車のスピードを出してはいけない8つのケース
車を運転していると、急ぎの用事やそのときの気分などでどうしても普段よりスピードを出したくなることがあると思います。そんなときこそ、スピードを出しても良いケースなのか、一度冷静になって考えてみる必要があります。実際、速度超過は大きな事故につながる可能性が高く、悔やんでも過去に戻ることはできません。
本記事では、車のスピードを出してはいけないケースの中から、これだけは注意しておきたいと思える事項をピックアップいたしました。スピードを出したくなったときに、思い返していただけると幸いです。
1.睡眠不足
どれだけ運転テクニックが優れた方でも、睡眠不足のときには視覚認知能力が大幅に低下します。たとえば、普段は認識できる縁石に気づかずに車体に傷をつけてしまうことがあります。
このようなときは、たとえ急いでいる場合でも、車の運転では全ての動作を一テンポ遅らせるようにしましょう。特に、駐車場から発進するときや、見晴らしのよくないところを通るときには要注意です。
2.疲れているかもしれないとき
仕事やレジャーに励んだ後などで気分が高揚しているときには、自分が疲れていることに意外と気が付かないものです。しかし、実際には視覚認知能力が普段よりも大幅に低下してるんですよね。
このようなときはいくらテンションが高くても、いったん気持ちを落ち着かせて、ゆっくり運転することを心掛けましょう。軽く休憩を取ることも大事です。
3.雨の日
雨の日に限って、なぜかスピードを出している人が意外と多くありませんか?私が住んでいる地域では、雨の日に限ってせかせかしている印象を受けます。実際、地元のJAFの人に聞いた話ですが、突然雨が降り出したときには、事故が多発して出動数がかなり増えるそうです。
雨の日は視界が悪くなり、物を認識する反応が鈍くなります。またブレーキで止まる距離も長くなりますし、急ハンドル&急アクセルでかなりスピンしやすくなります。
雨の日は運転スケジュールが遅れ気味になりますが、そのことを踏まえた上で運転したいですね。
4.上の空になっているとき
上の空になっているときには、いわば前を見ているようで、実は見ていない状態になっています。たとえば、右折時に無意識で先行車に続いて曲がってしまい、直進車と衝突しそうになった経験はありませんか?普段から車の運転に意識をしっかり向けるように心がけたいですね。
5.煽られとき
煽られたからといって、スピードを出すのは危険に首を突っ込むようなものです。またイライラして煽りかえしたところで、貴方には何のメリットもありません。同乗者がいればなおさらのことです。悔しいとは思いますが、普段どおりのペースで運転することが肝心です。
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6.同乗者と口喧嘩しているとき
同乗者の安全保護は、ドライバーの責務です。同乗者がいるときには、口喧嘩になりそうな話題を避けましょう。
7.夜中
人は本能的に暗闇を恐れるように遺伝子にインプットされています。このため、夜中は昼間と比べて視界がかなり狭くなるにもかかわらず、無意識のうちにスピードを出してしまいがちです。夜中にドライブに出かける場合には、昼間よりも落ち着いて運転するように心がけましょう。
8.カッコつけたいとき
同乗者がいると、スピードをだしてカッコつけたいと思うようなことは、若い頃は誰しも少なからずあると思います。しかし、同乗者は一部の人を除いて、安全運転を心掛けてほしいと思っています。急のつく運転を避けて、スマートな運転をしているほうがはるかにカッコ良いです。
その他:
Ex 1: 交差点での青信号直後のロケットスタート
赤信号をぎりぎりあるいは無視した車と衝突するリスクがあります。信号待ちから加速する場合には、青信号になってから発進し、交差点中央ぐらいまではゆっくり加速しましょう。
Ex 2: 不慣れな場所で運転するとき
不慣れな場所では、脳が新しい情報を認識することに気を取られてしまい、スピードを出していることに気が付かないことがあります。不慣れな場所では、普段よりもゆっくり運転することを心掛けたいですね。
Ex3: 橋の上を通過するとき
急の突風が発生しやすい場所ですので、横風がとても危険です。
Ex4: トンネルの出入り口付近
トンネルの入り口はやや狭くなっていることがあり、スピードを出していると近接車両に接触してしまうリスクが高くなります。また、トンネルの出口も視界が優れないため、注意が必要です。
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