煽られたときの対策 ー 高級セダン・クーペは、軽やコンパクトカーと比べて煽られない?

煽り運転

煽られ易いかどうかの基準は、車を後ろから見て ①「速そうかどうか(スポーティーさ)」、②「迫力があるかどうか」、③「高級感があるか」の3点ではないでしょうか?この3点を満たす高級スポーティセダン・クーペは、煽られたときの対策としては優れていると思われます。

またSUVも迫力がある車が多く、大きい車で運転しているときのほうが、何となくですが小さい車よりも安心感がありますよね。

このページを読まれている方も、車を運転していて、煽られて困ったことがある人は少なくないはずです。

私はブログの試乗レビューなどで、さまざまな車種の車に乗りますが、やはり軽・コンパクトハッチなどの小さい車で(一時的に)追い越し車線を走行していると、車間距離を詰められやすいです。

低パワー車の場合、アクセルを強く踏んでも思いのほかスピードが出ていなくて、後続車も煽るつもりはなくても車間距離を詰めているようなケースもあります。

どのようなケースであれ、追い越し車線をダラダラ走行して煽られるケースはさておき、やっぱり煽られるとあまり気分がよくないですよね。

私は煽られたときの対策について、ネットで調べるなどして深く考えてみたことがあります。

映画トランスポーター3では、煽られている車側が窓からライフルを取り出して、煽っている車を威嚇しているシーンがあります。日本においてエアガンなどでこれを実際にやると、銃刀法違法になりますのでダメです。

まきびしや目くらましなども真剣に検討したことがあるのですが、他の車に迷惑なのでやめたほうが良いです。しかも道路に物を捨てて誰かに被害を及ぼすと、自分の責任になります。

ちょっと現実的な対策に戻りましょう(笑)

一般に、あまり煽られないのは、大きめの黒のセダンや、迫力のある車ですよね。何となく怖い人が乗っているイメージがあります。

また、高級感のある輸入車やSUVもあまり煽られません。たとえば、以下の記事で紹介している車であれば、煽られるリスクはかなり減るでしょう。

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また、覆面パトカーに似ていて、リアウィンドウにスモークを付けているような車(黒)もある程度は有効です。人は見えないもの(暗闇など)に対して、不安を抱くという心理的な特徴があります。

ですが、どのような車であっても、煽る人は煽ります。特にやっかいなのが、1車線で先行車が遅くて、しかも追越し禁止の道であっても、とにかく詰めてくる人ではないでしょうか。

以前、八の字運転をして後続の煽ってくる車に対してアピールしている猛者を見かけてある意味感心しましたが、ふつうはそんなことしませんよね。

現実的な対策としては、追い越してもらえる見晴らしの良い直線(カーブはNG)でハザードランプもしくは左折の指示器を出して、徐々に減速していけば普通は追い越してもらえるはずです。

これが一番無難かもしれませんね。

ちなみに理由はともかく、煽ってくる人の中には、本当に急いでいる人もいます。

 


好ましくない対策

 
煽られた際によくある対策としては、ブレーキを踏んで威嚇したり、わざとふらつき運転をしたりすることが挙げられます。ですが、煽ってくる人に合わせて煽り返したとしても、結局のところすっきりしませんし、周りのドライバーや歩行者にも迷惑がかかります。

自分の行いは、そのうち自然に自分に返ってきますから、あなたが裁く必要はありません。

怒った人からはそっと距離をとるのが良いのと同じで、煽ってくる人も上手くかわすことが何よりも重要です

(自分に非がなくて)煽られても、同乗者に冗談の一つでも言えるようになれば「煽られ上級者」です(笑)

対人では「威張らない、舐められない」というのは重要ですが、煽られることについては、クルマ対クルマなので関係ありません。

それでも煽られてどうしても腹を立ててしまう方は、「怒ったら負け」と口に出して言うとめちゃくちゃ効果があります。一度騙されたと思って試してください。

ということで、基本的には防御策を立てるのが賢明ですので、以降は煽られない運転方法についてご説明していきます。

 

煽られない運転方法

 

煽られないようにするためには、

バックミラーやサイドミラーに映る「飛ばしている車」を認識したら、無理せず早めに道を譲ること

右折のとき以外は左車線(走行車線)を走行し、追い越し車線でだらだら走らないこと

の2点を心がけることが重要です。

 

①の『早めに道を譲ること』については、慣れると無意識でバックミラーに映る飛ばしている車を認識することができるようになります。

基本的には、前方の道路状況を把握&予測することのほうが大事ですから、運転に慣れないうちはバックミラーをたまに見る程度でよいと思います。

初心者のうちは、バックミラーを意識しすぎると前方不注意になってしまい、逆に危ないです交差点の手前あたりは特に危険なので、交差点付近では煽られていても前方に注意しておきましょう

また、合流地点や見晴らしのよくないところでも後ろに注意を取られないように気を付けましょう。

 

夜間に意図的なパッシングで目くらましをされる場合には、バックミラーを明後日の方向に向けることにより、まぶしさを軽減することができます。焦らず、落ち着いてバックミラーを動かしましょう。

自分が先頭車であれば、1車線であってもときには道を譲るほうが賢明です。ハザードランプを点灯させて、少しずつ減速すれば、たいていの場合はさっさと抜いて行ってもらえます。

 

②の『追い越し車線を走り続けないこと』については、YouTubeの動画を観ていてよくあるのが、左車線が空いているのに、追い越し車線を走行し続けるシーンです。これは違反になるのですが、意外と忘れている人が多いということですね。

たとえ右折する場合であっても、なるべくスマートに追い越し車線に移動できるように心がけましょう。交通量が多くて右折しにくい場合には無理をせず、少しだけルート変更すれば良いだけの話です。

 

それと万が一、煽ってくる車に停車させられた場合には、車からは原則出ないようにしましょう。どうしても会話をするのであれば、サイドウィンドウを少し開ける程度であれば大丈夫です。普段から発進前に、車のロックを必ずかけておく習慣をつけましょう。

 

どうしても不安なようであれば、ドライブレコーダーを付けておけば、いざというときにも安全運転をしていたことの証拠として使えます。ドライブレコーダーは、インターネットで購入することもできるのですが、自分で取り付けない場合には取り付け工賃が高くつきます。

そこで、オートバックスやイエローハットなどの車用品店で5000円程度(+取り付け工賃)のものを購入し、取り付けてもらうようにするのが結局お得になります。5000円程度のものは画質もそれほど良くないのですが、たいてい証拠としては十分に使えるレベルです。

普段のドライブ風景を動画で記録したい場合には、解像度の高いドライブレコーダーを購入すれば良いです。

 

ところで、左車線をメインに運転する場合には、時間に余裕をもって目的地に向かえばよいのですが、仕事でどうしてもというケースがあるかと思います。

たとえばトラックの運転手さんなど、配達時間の都合?で先行車を追い越そうとする場面をよく見かけます。

ですが、トラック同士の追い越しでは、速度差が小さくて追い越しに時間がかかることが多いので、高速道路では後続車がトラックを煽るケースをよく見かけますよね。

以下のような感じです。この映像よりも、実際にはかなり詰め寄っています。

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=ZOiPyMZZAcI

 
このような場合、トラックは我々が荷物の輸送などでお世話になっているわけですから、少し距離を置いて待っておき、優先的に道を譲るぐらいの心の広さは持ちたいですね。

以下の動画は、豪雨が発生して高速道路が通行止めとなったときに、いかにしてトラック運転手の方々が工夫されているのかが分かります。

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=xC3pV_isNYE

 

さて、話が少し脱線しましたが、タイトルのことに触れたいと思います。軽やコンパクトカーからスポーティセダン・クーペに乗り換えた方は、煽られる回数がかなり減ることを体感しているかと思います。後ろの車が気を遣って距離を置いているのがわかるぐらいです。

私はブログの関係上、いろんな車種の車(コペンローブ、カローラ、アリオン、スイフトスポーツ、ベンツSクラス、ハイエース、レクサスNX、ランボルギーニ ウラカンなど)に乗ってきましたので、わが身で体感しています。

運転の仕方や車の走行パフォーマンスにもよりますが、コンパクトな車はたとえ速くても、なぜか距離を詰められやすいです。

コンパクトな車の後ろにつくと、先行車の状況が把握しやすく、距離を詰めやすいのも関係しているかもしれません。

逆に視界を封じるような車の後ろだと、いつブレーキがかかるのか予測しにくいので、一般には距離をとる方が多いと考えられます。

つまり、煽られるケースを減らす方法の③は、「高級感のある速そうな車(威圧感のある車)に乗り換える」ということです。この対策は、負けず嫌いの方にもおすすめです。

 

私の場合、小型セダンのカローラ(2004年式)からレクサスIS350に乗り換えて気づいたことがあります。それは、追い越し車線を走行中に煽られる回数が少なくなり、追い越し車線を走行し易くなったことです。

どちらかと言えば、煽らないように気を付けないといけなくなりました。

 

カローラ(シルバー色)が遅いのかといえば、そんなことはありません。カローラ1.8l(2004年式)は車体重量が1100kgであり、1800ccのセダンの割りには軽くて、最大トルクが17.9kg・m(最高出力132ps)あります。

0-100km/hは7秒台で2.5リッターのスポーツセダンクラス(たとえばIS250、マークXなど)と同等であり、0-60km/hまでは車体が軽いのでかなりの加速力があります。実際、煽って来る車よりも速いことが多かったのです。しかし、カローラを運転していると、明らかに車間距離を詰められることが多かった覚えがあります。

カローラの場合、遅い車だと認識されてしまい、悪意が無くても、無意識で車間距離を詰めてしまう人も多そうです。

 

煽られて車間距離を詰められていると、無視したくても、やっぱり落ち着かないですよね。特に軽自動車などの小さい車に乗っているときに、車間距離を詰められると不安になります。

何せ万が一、急ブレーキをかけるようなシーンになったら、後ろから追突される可能性がありますからね。しかも自分にも過失が生じる可能性があります。

私も理不尽であると思っていますが、なるべく被害者とならないように気をつけることが唯一の対策であると思います。

 

ちなみに、初心者マークを付けると余計に煽られてしまい、逆効果になる傾向があります。これは、煽るというよりも、初心者の車や教習中の車の後ろは落ち着かず、なるべく追い越したいという心理が働くのではと思われます。

 

以上より、上記の①~③を満たすことができれば、たいていのケースでは煽られなくなります。

 

本ブログでは、煽られにくい迫力のある車をいくつかご紹介しております。よろしければ参考にしていただき、将来購入される車の候補に入れていただければと思います。

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