低予算で買える不人気中古車 35選~2019年版~
中古車選びの醍醐味の一つとして、少ない予算で車を購入できることが挙げられます。
そこで本記事では、中古車市場において格安価格で販売されている「おいしい中古車(不人気車)」を合計30車以上の大ボリュームでご紹介したいと思います。
不人気車といっても、開発者の方々のこだわりが感じられるオススメの良車がたくさんありますので、ぜひお気に入りの一台を見極めてください。
中古車市場で不人気になりやすい車には特徴があり、たとえば以下のような項目が挙げられます。
- 不人気な車種(特にセダン)
- 高級車&輸入車(外車)
- 人気車の影に隠れた、知名度の低い車
- 在庫台数が多すぎて、値崩れしている車
- 修復歴ありなどの訳あり車
- 海外向けに開発・生産された車
- OEM供給車 & 生産終了車(一部)
他にも、低年式、多走行、「不人気なボディーカラー」などさまざまな理由で中古車価格が値下がりします。
また、基本的にはファミリータイプよりも、スポーツタイプやラグジュアリータイプのほうが不人気でお買い得になる傾向があります。
中古車市場では売れ筋の中古車は値下がりしにくいため、不人気の理由がたいして気にならない場合には、不人気車はコストパフォーマンス抜群のお買いものになります。
また不人気車は意外な掘り出し物が多く、安くても程度の良い車が手に入りやすいため、結果的に購入後の維持費を抑えることにもつながります。
詳しくは、不人気車の特徴をまとめた以下の記事を読んでいただければと思います。
不人気車を購入する上で注意したいのが、新しい年式(経年1~3年程度)の不人気車はまだ値下がりしやすく、短期で手放すと旨味が少ないことが挙げられます。
そしてもう一つのポイントが、「古すぎない車を選ぶこと」です。
特に2000年以前に生産された不人気車の場合、車両価格はほぼ捨て値になりますが、すでに経年17年以上が経過しているため、不具合の頻度やパーツ不足が懸念されます。
本記事では、「維持の容易さ」や「車の寿命(長く乗れるかどうか)」を考慮して、10年落ち未満で総支払い額50万円~150万円に収まるような不人気車を目安としてご紹介いたします。
車検ごとに車を乗り換える覚悟がある方であれば、10年落ち程度の不人気車の中から、車両価格が20~30万円以内の格安中古車を狙うのもアリです。
また車のタイプを以下の3つに分けておきましたので、お好みのタイプから探していただければと思います。
- ◎ファミリー系
- 居住スペースや機能性、積載量、燃費などの実用面を重視!
- ◎スポーツ系
- 居住空間や実用性を極力確保しつつ、ストレスフリーなドライブを楽しむことができる車。高速走行でも安定!
- ◎ラグジュアリー系
- ファミリータイプの実用性に加えて、内外装の質感や快適性がより強化されたリッチな車。遠出が楽!
不人気車とはいっても、名車と呼ぶにふさわしい車も極力チェックしましたので、ぜひ良い車をゲットしてください!
それでは、不人気な車をフルボリュームでご紹介していきます。かなりボリュームのある記事ですので、車種別&タイプ別にカテゴリー分けしました。
目次を利用していただくと便利かと思います。
2019年5月2日更新
本記事に記載しているカタログデータは、日本有数の掲載在庫台数を誇るカーセンサーを参照しております。また、中古車の相場平均は定期的に更新しています。
なお、おいしい中古車を見つけやすくするために、個別に設定した中古車一覧の支払い総額は上限150万前後としてあらかじめ設定しておきました。ご予算に応じて、上限を調整されることをオススメいたします。
(★★★:カーセンサーをおすすめする、3つの理由)
コンパクトカー
コンパクトカーは街乗りで扱いやすく、実用バランスの優れた車種です。中古車市場では、軽自動車と比べて値下げ幅が大きく、特に不人気コンパクトカーはお値打ち価格で販売されています。本節では「半額以下で購入できる中古コンパクトカー70選」から、選りすぐりの不人気コンパクトカーをピックアップしました。
ファミリー系
【マツダ】ベリーサ
- 新車価格:153万円~192万円
- 中古車の平均価格:42.5万円
- JC08モード燃費:15.2~16.4 km/L
- 年式:2004年6月~2015年6月
- 寸法:3.98 / 1.70 / 1.53 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ / レビュー記事
ベリーサは、マツダの人気コンパクトカー『デミオ』の上位グレードとして、オーナーの満足感にこだわって作られたクルマです。
スポーツ走行性能の優れたデミオをラグジュアリーな感じに仕上げたプレミアム・コンパクトカーであり、お洒落で高級感溢れる内外装が特に人気です。
ベースとなったデミオと比べて、後部座席やトランクスペースの開口部が広くなっており、また後部座席の頭上スペースにも余裕ができることで、開放感や使い勝手が大幅に向上しています。
4速ATであるため高回転まで回すシーンが多くなりますが、ベースのデミオよりも静粛性が強化されており、全体的な静粛性はコンパクトカーの中では抜群に良いです。
乗り心地はしなやかで快適そのものですし、高速道路でも直進安定性が良く、シートが心地良いため疲れにくいところも◎です。またデミオ同様、小回りが良く、走行性能も優れています。
このラグジュアリー・コンパクトカーが50万円前後で購入できることを考慮すると、不人気であることが不思議なぐらい、相当なバーゲンプライスであると思います。
ちょっと贅沢なファミリーカーとして、オススメの一台です。
【トヨタ】カローラ ルミオン
- 新車価格:168万円~242万円
- 中古車の平均価格:71.2万円
- JC08モード燃費:14.6~17.8 km/L
- 年式:2007年10月~2015年12月
- 最大寸法:4.22 / 1.76 / 1.64 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
ボックス型のエクステリアが特徴的な、ミニバンタイプのコンパクトカーです。
車幅が1.76メートルのコンパクトサイズながらも、収納スペースが豊富であり、背が高くて室内空間が広めな作りですから、ファミリー用途にピッタリです。
7人乗りのミニバンと比べると、荷室スペースは小さくなりますが、その分走りの性能が良いです。走りと実用性の調和がとれた、バランスタイプのコンパクトカーといえます。
街乗りメインであれば1.5リッターのモデルでも十分ですが、最高143馬力を出力する1.8リッターのモデルで余裕のドライブを楽しむのも良さそうですね。
既に生産が終了したクルマであり、2007年モデルが最古です。しかし、信頼性が実質世界トップのトヨタ車ですので、基本的なパーツ交換を怠らなければ5~6年は余裕で走るかと思います。
ここ一年では、平均価格が105万円から77万円まで大きく値下がりしています。ちなみに4輪駆動のモデルもあります。
ちなみに、トヨタの中古車で絞り込みをかけている方でしたら、「トヨタの不人気中古車 15選」のポルテもおすすめです。
【トヨタ】アクア
- 新車価格:169万円~243万円
- 中古車の平均価格:114.1万円
- JC08モード燃費:33.8~37.0 km/L
- 年式:2011年12月~
- 基本寸法:4.0 / 1.69 / 1.45 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
燃費抜群のコンパクトカーです。新車時から人気のある車ですが、中古車市場では在庫車が溢れており、発売から4年程度で車両価格が100万円を下回るほど値下がりしています。
ひと目でハイブリッドカーのアクアであることがわかる、スマートなスタイルが特徴的なクルマです。ファミリーカーとしては後部座席がやや狭めという欠点はありますが、ファミリー用途に耐えうるトランク容量は確保されています。
車体の重心が低く、重量物が中央付近に寄せて配置されているため、特に中速域までの街乗りにおいて、ファミリーカーの中では安定感のある走りが実現されています。
一方で燃費重視のハイギヤードな出力セッティングのため、きびきびとした加速感を求める方には不向きです。
どちらかといえば、車を移動手段として割り切って考える方で、通勤や通学等で頻繁に運転される方にオススメです。
不人気車の中では在庫車が非常に豊富なので、お好みのクルマを厳選することができます。
ご参考URL:トヨタ アクアの平均車両価格が150万円切り!?総額100万円台からでも狙える
【ホンダ】フィット
- 新車価格:119万円~187万円
- 中古車の平均価格:47.1万円
- JC08モード燃費:15.2~21.0 km/L
- 年式:2007年10月~2013年8月
- 最大寸法:3.92 / 1.7 / 1.55 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
国内外でとても高い評価を得ている、ホンダの人気コンパクトカーです。新型フィットは中古車市場で人気があり、まだ高値を維持していますが、2代目のフィットはお値打ち価格で販売されています。
フィットの売りは、5ナンバーのコンパクトサイズなのに、後席やラゲッジスペースの広さがピカイチなことです。さらには、運転する楽しさにもこだわって設計されています。
燃費性能や安全性も中古車としては高水準であり、トータルバランスの優れた車として、幅広い年齢層の方にオススメできる中古車です。
街乗りメインの方であれば1.3リッターのグレードでも十分なパワーがありますが、1.5リッターの方であれば多人数&多荷物でも余裕ができます。
【日産】キューブ
- 新車価格:145万円~245万円
- 中古車の平均価格:67.5万円
- おすすめ年式:2008年11月~
- 最大寸法:4.0 / 1.7 / 1.68 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
日産のコンパクトカーでお値打ちなのが、個性的なルックスが人目を引く、女性にも人気の箱型コンパクトカーのキューブです。
背の高い「トールワゴン系」としての室内空間の広さに加えて、見晴らしや小回りがとても良いため、街中での扱いやすさは抜群です。
その代わり、車の形状やホイールベースの短さが原因で、他のコンパクトカーよりも横風の影響を受けやすい(高速走行時は特に)という欠点があります。
前述のカローラルミオンより一回り小さい「5ナンバーサイズ」であるため、狭い道を通る方や、近場でのドライブがメインの方にオススメです。
他のコンパクトカーと見た目で被ることのない、個性をアピールできる一台、といえます。
スポーツ系
【スズキ】スプラッシュ
- 新車価格: 123万円~134万円
- 中古車の平均価格:43.3万円
- JC08モード燃費:19.6 km/L
- 年式:2008年10月~2014年8月
- 最大寸法:3.78 / 1.68 / 1.59 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
スプラッシュは、欧州仕様の本格派コンパクトカーです。女性受けの良さそうな丸みを帯びた可愛いデザインや、欧州で走り込んで仕上げた足回りが特徴的です。
1.2リッターのエンジンはスポーツタイプとしてはやや非力ですが、ボディ剛性や足回りが優れているため、軽快な走りを楽しむことができます。
実質、「外車のコンパクトカー」というイメージがピッタリなクルマです。不人気車ではあるもののレアなクルマでプレミアム感がありますから、「結構気に入る方が多いのでは?」と思います。
内装については、足回りにコストをかけている分、質素ではありますが、デザイン性は悪くないです。
スイフトと兄弟のような関係ですが、スプラッシュの方が知名度が低い分、中古車価格の値下がりが大きく、お買い得なプライスになっています。
【トヨタ】オーリス
- 新車価格:162万円~233万円
- 中古車の平均価格:62.9万円
- 10・15モード燃費:14.4~20.0 km/L
- 年式:2006年10月~2012年7月
- 最大寸法:4.25 / 1.76 / 1.53 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
欧州向けの国際戦略車として開発された、走りの質感の高いコンパクトカーです。
車の基盤となるボディや足回りにコストがかけられており、高速走行でも快適に運転することができます。
またシートのホールド性が高いため、カーブの多い道で運転される方にもオススメです。
ボディサイズは全幅1.76メートル、全長4.2メートルあり、スポーツタイプのクルマとしてはゆとりのあるサイズとなっています。
欧州仕様の1.8リッターのハイパワーなグレードに加えて、日本の街中向けの1.5リッターのグレードがあります。
この手のクルマは中古車市場で不人気になりやすく、低走行でお手頃な値段の中古車がけっこう見つかります。
【三菱】コルト
- 新車価格:99万円~186万円
- 中古車の平均価格:36.3万円
- 年式:2002年11月~2012年6月
- 最大寸法:3.93 / 1.70 / 1.55 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
コルトはダイムラー・クライスラーと共同開発された意欲作であり、実用性と優れたスポーツ走行性能を兼ね備えた車です。
パッケージングが素晴らしく、広々とした室内空間、引き締まった足回り、しっかりした内装のつくりなど、バランスの良さが際立ちます。
普段乗りが快適な1.3リッターエンジンを搭載したCVTのモデルをはじめとして、最高163馬力を出力する1.5リッターのエンジンを搭載した「コルト ラリーアート バージョンR(MT)」がラインナップしています。
ラリーアート バージョンRは、小柄なランサーエボリューションであり、国産コンパクトカーの中でトップクラスの走行性能を誇ります。MTのモデルとスポーツ走行との相性は抜群ですが、CVTのモデルも良くできていますので、悩みどころですね。
CVTのモデルは0-100km/hで6秒台に達しますので、2.5リッタークラスのスポーツセダンよりも加速で勝るほど速いです。
FFと4WDのモデルがラインナップしており、カーセンサーnetでチェックすると程度の良さそうな車がたくさん見つかります。あまり知られていないクルマのメリットですね。
【ホンダ】インサイト
- 新車価格:189万円~256万円
- 中古車の平均価格:58.9万円
- JC08モード燃費:22.2~27.2 km/L
- 年式:2009年2月~2014年3月
- 最大寸法:4.40 / 1.70 / 1.44 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
燃費の効率の良さとスポーティネスを両立したハイブリッド・コンパクトカーです。エコドライブを楽しむことができる車です。
5ナンバーのコンパクトサイズで小回りが効き、視界も良く、特にフロントビューが広めです。サブトランクを利用すれば、ラゲッジルームの容量が400Lに拡大します。
欠点は、ルーフラインが斜め下に流れる形状となっているため、後部座席の頭上スペースに圧迫感があるということです。後部座席に背の高い人が乗る場合には要注意です。
この点を除けば、エコでスポーティなこだわりのコンパクトカーですが、中古車市場では不人気のため、5年落ち程度でも50万円前後で良さそうなクルマが見つかります。
ご参考:ハッチバック×ハイブリッド界の大穴!? ホンダ インサイト(2代目)が超安いのにカッコいい(カーセンサー.net)
セダン
セダンは走行安定性が優れていて、長時間のドライブでも疲れにくい車種です。ところが、中古車市場では不人気車種に該当します。その中でも不人気なセダンは、値下げ率がトップクラスでお買い得です。
ファミリー系
【日産】シルフィ
- 新車価格:199万円~267万円
- 中古車の平均価格:129.5万円
- JC08モード燃費:15.6 km/L
- 年式:2012年2月~
- 最大寸法:4.68 / 1.76 / 1.50 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
高級感のある落ち着いたエクステリアが特徴的なミドルサイズのセダンです。
車幅は1.76メートルで5ナンバーのサイズを少し超える程度となっていますが、最小旋回半径は5.2メートルなので小回りは割と良いです。大人なデザインなので、女性受けも良く、運転しやすいところも◎です。
エンジンについても、1.8リッターで程よい加速力があります。ちょうど街乗りと高速道路での走行を器用にこなせる万能タイプといえますね。
内外装ともに、程よい高級感と車内スペースがあり、快適性が重視された仕上がりになっています。たとえば衝撃を上手く吸収する上質のサスペンションが採用されており、乗り心地がとても良いです。
シルフィ自体はグローバル戦略車としてつくられた良車であり、比較的年式も新しいのですが、日本の中古車市場ではセダン自体が不人気であるため、値下がり幅が大きめとなっています。
リセールバリューがあまり期待できない分、新車で長く乗るか、中古車で半額以下となった程度の良い車を見つけて長く乗るのが良さそうですね。
【トヨタ】アリオン
- 新車価格:183万円~278万円
- 中古車の平均価格:123.8万円
- JC08モード燃費:14.8~19.2 km/L
- おすすめ年式:2007年6月~の現行モデル
- 最大寸法:4.59 / 1.70 / 1.49 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
5ナンバーで使い勝手の良いセダンです。カローラの上級車としての位置付けであり、内装の質感が高いクルマです。
また、側面から見てみると、意外とスポーティーなエクステリアなのも特徴的です。
当方が1週間代車として使用した1.5リッターのモデルでも遅くはないのですが、1.8リッターもしくは2.0リッターにすると高速道路や車の流れが速い街中で余裕ができますし、落ち着いた感じの室内空間とマッチすると思います。
また、2001年12月~2007年5月生産モデルであれば、予算50万円以内で購入できる中古車も見つかります。
そこそこ良さそうな個体を3~4年で乗り換えるつもりで購入して、クルマの調子が良ければさらに乗り続けるというのもアリかと思います。
(2001年12月~2007年5月までの前モデルはこちらのページからチェックできます。)
その他、ティアナ、アベンシス、S4Xセダン(希少)、レガシィB4・アコード等が候補として挙げられます。特にレガシィB4・アコードは世界戦略車として作り込みが良く、個人的におすすめです。中古セダンにつきましては、以下のボリューム満点の記事を参考にしていただけるかと思います。
ラグジュアリー系
【トヨタ】SAI
- 新車価格:330万円~433万円
- 中古車の平均価格:97万円
- 燃費(JC08モード): 22.4 km/L
- おすすめ年式:2009年12月~2013年7月生産モデル
- 最大寸法:4.7 / 1.77 / 1.5 m (全長/全幅/全高)
- 中古車一覧
中古車の重要事項である安さと信頼性の両方を兼ね備えた、トヨタの上級ハイブリッドセダンです。
ベースグレードでコミコミ400万円近くする高級クラスの車ですが、2013年8月のマイナーチェンジより前の型式はあまり人気がなく、新車時の4分の1から購入可能です。
しかも安く購入できるだけではなく、プレミアムブランド車のレクサスHSと同一ラインで生産が開始され、自動車の品質にもこだわったつくりとなっています。
見た目こそオーソドックスなセダンですが、内装はHSと同様に個性的なデザインとなっており、上級セダンに相応しい仕上がりになっています。
2.4リッターのパワフルなエンジンを搭載しているものの、ハンドリングがゆるやかでキビキビとした運転が不得手な車ですので、ゆったりとしたドライブが好みの方に向いています。
ミドルクラスの車でありながら、リッター22.4キロのエコカーです。年間走行距離が多い方にオススメです。
【日産】フーガ
- 新車価格:341万円~628万円
- 中古車の平均価格:62.6万円
- おすすめ年式:2004年10月~2009年10月
- 最大寸法:4.94 / 1.81 / 1.53 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
日産の高級スポーツセダンです。全長が長いため、グイグイ曲がるタイプの車ではありませんが、高速旋回時のハンドリングが粘り強く、スポーツセダンにふさわしい仕上がりになっています。
V6エンジンを搭載した2.5リッターのモデルでも十分にパワフルですが、やはり目玉といえばV8エンジンを搭載した450GTですね。
GTシリーズはスポーツ志向が強く、XVシリーズは乗り心地を重視したセッティングになっています。
横幅は現行モデルよりも40~50ミリ狭くなっていて、1.795~1.805メートルに収まっていますので、駐車スペースや対向車とのすれ違いなどではあまり気を遣わなくてすみます。
2004年~のモデルは、今年の1月から平均相場で10万円以上値下がりしています。かなりお買い得な時期であると思います。
ちなみにレクサスGSの前期モデルやクラウンマジェスタも、スペック的に競合しており、同じぐらいの価格帯となっています。
ご参考:これから2人の時間を楽しむ大人のあなたへ、100万円~選べるレクサスがある生活のご提案
これらの車の中古車は2年ぐらい前からチェックしていますが、当時と比べて本当に安くなったなぁと感じます。
国産高級車クラスの中古車は、低年式であってもオーナーの方が大切に扱っていたことがわかるクルマが多くあり、意外と狙い目です!
カーセンサーのこちらのページで前モデルをまとめて表示しておきました。併せてチェックされるのもオススメです。
その他、やや低年式になりますが、プログレやウィンダムも格安ながらも高級感溢れる車としておすすめです。
スポーツ系
【日産】スカイライン
- 新車価格:279万円~451万円
- 中古車の平均価格:101.3万円
- おすすめ年式:2006年11月~2013年10月
- 最大寸法:4.78 / 1.77 / 1.47 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
日産のスポーツセダンです。フーガよりも若干小柄で、80キロほど軽量であるため、より軽快にドライブできます。
競合車として、レクサスISとクラウンアスリートがよく比較対象となるようです。いずれの車もラインナップやスペックが類似していますので、お好みの内外装の一台を選ぶのがおすすめです。
この3車の中では1番コンパクトで取り回しが良いのがレクサスISです。特にISは全長が4.58メートルで最小旋回半径が5.1メートルですので、取り回しで困るようなことはほぼ無いと思います。
ただその分、シートが人を包み込むようなつくりになっていますので、車内空間の広さを求める方にはクラウンアスリートかスカイラインが良いですね。
その他、年式が少し古くなりますが、FRでミッションがMTというレアなモデルがあるアルテッツアもおすすめです。
軽自動車
スポーツ系
【ダイハツ】ソニカ
- 新車価格:118万円~154万円
- 中古車の平均価格:40万円
- 年式:2006年6月~2009年4月
- 寸法:3.4 / 1.48 / 1.47 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
ソニカは、スポーツタイプの軽自動車のホープとしてつくられた、ダイハツの渾身作です。
コンパクトカークラスの枠を超えた走行性能を備えており、軽快で安定した走りを楽しむことができます。
特に低重心で横風にも強いため、高速道路でも安定して走ることができるのがハイトワゴン系の軽自動車との決定的な違いですね。
RS Limitedには何と7速MTモードが搭載されていて、マニュアル感覚で運転することもできます。
またスポーツ走行だけにとどまらず、内装のクオリティが高く、室内空間を広く利用するように工夫されており、何かとコストがかかっている車です。
ワゴンタイプの軽自動車が人気の昨今、ソニカのように車高が低めのスポーツタイプの軽自動車は不人気となり、2009年4月に生産が終了しています。
中古車市場ではメンテナンスの行き届いた在庫車も散見されますので、いちどチェックされてみてはいかがでしょうか。
【ダイハツ】コペン
- 新車価格:157万円~207万円
- 中古車の平均価格:79.1万円
- おすすめ年式:2002年6月~2012年8月
- 寸法:3.4 / 1.48 / 1.25 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
コペンは、2シーターの軽オープンカーです。丸みを帯びた上品なデザインが素晴らしく、女性にも人気があります。
電動ルーフトップが採用されていますので、気軽にオープンエアーの開放感あふれるドライブを楽しむことができます。
現行モデルと同様、足回りは固めのセッティングになっており、660ccのターボで軽量化もされていますので、加速性能や高速安定性はかなり良い部類に入ります。
現行モデルと同様、ブレーキの効きはあまり良くありませんので、飛ばしすぎには注意が必要です。
この一台でも2人でちょっとした買い物には出かけられますが、セカンドカー的な要素が濃い車ですから、ファミリー特化タイプの車との2台持ちも良さそうですね。
ファミリー系
軽自動車のファミリータイプは、背の高い「トールワゴン系」を中心に、人気車種となっていますので、全体的にあまり値下がりしない傾向があります。
このためファミリータイプの場合には、新車で購入して長く乗るというスタンスがおすすめです。
ただそうはいっても、まとまった予算をすぐに用意できないことも多々あるかと思います。
そこで今回は、10年落ち程度のコミコミ30万円前後で購入できる車をご紹介します。
安くて程度の良さそうな不人気車を購入して、車検を目安に3~5年ぐらいの期間で車の乗り換えを検討すれば、経済的にもコストを抑えることができるかと思います。
ちなみに新車を購入できる予算がある場合、評判の良いファミリー軽自動車として、ホンダ N-BOX(スライドドアで広々スペース)やスペーシア(収納スペースが多く、使い勝手が良い)などの人気のトールワゴン系がおすすめです。
【マツダ】AZ-ワゴン
- 新車価格:80万円~158万円
- 中古車の平均価格:27.5万円
- おすすめ年式:2003年10月~2008年8月
- 最大寸法:3.4 / 1.48 / 1.66 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
AZ-ワゴンはシンプルなデザインで落ち着いた感じがあり、広めの室内空間や、ハッチドアタイプの使いやすいトランクスペースなどが魅力的です。
スズキのロングセラー「ワゴンR」のOEM車であまり知られていないこともあり、中古車市場では10年落ち程度で30万円前後から手に入ります。
ワゴンタイプの軽自動車としては、商業用ルックスで荷物がたくさん積める「バモス」もかなり値下がりしています。
【日産】オッティ
- 新車価格:97万円~197万円
- 中古車の平均価格:33.8万円
- おすすめ年式:2006年10月~2013年6月
- 最大寸法:3.4 / 1.48 / 1.57 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
オッティは、シンプルで機能性に長けた軽自動車です。四角い形状のボディを持ち、室内空間が広々としています。
視野が広いタイプの車であり、最小回転半径が4.4メートルで小回りも抜群ですので、街乗りで運転しやすいのもポイントです。
中古車市場では平均価格が30万円を近くなっており、新車時の3分の1程度で購入することができます。
【スズキ】アルト
- 新車価格:68万円~115万円
- 中古車の平均価格:20.1万円
- おすすめ年式:2004年9月~2009年12月
- 最大寸法:3.4 / 1.48 / 1.51 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
それほど大きな室内スペースが必要ではなく、買い物などの足代わりとして手軽に使う車であれば、アルトがおすすめです。
中古車市場では在庫車数が豊富にあり、10年落ち程度で30万円前後の格安価格で手に入ります。
2004年からのモデルは2モデル前になりますが、あまり古さを感じないルックスなのが良いですね。
SUV
SUVは人気車種に該当します。中古車市場では底値が安定する傾向がありますので、程良く値下がりしたタイミングが頃合いです。
ファミリー系
【スズキ】エスクード
- 新車価格:212万円~242万円
- 中古車の平均価格: 97.5万円
- おすすめ年式:2005年5月~2015年9月
- 最大寸法:4.42 / 1.81 / 1.70 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
オンロード、オフロードのいずれでも走れる、バランスタイプの万能SUVです。
シンプルでスッキリしたデザインや、アウトドアでも使いこなせる実用性、長距離運転も楽にこなせる快適性、などが魅力ポイントです。
またサイズが全幅約1810ミリ、全長3950ミリなので街中と高速道路のいずれにも扱いやすいサイズであり、SUVとしては小回りも良好です。
新車時から装備が豊富なのに価格帯が抑えられていますので、中古車になると更にお得感があります。
【トヨタ】ラッシュ
- 新車価格:159万円~226万円
- 中古車の平均価格: 86.8万円
- 年式:2006年1月~2016年3月
- 最大寸法:4.01 / 1.70 / 1.71 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
5ナンバーサイズのコンパクトSUVです。2006年から約10年にわたりモデルチェンジなしで生産・販売されていた、ロングセラーの車です。
FRベースで開発されたレアなSUVであり、ダイハツが開発元として、ビーゴとラッシュを生産しています。
コンパクトサイズながら、SUVとしての存在感はバッチリですし、最小旋回半径が4.9メートルなので小回りがかなり良いところもポイントですね。
【日産】デュアリス
- 新車価格:195万円~277万円
- 中古車の平均価格: 104.8万円
- 年式:2007年5月~2014年3月
- 最大寸法:4.37 / 1.78 / 1.62 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
デュアリスは、街乗りと高速走行のいずれも器用にこなせる、バランスの優れたSUVです。
車幅1780mm、全長4315~4365mmのボディサイズは日本の街中に程よく馴染み、取り回しもしやすいサイズ感があります。
背はそこそこ高いSUVですが、足回りにこだわって作られていて、高速走行やワインディング(カーブの連続した道)での安定感があります。
世界戦略車として開発された、日産のこだわりの名車ですが、日本ではあまり知られていないこともあり、中古車価格がかなりお値打ちとなっています。
※初期のモデル(2007年12月生産より前)は英国で生産されていましたので、程度の良し悪しには気を付ける必要があります。
スポーツ系
【スバル】フォレスター
- 新車価格:159万円~226万円
- 中古車の平均価格: 110.8万円
- おすすめ年式:2007年12月~2012年11月
- 最大寸法:4.56 / 1.78 / 1.70 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
SUVとしての迫力と、優れたスポーツ走行性能、快適なドライブが魅力的な車です。
ミドルサイズのSUVでありながら、車両重量は割と軽量であり、低重心で足回りが良いため、コーナリングも楽にこなします。
また最高230馬力を出力する2.0 XTモデルもあり、ダブルウィッシュボーン式のサスペンションを採用していて旋回性能が良く、乗り心地も抜群です。
車幅は1.8メートル以下、全長は4.6メートル以下で、最小回転半径は5.3メートルに留まっており、街中でも気軽に運転できるところも良いですね。
あらゆる悪路を走破できるほど優れた、「シンメトリカルAWD」と呼ばれる4駆システムが搭載されており、雪国において特に重宝されているクルマです。
どんな路面状況においても安心感があり、何かとドライブでお出かけしたくなるような名車といえます。
【マツダ】CX-7
- 新車価格:295万円~366万円
- 中古車の平均価格: 95.2万円
- 年式:2006年12月~2012年1月
- 最大寸法:4.70 / 1.87 / 1.65 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
LサイズでスポーティなSUVをお探しの方にオススメなのが、このCX-7です。
堂々としたスポーティなたたずまいは伊達ではなく、大きいサイズなのに、地面に張り付くような忍耐強いハンドリングが持ち味のクルマです。
2.3リッターの直噴ターボエンジンは、常用回転域の2500rpmで35.7kg・mもの太いトルクを発生させ、重量をものともしないほどパワフルです。
ここ一年間では、相場が平均110万円から97万円まで大きく値下がりしています。
【日産】ジューク
- 新車価格:197万円~346万円
- 中古車の平均価格: 111.3万円
- おすすめ年式:2010年6月~
- 最大寸法:4.17 / 1.77 / 1.57 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
個性をアピールできる、5ナンバーサイズのコンパクト・スポーツSUVです。独創的なデザインの車ですので、好き嫌いがハッキリと分かれそうですが、外装はインパクト大です。
コーナリング性能が抜群に良く、最小旋回半径は5.3メートルと小回りもまずまずであるため、街中を軽快に走ることができます。
1.5リッターのモデルでも十分高性能ですが、高速走行や長距離ドライブ向きの1.6リッターの「16GT」、本格スポーツモデルの「ニスモ」もあり、ラインナップが充実しています。
そして雪国にお住まいの方におすすめしたいのが、4WDのジューク(1.6リッター)です。路面のグリップ感を掴みやすく、軽量でパワーがあるため、雪道でも軽々と走ります。
ここ1年の中古車相場は、平均129万円から111万円まで一気に値下がりしています。
プレミアム系
【日産】ムラーノ
- 新車価格:297万円~499万円
- 中古車の平均価格: 61.9万円
- おすすめ年式:2004年9月~2008年8月
- 最大寸法:4.77 / 1.88 / 1.71 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
日産のプレミアムSUVとして、優れたデザイン性と高級感があり、海外では根強い人気があります。
ボディサイズが車幅1.88メートル、全長4.77メートルと大きく、実車を見てもカタログデータ以上に迫力満点です。
初代型は2004年からの発売ですが、スッキリとした品のあるデザインは、欧州のオシャレな車に負けていないほど優秀です。
車内はかなり広々としており、静粛性や乗り心地も優れているクルマですので、遠出がとても楽です。
ラゲッジスペースも広いので、アウトドア用途で遠出をされる方にベストチョイスなのかなと思います。
コストの掛かったプレミアムカーなのに、とてもお買い得な価格で販売されていますので、大きさがネックにならなければ、という感じですね。
【トヨタ】ハリアー
- 新車価格:261万円~571万円
- 中古車の平均価格: 104.2万円
- おすすめ年式:2003年2月~2013年7月
- 最大寸法:4.76 / 1.89 / 1.68 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
上級国産SUVとしてのプレミアム感が漂うトヨタのラグジュアリーなSUVです。
個人的にオススメな2代目ハリアーは、海外ではトヨタの高級ブランドである「レクサス」の車として発売されただけあって、高級車としても申し分ない仕上がりとなっています。
設計年こそ古めですが、高級感溢れる居室空間はもちろんのこと、後席やラゲッジルームの広さや、上質な乗り心地、優れた耐久性・安全性があり、総じてレベルの高い車です。
重量級の車ですので、2.4リッターエンジンのモデルよりも3.5リッターエンジンのモデルのほうがストレス無く走りますし、車格的にもマッチするかと思います。
ハリアーはSUVの中では人気がありますが、今は新型モデルに人気が集まっているため、2代目モデルであれば結構お値打ち価格まで値下がりしています。
実はこの先代モデル(30系)のほうがパワフルで、エアーサスペンションが導入されているため、乗り心地がすこぶる良いです。
今年に入ってから、2代目ハリアーの中古車はカーセンサーの平均相場で25万円ほど下がりしています。中古車としても長く維持しやすく、程度の良いクルマが多数見つかる今がチャンスです。
ミニバン
ミニバンは「電動スライドドア」と「3列シート」が特徴的な、ファミリー向けの車種です。一時期ブームとなりましたが、現在は最新型に注目が集まりがちであるため、中古車市場では数が溢れて大幅に値下げされた、掘り出し物の中古車が見つかります。
ラグジュアリー系
【ホンダ】エリシオン
- 新車価格:273万円~451万円
- 中古車の平均価格: 60.4万円
- おすすめ年式:2004年5月~2013年10月
- 最大寸法:4.92 / 1.85 / 1.81 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
ホンダの最高級ミニバンです。高級感や快適性もさることながら、ハンドリングや走りの性能も良いという万能な車です。
既に生産が終了していますが、加速性能の優れたV6エンジン、ダブルウィッシュボーンの絶妙な乗り心地、内装の高級感、快適な室内空間など、高級車として申し分ない出来です。
欲を言えば、2.4リッターのモデルは坂道などでややパワー不足感がありますので、3.5リッターのモデルをおすすめします。
このクラスのラグジュアリー・ミニバンが中古車で平均60万円まで値下がりしており、相当なバーゲンプライスであると思います。
高級クラスゆえに維持コストはそれなりにかかりますが、まず先におすすめしたいラグジュアリー・ミニバンです。
ご参考:知らないなんてモッタイナイ! 上級ミニバンなのに安いホンダ エリシオン(カーセンサー.net)
スポーツ系
ファミリー向けの中古のミニバンを検討しているけれど、走りの良さは妥協したくない、という方にオススメのミニバンです。ここではミニバンとしての実用性を確保しつつ、ロースタイルで低重心なミニバンをピックアップしました。
【ホンダ】オデッセイ
- 新車価格:239万円~435万円
- 中古車の平均価格:112.9万円
- おすすめ年式:2008年10月~2013年10月
- JC08モード燃費:10.6~12.4 km/L
- 最大寸法:4.80 / 1.80 / 1.57 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
スポーツとファミリーを両立したミニバンをお探しの方にオススメなのが、このオデッセイです。
ファミリー・ミニバンとしての実用性・安全性を十分に満たしつつ、躍動的な外観からわかるように、走行性にも非常にこだわって作られた一台です。
4代目は2008年10月から発売されていますが、この時点で総合的な完成度がかなり高く、デザインの古さも感じさせません。
街乗りから高速走行、そして山道まで、遠出してどこにでも出かけていきたくなるくらい良い車です。
オデッセイの走行性の良さを知るためには、Best MOTORingのこちらの動画が参考になります。
ミニバンは最新型が注目されやすく、このオデッセイも平均価格で120万円程の頃合いな価格帯まで値下がりしてきます。
【マツダ】プレマシー
- 新車価格:200万円~241万円
- 中古車の平均価格: 38.1万円
- おすすめ年式:2005年2月~2010年6月
- 最大寸法:4.58 / 1.75 / 1.65 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
ミニバンの枠組みを超えた、マツダのこだわりのスポーティなミニバンです。
5ナンバー上限サイズの横幅を約5センチだけ超える、街乗り向きの程よいサイズであり、最小回転半径が5.3メートルで小回りも効きます。
運転が楽しく感じるほどハンドリングが良く、乗り心地も上質ですので、峠道のドライブから、高速道路を利用した長距離ドライブも楽にこなせる優秀なクルマです。
最新機能を搭載したミニバンが人気な昨今、中古車市場ではプレマシーのようなスポーティミニバンは格安価格で販売されています。
プレマシーは4人までの乗車であればとても快適であり、3列目は短時間向きとなっています。もうワンサイズ大きい車がお好みであれば、マツダのMPVもおすすめです。
【日産】ラフェスタ
- 新車価格:178万円~29万円
- 中古車の平均価格: 31.6万円
- おすすめ年式:2004年12月~2012年12月
- 最大寸法:4.58 / 1.70 / 1.67 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
5ナンバーと同等サイズのスポーティなミニバンです。全幅約1.7メートルで小回りが効きますので、街乗りがメインの方にピッタリなクルマです。
床下が低く、乗り降りがしやすい「両側スライドドア」を持ち、背丈があるため室内空間はかなり開放的です。
一方で走行性能にもこだわった車であり、5ナンバーサイズのクルマとしては静粛性も優れていますので、高速走行もそつなくこなせます。
このサイズのクルマとしては、137馬力を出力する2リッターのエンジンはパワーがありますので、加速力も申し分なしです。
中古車市場では平均価格が50万円を切っており、かなりお安く購入できるのも嬉しいポイントですね。
ご予算がコミコミで100万円ぐらいある方でしたら、2011年6月からプレマシーのOEM供給車にモデルチェンジされた、現行型のラフェスタハイウェイスターが不人気かつ、年式も比較的新しくてオススメです。
【スバル】エクシーガ
- 新車価格:194万円~359万円
- 中古車の平均価格: 90.1万円
- おすすめ年式:2008年6月~2015年3月
- 最大寸法:4.74 / 1.78 / 1.66 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
低重心で走りの優れたミニバンです。抜群のコーナリング性能と高速安定性を誇ります。
ミニバンとして重要な3列目シートは、乗車性が良く、広さがあり、視界が広くて開放感がある、と3拍子揃っていて優秀です。アイサイト付きの車を選べば、安全性の面でもさらに安心できますね。
ノンターボの2リッターモデルは車両重量の割にはやや非力ですので、2リッターターボの2.0GTもしくは2.5リッターNAの2.5 iのほうがより落ち着いて運転できるかと思います。
全長は約4.7メートルでそれなりに長いのですが、全幅が1.77メートルですので駐車スペースや対向車とのすれ違いではあまり気を遣わなくてすみます。
年式が割と新しいため、中古車といってもまだまだ乗れる車がたくさんあります。今年に入ってから、中古車の平均価格が119万円から90万円まで約30万円値下がりしています。
ファミリー系
【ホンダ】ストリーム
- 新車価格:180万円~275万円
- 中古車の平均価格: 53.8万円
- おすすめ年式:2006年7月~2014年5月
- 最大寸法:4.57 / 1.70 / 1.57 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
5ナンバー上限サイズのコンパクト・ミニバンです。
フロントからリアまでのスポーティで引き締まったルックス、安定感のある走り、街中で使いやすい程よいサイズ感などが特徴的です。
ホンダ車らしくリアがダブルウィッシュボーンで足回りが引き締まったつくりになっているため、凹凸はしっかり拾いますが、乗り心地自体は良く、走りの安定感も抜群です。
3列目はタイトですので、3列目に人が乗る機会が多い場合は、もうワンサイズ大きめのミニバンのほうが良いですね。
普段のおでかけで最大4~5人が乗って、3列目を倒しておき、荷室スペースを広く使うような運用方法がオススメです。
中古車の平均価格が50万円近くまで値下がりしており、ファミリー用ミニバンの中では比較的安値で購入することができます。
【三菱】デリカD:5
- 新車価格:221万円~421万円
- 中古車価格:37万円~
- おすすめ年式:2007年1月~
- 最大寸法:4.73 / 1.80 / 1.87 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
SUVとミニバンの良さを兼ね備えた、アウトドア派でアクティブな方におすすめのボックスタイプの車です。
頑丈なつくりで足回りにもコストがかけられており、長距離運転でも疲れにくくて安全なこだわりの車です。
ミニバンの3列目はおまけ的なことが多いのですが、この車に至っては3列目もしっかりと作ってあります。
背が高くて力強さのある迫力満点のファミリーカーではありますが、全幅は何気に1.8メートル未満に抑えられていますので、屋根なしの駐車スペースでは意外と困らなくて実用性なところも評価できます。
デリカD:5は、今年に入ってから値下がりが大きいクルマの一つです。カーセンサーの相場を見ると、おおよそ18万円近く値下がりしています。
SUV風ミニバンとして頼れるパパ・ママを演出でき、ファミリーでアウトドアに出かける方や、多人数で遠出をされる方などにおすすめの一台です。
【マツダ】MPV
- 新車価格:282万円~358万円
- 中古車の平均価格:68.5万円
- おすすめ年式:2006年2月~
- 最大寸法:4.87 / 1.85 / 1.69 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
マツダのラージサイズのスポーティ・ミニバンです。全幅1.85メートル、全長約4.86メートルの大きなクルマであり、3列目シートにも余裕があるサイズとなっています。
プレマシーと同様に、走りを重視したロースタイルは健在であり、Lサイズのクルマなのに運転を楽しめてしまう素敵なクルマです。
アウトドア用途で、あるいは多人数を乗せて長距離を気持ちよくドライブしたい方にオススメの一台です。
2016年に生産が終了した今、中古車価格は平均70万円を下回るほど大幅に値下がりしています。
まとめ
本記事では、不人気車を一挙にご紹介いたしました。不人気車の選定からレビューまで、相当時間がかかりましたが、大半の良車をピックアップできたと思います。
中古車の価格は、基本的に時間が経つにつれて下がっていきます。不人気車はその傾向が顕著であるため、資産的な意味では、「不人気車を新車で買うのは損」といえます。
不人気車を狙う場合には、とにかく人気の裏を見極めるのがポイントです。
たとえばファミリータイプの車は昨今を問わず人気がありますが、ファミリータイプとスポーツタイプの中間タイプの車はあまり人気が無かったりします。
また、元値が高い外車(輸入車)や国産上級車、大排気量の車など、維持費が+αで必要な車も中古車市場で値下がりしやすいです。
うまく不人気車を選択すれば、憧れの車を驚くほどのお買い得価格で購入できます。チャンスを逃さずお宝の車をゲットしましょう!
中古車を選ぶ際には、あまりにも安すぎる車(激安車)は基本的に避けて、安い割には程度が良さそうな車(格安車)を優先して探すのがオススメです。
また、なるべく程度の良い中古車を手に入れるためには、評判の良い中古車販売店を見つけることも大事です。
特に中古車選びが初めての方であれば、納車前の整備や保証内容にもこだわりましょう。カーセンサーで車を探す場合には、カーセンサーアフター保証を付けられる車であれば、保証内容が手厚い上に、近場のディーラーで無償の修理(※保証範囲内)を受けることができます。
財布にやさしい不人気車で家計を節約しつつ、車の整備状態・保証にもきちんと気を配って、安全・快適な車ライフを目指しましょう!
- クルマを買い替える予定の方は、カーセンサーの一括査定(無料)がオススメです!下取りと比べてひと手間かかりますが、古いクルマでも高値査定が期待でき、次車購入時の足しとなる特効薬として非常に効果的です。詳しくは、⇒「車の買い替えを検討されている方へ」まで!
本記事が皆さまの参考になりましたら幸いです。
めちゃくちゃいい記事。参考になりましたありがとう。