ちょっと古くても、しっかりと走り込んでいる中古車の方が状態が良かったりします。
排気量が大きいハイグレード車は比較的値落ち額が大きいこと
⇒ 維持費を考慮しても、元値を考えると、お得なことが多いです。
なお、本ページのカーセンサーへのリンクは、利便性を考慮して車両価格に上限を設定しております。ここからお好みに合わせて、価格上限を変更したり、お好みのボディカラー・オプションの車をチェックされるのがオススメです。
本ブログではセダン・クーペ以外の厳選中古車(7人乗りのミニバン、迫力満点の車、低燃費セダンなど)やお買い得な不人気車もボリューム満点でご紹介しておりますので、併せてご一読いただければ幸いです。
2019年1月27月
本記事に記載している中古車価格とカタログデータは、日本有数の掲載在庫台数を誇るカーセンサーを参照しております。
(★★★:カーセンサーをおすすめする、3つの理由)
目次
レガシィB4
新車価格:220万円~403万円
中古車価格:65万円~
おすすめ年式:2009年5月~2014年9月生産モデル
カテゴリー:ファミリー
レガシィB4は、スバルの最上級クラスのセダンです。ファミリーセダンでありながら、足回りやエンジンレスポンスにもこだわって作れており、スポーティに走ることもできる車です。
100万円前後で購入できる中古車は前モデルになりますが、2009年モデル以降で比較的新しくまだまだ走ります。しかも新車時の半額以下で購入可能であり、現行モデルよりもコンパクトでターボモデルもあり、選択肢が充実しています。
悪路に強いスバルのAWDですから、直進安定性が高く、雨の日も安定して走ることが出来ます。高速道路をよく運転される方にも適しています。雪国にお住まいの方にもおすすめの一台です。
ファミリーセダンとしても、アイサイトをはじめとして安全性に優れており、静粛性が高く、車内空間も広いなど重要なポイントをしっかり押さえてあります。
レガシィB4はボクサーエンジンと呼ばれる特殊なエンジンを搭載しており、車両の安定感があり振動が少なく、エンジン音も良いです。
またターボ付きのエンジンを搭載している2500ccのターボモデル(2.5 GT)などは、0-100km/h加速が5秒台に到達するほどすさまじい加速力があります。
(補足:0-100km/h加速とは、停止から時速100キロまでに到達する時間のことです。街中の車の大半は、時速100キロまで10秒以上かかります。)
レガシィB4は車の基本をしっかり押さえてある好感の持てる車です。ネット上ではレガシィ好きの方のコメントをよくみかけますが、それだけ愛着の湧く車なのだと思います。中古車市場でも、オーナーに大切にされていたことのわかる在庫車が散見されます。ちなみに車のデザインは明確に男性向けです。
この車の中古車はターボモデルがお買い得でおすすめです。ただし、燃費は低下しますのでご注意ください。車の流れの速い街中や高速道路を走る場合には、加速力の優れた車は大きな強みになります。
新型レガシィB4に詳しくついて知りたい方は、「レガシィB4の魅力:週末が待ち遠しくなるファミリーセダン」をご一読ください。
この車は年式を問わず、クオリティの高さを保っておりますので、幅広い選択肢があるところが良いですね。
(※補足:レガシィB4の中古車在庫のうち、オススメ年式かつ価格上限を設定した在庫車が表示されます。以下同様です。)
この価格帯の主な競合セダン
上級ハイブリッド・セダンのSAI
快適性と信頼性の優れたクラウンロイヤル
(※補足:車名のリンクをクリック / タップすると、カタログデータが表示されます。以下同様です。)
フェアレディーZ
新車価格:315万円~682万円
中古車価格:30万円~
おすすめ年式:2002年7月~2008年11月生産モデル
カテゴリー:スポーツ
日産が誇るハイパフォーマンス・クーペです。街中ではあまり見かけない車かと思いますが、実車をみると相当スタイリッシュであり、スーパーカーのような貫録があります。
100万円以下はやや低年式ではありますが、新車価格が300万円以上であることを考えると、かなりお買い得です。ポイントは、見かけに負けないほどの走行性能を備えている点です。3.5リッターNAの排気量の大きな車ですので、街中でのパワフルな運転を楽しむことができます。
GT-Rの生みの親である水野氏が開発に携わった車であり、数々の賞を受賞しています。
車を購入するときは燃費を特に気にしてしまいがちではありますが、実は燃費は維持費の全体の割合としてはそれほど大きくなかったりします。
この車は2人乗りですが、トランクルームはしっかり確保されています。トランクルームの写真は、カーセンサーに掲載されている個々の車の写真からご確認いただけます。
フェアレディーZの在庫車は、いまのところ比較的低年式であっても、走行距離が短くて程度の良さそうな車が結構見つかります。
クラウンシリーズ
カテゴリー:ラグジュアリー
ご存じの方も多いと思いますが、クラウンシリーズは国産上級セダンとしての貫禄があり、乗り心地の良さ、静粛性、内装クオリティの高さが魅力的です。
そして何よりも故障のリスクが低く、低年式であっても突然の維持費用が生じにくいため、クラウンは安心して長く乗れる高級セダンの代表格といえます。
セダンが不人気と言われる昨今、カーセンサーでのクラウンシリーズの総合評価は全車中トップクラスとなっていることから、十分に「良い車ですね!」と言われる存在であると思います。
街中では低年式のクラウンを良く見かけます。私の住んでいる地域では、優雅に走っているクラウンが多いです。エンジンパワーにも余裕がありますので、やはり落ち着いて運伝できるのが強みですね。
2003年~2007年のゼロクラウンと呼ばれるモデルは、覆面パトカーとしても多数採用ているだけあって、車の信頼性やクオリティが抜群に高く、総合的に見るとセダン随一といえる程の完成度を誇ります。
実は覆面パトカーとなる車種の水準(耐久性、走行性能、快適性など)はかなり厳しく、主な車種として長年クラウンシリーズが選ばれています。それほど日本の物づくりのレベルの高さがわかる車です。
クラウンシリーズはラグジュアリーモデルの『ロイヤル』、スポーツモデルの『アスリート』、最上級モデルの『マジェスタ』の3種類があります。
クラウンシリーズは中古セダンの中ではかなり人気があるため、値下げ額はそれほど大きくありませんが、それでもセダン自体が不人気であるため、お買い得プライスになっています。
インスパイア
新車価格:330万円~390万円
中古車価格:50万円~
おすすめ年式:2007年12月~2012年9月生産モデル
カテゴリー:ファミリー&ラグジュアリー
3.5リッターのパワフルなエンジンを搭載したホンダの上級セダンです。
貫録のあるエクステリアと余裕のエンジンパワー、豊富なドライバー支援システムが特徴的です。今見ても古さを感じない高級感&スポーティ感のあるルックスも素晴らしいですね。
車幅が1.84メートル、車長が5メートル近くあり、ミドルクラスセダンの中では大きめで、室内が広々としています。ファミリーセダンとしても適しています。
走行シーンに応じて気筒数が3パターン切り替わることにより、燃費を抑えるシステムを搭載しています。また、大排気量のエンジンを搭載している車は原則ハイオク仕様ですが、この車はレギュラーガソリンを使用しています。最高出力は280psと余裕があるため、高速道路などではかなり余裕があります。ちなみに前モデルは3リッターの250馬力です。
300万円中盤から400万円近くする高級車クラスのセダンですが、中古車の平均価格は100万円近くまで下がっています。良い車なのですが、かなりのバーゲンプライスですね。2007年以降のモデルは年数もそれほど経っていないため、まだまだ走ります。
街中ではほとんど見かけない車ですから、周りの人とは違う車が好みの方にもおすすめです。
BMW Z4 / クーペ
新車価格:418万円~610万円
中古車価格:56万円~
おすすめ年式:2003年1月~2009年3月生産モデル
カテゴリー:プレミアム / スポーツ
クーペの中でも、特に凄みのある車です。1モデル前は中古で100万円程度で購入可能ですが、高級車にしか見えません。街中で見かけたら、思わず見入ってしまうようなスポーツクーペです。
この車の最大のポイントは、やはり走る楽しさを追求していることだと思います。オーナーさんたちの間では、走りに関してとても良い評価を得ていますね。フロントが長く特徴的で、駐車場に止まっていると思わず見とれてしまいます。
程度の良い車を購入できれば、素敵なカーライフをエンジョイできると思います。
私もレンタカーで試乗をしたことがあるのですが、セダンにはない軽快さとビシッと狙ったライン通りに曲がるハンドリングがあり、街中を縦横無尽にかけぬける愉しさは相当なものでした。
BMWが掲げる「駆け抜ける歓び」を体感できる最高の一台です。オーナーになれば、週末のドライブが楽しくなること間違いなしですね!
近隣でレンタカーを借りることができれば、ぜひ山道へドライブに出かけてみることをオススメします。
- ご参考:普通のアラフォー、アラフィフ男が予算100万円でいきなり「真田広之」になれる車は? (カーセンサー.net)
なお、オープンタイプの車に興味がございましたら、以下の記事も参考にしていただけるかと思います。中古車も含めて、ご紹介しております。
あわせてチェックしておきたい競合クーペ
大人のプレミアム・クーペのアウディTT(※まだお値段高めです。)
アコード
新車価格:250万円~390万円
中古車価格:88万円~
おすすめ年式:2008年12月~2013年3月生産モデル
カテゴリー:ファミリー
アコードは世界戦略車として発売されており、北米を中心に人気があります。固めの足回りで高速道路では抜群の安定感があり、乗り心地も優れていますので、長距離運転をされる方にも向いています。
サスペンションにはコストのかかるダブルウィッシュボーン式が採用されていて、限界旋回性能もスポーツセダンと言えるレベルに達しています。
一つ前のモデルは100万円前後が境界線となっており、二つ前のモデルでは100万円以下で選び放題となっています。
維持費の面では、前述したインスパイヤよりも排気量の小さなエンジンを積んでいるため、燃費の面で楽になります。
アコードはファミリーセダンでありながら、スポーティな感じもある、風格のある車です。ミニバンやSUVは確かに車内は広いのですが、中古車価格が高めであり、走行性能についてはセダンに大きく劣ります。
アコードは車内が広いため、走りの良さに加えて、ファミリーカーとしても満足度が高いようです。やや大きめのセダンであるため、上記のカタログデータを参考に、駐車場に入るかどうかなどを確認されることをオススメいたします。
ロードスターNC
新車価格: 220万円~325万円
中古車価格:40万円~
おすすめ年式:2005年~2015年4月生産モデル
カテゴリー:ライトウェイト・スポーツ
車好きから世界的に高い評価を得ている、マツダのオープン・ライトウェイトスポーツカーです。人馬一体を体感することができ、とにかく楽しく運転したい方に一押しの車です。
タイムズレンタカーで現行のNDと先代のNCを借りて、芦有ドライブウェイのワインディングロードで乗り比べたことがありますが、またドライブに出かけたくなる特別な魅力を感じました。
ハイパワー車の圧倒的な加速感も個人的に好きですが、ロードスターのようにエンジンを高回転まで回しやすく、クルマと対話しながらドライブするようなクルマもまた良いものです。
先代モデルのNCは現行モデルよりもパワフルで、剛性感の高いドライブを楽しむことができます。NCの方は、どちらかといえば素のボクスター(981)と乗り味が似ていると感じます。
アテンザセダン&アテンザスポーツ
新車価格:207万円~275万円
中古車価格:46万円~
年式:2008年1月~2012年10月生産モデル
カテゴリー:ファミリー / スポーツ
スタイリッシュで走りも良い、マツダのスポーティセダンです。今なお古さを感じさせない、品のあるエクステリアも魅力ポイントです。
100万円前後では、数は多くないですが高年式の車も見つかります。さらに一つ前のモデルは選び放題となっています。
アテンザは足回りが固めに設定されており、スポーツ走行にも対応しています。またスタイルが良く、後ろから見てもスポーツセダンであることがはっきりとわかります。
スポーツセダンはハイオクであることが多いのですが、アテンザはディーゼル車のモデルもありますので、燃費を節約できる点も魅力的です。セダンは似たりよったりのルックスが多い中、この車は一目でアテンザだとわかります。
欠点としては、乗り心地よりもスポーツ走行性能を優先している分、長時間のドライブではアコードやレガシィB4と比べて疲れがたまりやすいことが挙げられます。
一方で走りの楽しさについては高い評価を得ています。アテンザのオーナーからは、燃費、ハンドリング性能、加速力の3点の評価が特に良いです。
スカイライン / スカイラインクーペ
新車価格:262万円~432万円(セダン)
中古車価格:3.1万円~
カテゴリー:スポーツ
日産の人気スポーツセダン・クーペです。2013年11月からスカイラインのハイブリッドモデルが発売されたことにより、それ以前の型式の値段がかなりお買い得になっています。
それ以前のモデルは、新型よりも燃費などで使い勝手は落ちますが、走行性能については高い評価を得ています。
特に、高速走行やワインディングでの性能が高い車なので、高速道路をよく使用される方に適していると思います。
2007年式であれば、車体価格が100万円以下の車も見つかりますね。スカイラインは、若者が乗っても似合う車の一つです。
中古のスカイラインを購入される方は、フーガやレクサスIS、クラウンアスリートなども検討される方が多いですね。
どの車についても、排気量もしくはエンジンパワーが同程度のモデルでは、制限速度域では動力性能に大きな差はありません。ぎりぎりまで飛ばして、ようやく4台の差が体感できるようになる程度です。
ですので、見た目やインテリアで気に入った車を選べば良いと思います。セダン・クーペの中では在庫車が多く、探せば程度の良い車がたくさん見つかります。
ティアナ
新車価格:247万円~480万円
中古車価格:35万円~
年式:2008年6月~2014年1月生産モデル
カテゴリー:ファミリー
上品な車が好みの方におすすめのセダンです。前モデルは比較的高年式ですが、平均100万円近くまで値下がりしており、新車時の247万円~と比べてバーゲンセールとなっています。
ティアナは北米マーケット向けに開発されたこともあり、車内が広めに作られていて、内装の作りは高級感のある仕上がりになっています。
また、エンジンもV6の2.5lと3.5l(前モデル)があり、いずれも街乗りではかなり余裕があります。この手のエンジンを搭載した車は、車の流れの速い道路や市街地、高速道路で頼もしく、信号が少ないところでは燃費がけっこう伸びます。長距離運転にも向いています。
街中ではあまり見かけない車であり、エクステリアも他の国産車とは一味違うため、人とは違ったセダンがお好みの方にもおすすめです。
マークX
新車価格:245万円~609万円
中古車価格:10万円~
年式:2004年11月~2009年9月生産モデル
カテゴリー:ファミリー / スポーツ
マークXは、コンパクトなボディにパワフルなエンジンを搭載したセダンです。この価格帯の車の中では、内装のクオリティや静粛性も高いレベルにあります。
排気量が2.5リッター、3リッター、3.5リッターの3タイプがありますが、2500ccのモデルでも0-100km/h加速が7~8秒台であり、街乗りでの加速力は十分にあります。
マークXは、よく比較されるクラウンアスリートやレクサスISと比べて車両重量が軽いため、街乗りでより機敏に運転することができます。また、レクサスISと比べてドアの厚みが薄い分、車内が広いためくつろげるというメリットがあります。
街中でマークXを運転されている方を見ると、落ち着いて運転されている方が多いという印象があります。
スポーツセダンタイプではありますが、車内の居心地が程よいですから、あまり飛ばす気にならないんですよね。
2004年から発売されているモデルは既にお手頃な価格ですが、総額100万円を少しオーバーする予算があれば、現行のマークXも視野に入ってきます。
クラウンアスリートやレクサスISは、「会社や周りの人からの目が気になるからちょっと」と言う方でも、マークXであれば普通のセダンとして見られるかと思います。
ちなみにマークXの「X」は、未来への未知の可能性を示しています。
この価格帯の競合セダン
トヨタの伝統ラグジュアリー・スポーツセダンのクラウンアスリート
レクサスIS
IS350 前期型 @ 千里浜なぎさドライブウェイ近くのPAで撮影
新車価格:372万円~541万円
中古車価格:75万円~360万円
年式:2005年9月~2013年4月生産モデル
カテゴリー:ラグジュアリー・スポーツ
トヨタの高級ブランドである『レクサス』のスポーツセダンです。レクサスクオリティの質感・快適性を備えながら、同価格帯の欧州車並みの走行性能があります。
スタイリッシュなエクステリアや、V6エンジンのトルクフルな加速力、こだわりのサウンドシステムなどが特徴的です。
現時点で走行距離が10万キロ近い車であれば、100万円前後でレクサスISを購入できます。走行距離が多い車は値落ちが大きいのですが、世界最高品質のレクサス車ですからそれほど故障のリスクは高くありません。
レクサスISを運転すると、路面に吸い付くような走行フィールを味わうことができます。静粛性が優れているため、普通に運転しているときに速度メーターを見てびっくりする方も多いと思います。
この中古車価格でコンパクトできびきび走り、高級感溢れる内装や装備の充実(特にversion L)を満たす車はそれほど多くありません。前モデルには、軟性樹脂が豊富に使われていて、現行モデルよりも贅沢にコストをかけているところがあります。
維持費については、車検代が高くつく可能性があることがデメリットになります。なぜかと言うと、コンピュータ系のトラブルはレクサスのディーラーでしか扱えないからです。
それ以外は、オイル交換やタイヤ交換をオートバックスなどの車用品専門店で行えば、国産車の維持費とほとんど変わりません。
保険代も意外と高くないのですが、万が一のことを考えて、車両保険には入っておいたほうが良いと思います。
以下の動画は、私が普段運転している2006年式のレクサスIS350 version Lの詳細レビューです。本革シートやパワーシート、シートヒーターなどが標準装備されています。
レクサスISの中古車について詳しく知りたい方は、以下の記事をぜひご覧ください。
レクサスGS
新車価格:520万円~775万円
中古車価格:67万円~
年式:2005年7月~2011年12月生産モデル
カテゴリー:ラグジュアリー / スポーツ
上記のレクサスISよりも更にお買い得になっているのが、上級ラグジュアリーセダンのレクサスGSです。新車価格の2割以下で購入することができます。
GSはGrand Sportの略であり、スポーティな走りもできる高級セダンという位置付けです。大きいセダン(全長4.8メートル+α)なので取り回しの面ではレクサスISより劣るももの、内装のクオリティや快適性は1クラス上です。
ただ最小回転半径は5.2メートルですので、このサイズの車としては小回りはかなり良いです。
またGS430やGS460はV8気筒のパワフルなエンジンを搭載しており、コンフォートタイヤをつけていれば乗り心地も極上です。
中古車市場では100万円クラスまで値下がりしていますので、エンジンと内装だけでもお釣りがくるようなお得な車です。
ご参考:これから2人の時間を楽しむ大人のあなたへ、100万円~選べるレクサスがある生活のご提案
レクサスIS(前期モデル)は後部座席の足元スペースが狭めですが、GSは前席・後席ともに車内空間が広く、ゆとりのあるドライブを楽しみたい方におすすめです。
レクサスISと同じく、高級車の中では故障のリスクが小さいというのも大きなメリットですね。
ちなみに競合車のクラウンマジェスタやフーガも同じ価格帯ですので、カーセンサーのこちらのページで前モデルをまとめて表示しておきました。併せてチェックされると宜しいかと思います。
アウディ A3・A4
カテゴリー:プレミアム / スポーツ
この車の良さは、なんと言っても上品なエクステリアです。女性受けも良いです。前モデルの中古車であっても、古さをまったく感じないところが良いですね。
街中で優雅に運転しているのが似合うと思います。アウディシリーズは走りの性能も優れていますし、高速道路での長距離ドライブも楽々です。
幸いにも、中古車市場ではセダン自体が不人気であるため、アウディA3(ハッチバック)・A4(セダンタイプ)の中古車も値下が大きいですね。
メルセデス・ベンツ Cクラス
カテゴリー:プレミアム
中古車価格:79万円~(2007年6月~のモデル)
100万円以下はやや低年式ではありますが、メルセデス・ベンツのブランド力は相当なものですし、上品さに加えてある程度スポーティーな運転もできるという優れた車でもあります。
足回りはドイツ車らしく引き締まっており、高速道路では抜群の安定感を誇ります。ドイツのアウトバーンで鍛え上げられた足回りは伊達ではありません。
また、EクラスやSクラスなどと比べて、消耗品のパーツ自体はそれほど高価ではないので、お近くに輸入車専門の整備工場などがあれば、維持コストもそれほど気にする必要はないです。
品質が向上した2005年からの中古車がおすすめです。
BMM 3シリーズ セダン / クーペ
カテゴリー:プレミアム・スポーツ
中古車価格:38万円~(2005年4月~のモデル)
日本ではBMWの車はブランド力が高く、新車では中々手を出しにくい価格で販売されています。ところが中古車市場では、3シリーズであれば10年落ち以内の車が100万円程度で購入できるようになってきました。
BMWの3シリーズは、カーセンサーのセダンランキングにおいて1位になるほど人気があります。BMWの車は、モデルチェンジ前と後で見た目がそれほど大きく違わないため、低年式であっても古さがあまり感じられないところが良いですね。
ルックスもスタイリッシュであり、特にフロントの角度から見るととてもかっこいいと思います。
走りの楽しさはBMW共通のものなので、3シリーズは程よい大きさで重厚かつ軽やかであるため、ドライブ好きで刺激を求める方におすすめです。乗り心地はかなり固めなのですが、路面のインフォメーションが直に伝わってくるため、車を操っている感じが楽しめます。
BMWの3シリーズは内装にはコストをかけていない分、足回りやエンジンにはかなりこだわりをもって開発がされています。そもそもドイツの高速道路(アウトバーン)を150km/h程度で快適に巡航できるようにセッティングされています。
通勤に軽自動車やコンパクトカーを使用し、週末のドライブにBMWでお出かけ、というのもメリハリがあってとても良いと思います。近所にプリウスとBMW 335iを所有している方がおられます。
BMW3シリーズは種類が豊富ですので、どれを選んだらよいのかについては以下の記事が参考になります。
やたらバリエーション豊富な現行BMW 3シリーズ、結局どれを買えばいいのか真剣に考えてみた
ちなみに、一昔前のBMWは電装系のトラブルが多かったようですが、最近はトラブルが減ってきているとディーラーの方が話していました。幸いにも、BMW 3シリーズは日本での普及率が高く、部品の調達が比較的容易なのがありがたいですね。
ブレイド / ブレイドマスター
新車価格:225万円~342万円
中古車価格:29万円~
年式:2006年12月~2012年4月生産モデル
カテゴリー:ラグジュアリー
◎ カタログデータ
低価格かつ内装やエンジンパワーが優れた車をお探しであれば、ハッチバックのブレイドもおすすめです。2.4lと3.5lのモデルがあり、コンパクトな車体にパワフルなエンジンを積んでいます。
3.5リッターV6のモデルは、最高出力280ps/6200rpm、最大トルク35.1kg・m/4700rpmですから、車両重量が1500キロ以下のFF車としては相当速いです。
以下はブレイドマスターG(3.5リッターモデル)の加速シーンです。
この車、速いだけではなくて、静かで安全装備も充実していますので、ゆったり運転することもできます。
時流に乗れず、不人気車となってしまった故に、中古車がとてもお買い得になっています。
まだ発売から10年未満がほとんどであり、信頼性が抜群のトヨタ車であるため、まだまだ長く乗れる可能性が高くおすすめです。
先日、珍しくブレイドの後ろを走る機会がありました。けっこう飛ばしている様子でしたが、ボディは安定感していました。
ちなみに後ろから見るとレクサスCTにかなり似ているんですね。
カムリ
新車価格:247万円~347万円
中古車価格:39万円~
おすすめ年式:2006年1月~2011年9月生産モデル
カテゴリー:ファミリー
カムリは、バランスの優れたミドルクラスのファミリーセダンです。
国産戦略車として、全幅1.82メートル、全長約4.8メートルのゆったりサイズとなっていて、インテリアの質感が高いクルマです。
車幅がクラウンよりも広く、最小回転半径が5.5メートルで安定性を重視した設計になっていて、高速性能に長けていますので、長距離ドライブを楽にこなすことができます。
現行モデルはハイブリッド専用となり、この先代モデルは中古車平均価格が約70万円まで値下がりしています。
おおよそ10年落ち未満で、信頼性のある落ち着いたセダンをお求めの方にオススメです。
プログレ
新車価格:338万円~454万円
中古車価格:1円~99.9万円
年式:1998年5月~2007年5月生産モデル
カテゴリー:ラグジュアリー
◎ カタログデータ
知る人ぞ知る名車です。コンパクトなボディに高級車の内装・快適性を備えた珍しい車です。高級車らしくFR(後輪駆動)ですし、内装は革シートで豪華です。
2.5~3.0リッターのエンジンを搭載しており、低速トルクが太いため余裕の運転ができる車です。
足回りはしなやかな設定となっており、静粛性も優れていますので、街中や高速道路をジェントルに走るのが良さそうです。
平均価格が現時点で約30万円と激安であり、トヨタ車ゆえに故障のリスクも小さいというおまけつきです。
仕事や遠出などで疲れたときでも、落ち着いて乗れるのが良いですね。
ちなみに以下の動画のレビューがかなりわかりやすいので、ぜひご自宅などでチェックしていただければと思います。
まとめ
100万円以内で購入できるセダン・クーペの中から、特におすすめの車をご紹介しました。もう一度目を通してみても、セダン・クーペの中古車はお買い得感満載の車がとても多いです。
中古車の価格は人気により大幅に上下しますので、お値打ちの中古車をお探しの方であれば、まずは不人気なクルマからチョイスするのがベターです。
中古車を選ぶ際には、あまりにも安すぎる車は基本的に避けて、ある程度安くて程度が良さそうなクルマを選ぶのがオススメです。
また程度の良い中古車を手に入れるためには、評判の良い中古車販売店を見つけることも大事です。詳しくは、「評判が抜群に良い中古車販売店」をご覧いただければと思います。
中古車探しが初めての方やお急ぎの方には、新鮮な中古車かつ保証が手厚いガリバーも便利です。
ところで、他車種の中古車はどうなのでしょうか?数は少な目ですが、ここでは100万円前後で購入できる、特におすすめの中古車をご紹介します。
7人乗りの車がお好みであれば”ミニバン”あるいは”ステーションワゴン”という選択肢になりますが、その中でもスポーツ走行性能&快適性が優れたMPVやオデッセイ、ファミリー向けにはデリカD:5やステップワゴンなどが特におすすめです。
ご参考:『おすすめ中古ミニバン 2016(50万円~の中古車)』
また、セダンよりも小回りが効くコンパクトカーの中では、スポーツタイプのデミオや、利便性の優れたソリオ、ラグジュアリータイプのブレイドが特におすすめです、
ご参考:『おすすめ人気コンパクトカー 2016(※50万円~の中古車)』
予算が100万を少し超えても良い方であれば、存在感が抜群のSUVもおすすめです。100万円から購入できるSUVとしては、ファミリータイプのアウトランダーやハリアー、スポーツ性能抜群のフォレスターが特におすすめです。
ご参考:『おすすめ人気SUV 2016 ~ 国産車&輸入車~(※100万円~の中古車)』
50万円から購入できるスポーツカーについては、以下の記事をご参考にしていただけるかと思います。
おすすめ中古スポーツカー 2016 ~ 国産車&輸入車 『総まとめ編』
皆様に良い車が見つかることを願っております。
2月~3月は中古車の問い合わせが急増する時期ですので、気になるクルマが見つかった場合、なるべく早めに在庫確認をしておきましょう!
なお、不人気車がなぜお買い得なのか知りたい方は、以下がご参考になるかと思います。
本記事は定期的に更新していきたいと思いますので、ブックマークなどに入れておいていただければと思います。
この記事がお役に立ちましたら応援・シェアをお願いします。皆様からのレスポンスが何よりの楽しみです。
車の購入・維持などでお悩みの方は、「車の購入費&維持費は、年収で決めない方が良い理由」もぜひご一読ください。
また、車の売却 ・ 買い替えを検討されている方であれば、リクルートが運営している『カーセンサーの一括査定』が一押しです!詳しくは、「車の買い替えを検討されている方へ」をご覧ください。
たとえ低年式の車や事故歴ありの車であっても、下取りよりも数十万円も高く売れることがありますので、まだチャンスがあります!