抜群に速い国産車・輸入車ランキング 2018~価格帯別~
今昔問わず、速い車には少なからず憧れがありますよね。速い車の代表といえば、スーパーカーのような憧れの車だけではなく、頑張れば手に届く車もあります。
そこで本記事では、2018年度の速い車を価格帯別に分けてご紹介いたします。
本記事のポイントは、以下のとおりです。
- 価格帯別に0-100km/h加速が特に速い車をピックアップ
- 評判の良い2018年度の市販車を厳選
- 軽自動車からスーパーカーまで幅広くピックアップ
※ランキングにつきましては、自動車誌『Motor Trend』や『CAR AND DRIVER』などのテストデータの中から、0-60mph(≒0-100km/h)が速い順に並べております。
2018年7月12日更新
本記事に記載している中古車価格とカタログデータは、日本有数の掲載在庫台数を誇るカーセンサーを参照しております。
100万円~150万円
【スズキ】 アルトターボRS |
新車価格: 129万円~141万円
◎ カタログデータ
新車で購入できる100万円中盤までのスポーツカーといえば、このアルトターボRSが挙げられます。
670kgの軽量ボディに3気筒ターボエンジンが搭載されており、オートギアシフト(ASG)のシフトタイムロスこそありますが、軽自動車最速クラスの加速力を誇ります。
実際にバジェットレンタカーの新車体感キャンペーンを利用して借りたことがありますが、その軽さ故に、0-40km/hまでの加速感はすさまじいものがありました。
信号ダッシュでは、軽量クラスの周りの車を出し抜くことができます。その速さを象徴するかのように、外観もスポーティな感じに仕上げられています。
◎ アルトターボRSの加速シーン(※海外のMTモデル)
ボディパーツの徹底的な補強がなされており、パワーに見合った足回りを持ちます。狭い小道や狭めのワインディングロードにおいても抜群のパフォーマンスを誇ります。まさに日本の道路事情に適した車と言えるでしょう。
2015年12月から、さらに走りが磨かれた「アルトワークス」が発売されています。これまでのワークスと同様に、ファン待望のMTモデルもあります。
比較的新しい車であるため、中古車市場ではかなり程度のよさそうな車がカーセンサーNETのこちらのページで見つかります。
追記: アルトターボRSの試乗レビュー記事を追加いたしました。
150万円~300万円
【マツダ】 RX-8 |
新車価格: 263万円~318万円
中古車価格:12万円~(平均66万円)
◎ カタログデータ
軽量なボディに、2.5リッターのロータリーエンジンが搭載された車です、0-100km/h加速は約6.2秒です。コンディション次第では、5秒台に到達します。
世界的にも珍しいロータリーエンジンの車に乗れるという満足感があります。燃費効率を除くと、オーナーの満足度がとても高いスポーツカーです。
RX-8は現時点では新車販売を終了しておりますので、中古車から探すことになります。この車の在庫車は、カーセンサーNETのこちらのページから見つかります。
中古車の価格帯は30万円~80万円が多く、元値がコミコミ300万円を超えるロータリーエンジン搭載車であることを考慮すると、コストパフォーマンスも申し分ない車です。
【日産】 ノート e-POWER ニスモ |
新車価格: 245万円
◎ カタログデータ
ファミリーカーである「ノート」のハイブリッドカーをベースに、ニスモチューニングが施されたグレードのクルマです。
いわゆる本格スポーツカーではないものの、モーターのみのパワーによる瞬間的な加速性能は、コンパクトカーの中でも随一です。
私の方でもレンタカーで運転しましたが、信号待ちからの加速でチョっとアクセルを踏むだけで、周りの車との差がいつの間にか大きく開くようなクルマでした。
エンジンは発電用であり、モーターのみのパワーに頼るため、高速道路などでの時速100キロ以降の後半加速はいまいちです。でも街乗りでは最速クラスであるといえます。
ご参考:ノート e-POWERで山道を走ってきました。ワンペダル操作は感動もの?
300万円~450万円
【スバル】 WRX STI |
新車価格: 379万円~411万円(2015年7月)
◎ カタログデータ
スバルの最先端技術を駆使した人気スポーツカーです。0-100km/h加速は、ランサーエボリューションXと同等の5秒前後です。反則的な速さです。2015年のMTモデルは4.6秒をマークしています。
◎ WRX STIの加速シーン(0-251 km/h)
スポーツカーとしての高いパフォーマンスに加えて、高級車としての風格や世界最先端の安全装備を備えているところがポイントです。
4ドアセダンとしての実用性と、悪天候でも抜群の安定感を持つところも魅力的です。
【三菱】 ランサーエボリューションX |
新車価格: 325万円~390万円(2014年7月モデル)
◎ カタログデータ
三菱の最新技術をつぎ込んだ、チューニングカーに極めて近い市販車です。0-100km/h加速が5秒前後とかなりの加速力があります。また、S-AWCと呼ばれる車両の制御技術により、驚異的なコーナリング性能を誇ります。
走りにすべてをかけた、ある意味とても贅沢な車です。世界的に評価の高いツインクラッチクラッチSSTを搭載したモデルは現在、中古車のみで手に入ります。興味がございましたら、カーセンサーNETのこちらのページからチェックできます。
レンタカーで借りたときはあいにくの雨でしたが、本当に路面が濡れているのかわからないほどグリップ感があり、周りの車がノロノロ運転に見えるほど、まるで異次元にいるかのような感覚がありました。
詳しいレビュー記事:ランサーエボリューションXの魅力:超高性能4ドアセダン
【フォルクスワーゲン】 ゴルフ GTI |
新車価格: 391万円(2015年1月モデル)
◎ カタログデータ
ゴルフのハイパフォーマンスなスポーツモデルです。3.5リッター並みのエンジン出力を誇る4気筒のターボエンジンを搭載しています。0-100km/h加速は約5.7秒です。
アイドリングストップや回生ブレーキシステムが付いていて、燃費は15.9km/lに抑えられています。また、ドイツ車ならではの乗り味や快適性も備わっており、実用性の優れた車として高く評価されています。
中古車市場では、かなり程度のよさそうな車がカーセンサーNETのこちらのページで見つかります。※全年式のGTIシリーズで絞り込みをかけております。
450万円~600万円
【フォルクスワーゲン】 ゴルフ R |
新車価格: 539~540万円(2015年6月モデル)
◎ カタログデータ
ゴルフの最上級スポーツモデルです。Motor Trendのテストでは、0-100km/h加速は約4.5秒に達しています。同セグメントトップクラスの走行性能を有しています。
同門のラグジュアリーセダンであるアウディS3もほぼ同性能であり、オーナーの評判も抜群に良いです。
【日産】 スカイライン 350GT ハイブリッド |
新車価格: 462万円~570万円(2014年4月モデル)
◎ カタログデータ
3.5リッターのV6エンジンとモーターを積んだハイブリッド車です。車両総重量が2トン超えにもかかわらず、0-100km/h加速が4.9秒という驚異の加速力を誇ります。
またMotor Trendの走行テストによると、ハイブリッド車としてのコーナリング性能では、NSX や ポルシェパナメーラ(ハイブリッド)に続いて3番目に速いです。
私の方でもグローバルオートレンタカーでこの車を借りて、芦有ドライブウェイのワインディングで走りを楽しんだことがあり、タイムラグなしに発生する余裕のパワー感と、ダイレクトアダプティブステアリングによる舵取りのしやすさには感心しました。
スカイライン 350GT ハイブリッドの試乗&徹底レビュー 2015
【BMW】 M135i |
新車価格: 566万円 (2014年8月モデル)
◎ カタログデータ
車両重量1540kgのコンパクトボディに6気筒ターボ・エンジンを積んだ車です。0-100km/h加速はMTが4.9秒、ATが 5.1秒です。
中古車の値落ちが結構大きいので、ねらい目と言えるでしょう。この車の在庫は、カーセンサーNETのこちらのページからチェックできます。高年式で低走行のハイパフォーマンスカーが300万円台から購入できることを考えると、かなりお買い得だと思います。
めちゃくちゃ速いコンパクトカー(通称ホットハッチ)は、国産車ではシビックタイプRやアクセラスポーツ2.3、外車ではRS3やA45 AMGなど、他にもいくつかあります。
これらの車について、本ブログでは漏れなく列挙してありますので、詳しくは以下の記事をご覧いただければと思います。
抜群に速いコンパクトカーを一挙公開!ホットハッチの底力とは?
700万円~1500万円
【日産】 GT-R |
新車価格: 948万円~1059万円(2014年11月モデル)
◎ カタログデータ
言わずと知れた市販車最速クラスの車です。0-100km/hは2.7秒であり、数千万クラスのスーパーカーを超える性能を誇ります。そしてこの車の生い立ちはさらに感動ものです。詳しくは、R35 GT-Rの生みの親である水野氏が書いた、非常識な本質――ヒト・モノ・カネ・時間がなくても最高の結果を創り出せるをご一読ください。常識にとらわれた組織を改革していくさまは、本当にエンジニアの鏡です。
ちなみにNISMOモデル(約1500万円)は、さらに0.1秒速い2.6秒(2013年式)です。この車は中古車市場でも人気(評判)が高いです。カーセンサーNETのこちらのページでチェックしてみると、2015年8月現在では500万円~600万円から購入できますね。
【シボレー】 コルベット Z06 クーペ |
新車価格:1468万円~
◎ カタログデータ
コルベットは3つのグレードがあり、一番ハイスペックなのがZ06です。
エンジン最高659ps、最大トルク89.8kg・mを出力する、正真正銘のモンスターマシンです。FRでありながらも、0-100km/hは2.95秒と3秒を切ります(公式データより)。
直線では、600psのパワーをほとんどロスなく路面に伝えるGT-Rのほうに分がありますが、ブレーキ性能やコーナリング性能はZ06の方が勝っています。
それではレース上ではどうでしょうか?結果は、動画をご確認ください。
ご参考: 2015 日産GT-R ニスモ VS コルベットZ06 【モンスターマシンの性能比較】 (本ブログ記事)
【ケータハム】スーパー7 620R |
新車価格:998万円~
◎ 中古車在庫一覧
スーパー7 620Rは、究極のレーシングスポーツを体感したい方向けの超マニアックなクルマです。
わずか545キロのボディに、最高310馬力を出力する2リッターのスーパーチャージャー付きエンジンを搭載しています。
0-100 km/hはわずか2.8秒(公式データより)、トランスミッションは6速MTです。クルマというよりも、公道で走れるF1カーという表現の方が適切ですね。
ちなみに東京エリア限定ではありますが、タイムズカーのサービスXでレンタカー(1.8リッターのモデル)を借りることも可能です。
1200万円~5000万円
【ランボルギーニ】 アヴェンタドール |
新車価格: 4317万円(2014年4月モデル)
700馬力のV型12気筒エンジンを搭載したスーパーカーです。0-100km/hは2.9秒です。すさまじい速さに加えて、最高峰の芸術作品でもあると思います。
ランボルギーニのディーラーを初めて訪ねたときは、日常とは異なる別空間に居るような感じで圧倒された覚えがあります。スピードメーター周りも普通ではありません。まるでゲームの世界にいるようなユーモアさもあります。
【フェラーリ】 458 スペチアーレ |
新車価格: 3390万円(2015年6月現在)
フェラーリ458 イタリアをさらにパワーアップさせたスーパーカーです。0-100km/hは3.0秒です。スーパーカー好きの憧れの車の一つですね。ちなみに、当方がコペンローブを運転していたときのツーショットを公開します。わたしは2台ともワルな感じがするのですが、皆様はいかがでしょうか?
まとめ
速い車についてピックアップしたところ、1000万円以下は国産車がほぼすべてになりました。輸入車のプレミア感も良いのですが、コストパフォーマンスの高い国産車にも要注目です。
車両価格が400万円台以降は、スポーツ走行性能に加えて、高級感や実用性、環境性能などが付加されるようなイメージですね。
(気持ちが)若い人は、ぜひ上のクラスを目指して挑戦してしていただきたいと思います。人生一度きりですから、一度は思い切ってスポーティな車を購入してみるのも良いですね。
また新車は現段階で予算的に厳しくても、中古車になると可能性がグッと広がりますよ。
中古車選びの際には、あまりにも安すぎる車は基本的に避けて、ある程度安くて程度が良さそうな車を選ぶのがオススメです。
ちなみに余談ですが、車のパワフルさや速さは、リアビューからおおよそ予測が付きます。
まず排気量の大きなクルマは、下のIS F(5リッターNA)のように、マフラーの本数が多いことが特徴として挙げられます。
あるいは、大排気量の高級セダンなどは、マフラー数を増やすのではなく、高級感を重視してパイプを太くすることが多いです。
また高性能タイプの車には、基本的に特別なバッチが付いています。たとえばBMWであればMバッチ、アウディはSもしくはRS、メルセデス・ベンツはAMG、レクサスは富士の頭文字である「F」といった具合です。
ということで、豆知識でした。
皆さまに良い車が見つかることを願っております。
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スーパー7も速いですよぉ・・・
一千万クラスで0-100km加速が2.8秒
車重が軽いのでパワーウエイトレシオが凄いです
コメントありがとうございます!スーパー7 620Rを追加しておきました。あとアリエル アトム V8も0-60 mphで2.3秒を記録しているようですね。