国産スポーツセダンの評価ランキング 2017
国産スポーツセダンを評判順にランキング付けして、詳しく紹介いたします。スポーツセダンは、乗り心地や利便性を確保しつつ、スポーツ走行もできるバランスの良い車種です。スポーツカーと比べても限界走行をしない限り引けをとりません。
スポーツセダンはスタイリッシュな形状のものが多く、カッコよさのポイントも高いことが特徴として挙げられます。(気持ちが)若い人にも似合います。
また重心が低くて安定感があるため、街中や峠道ではきびきび走りますし、高速道路では横風の影響が少なく、落ち着いて運転できるのも強みです。
スポーティな走りを楽しみつつ、通勤や長距離ドライブ、悪天候などシーンを問わずに運転できることから、個人的に一番気に入っている車種です。
<本記事のポイント>
・ 2017年時点のおすすめ国産スポーツセダンをご紹介しております。
・ 日産、スバル、マツダ、ホンダ、トヨタの中から、総合的な評価の高いセダンを1台ずつピックアップしております。
※スポーツセダンの定義は人それぞれ違いますが、本ブログではスポーツ特化型のセダン(ランエボXやWRX STIなど)とファミリーセダン(カローラアクシオやシルフィなど)との中間的な位置づけとしています。
2017年8月31日更新
本記事に記載している中古車価格とカタログデータは、日本有数の掲載在庫台数を誇るカーセンサーを参照しております。
-
【ホンダ】グレイスハイブリッド
- 年式:2014年12月~生産中
- 新車価格:176~256万円
- 中古車価格:95万円~(平均173万円)
- 燃費(JC08モード):19.6~34.8 km/L
- 最大寸法:4.45 / 1.70 / 1.50 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ / 中古車
本記事でご紹介するセダンの中では、もっともコンパクトな5ナンバーのハイブリッドセダンです。
本格的なスポーツセダンではありませんが、燃費抜群のハイブリッドカーなのに、洗練されたDCTを搭載していて、キビキビとした走りを楽しむことができます。
全幅が1.7メートルで小回りも効きますので、狭い道でもスイスイと走り抜けることができます。
またコンパクトながらも高級感があり、ホンダのFF車の強みである車内空間やトランクスペースの広さもあります。
そして燃費が最大34.8km/l前後と抜群に良く、e燃費のオーナー平均ではリッター約24キロを記録しており、プリウスやアクアなどにも引けを取っていません。
さらには5ナンバーサイズの中では静粛性や乗り心地もGood、という風に良いところがたくさんある車です。
パワーユニットについては、モーターのパワーが優れており、非常にテンポよくギアが切り替わるため、1.5リッターのエンジンを搭載しているとは思えないほどの加速感があります。
以下は私の方でフル加速(0-100km/h)のシーンを撮影した動画です。
このクラスの車としては内装の評価も高く、上質な車内空間を楽しむことができます。長距離ドライブも楽にこなすことができます。
値段相応に細かな欠点はあるものの、重要なポイントはしっかり押さえられており、ワンクラス上のレベルの仕上がりであるといえます。
車の運転が初めての方はもちろんのこと、4~5人乗りのファミリー向けの車としても利用でき、さらにはファミリー用途+「走りも楽しみたい」という方にもおすすめです。
以下はブログ管理人がグレイスを徹底的に試乗したときのレビュー記事です。
-
【スバル】WRX S4
- 年式:2014年8月~生産中
- 新車価格:336~373万円
- 中古車価格:215万円~
- 燃費(JC08モード):12.4~13.2 km/L
- 最大寸法:4.60 / 1.8 / 1.48 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ / 中古車
安全システムの最高峰であるアイサイトを備えたスポーツセダンです。
エンジン最高出力300馬力(ps)、最大トルク40.8kg・mのハイパワーエンジンを搭載していて、スポーツカーのような走りもできます。
その代わり燃費はよくありませんので、ここはパワーとエコのトレードオフとなります。
ボディサイズが全幅1.79メートル、全長4.59メートル、最小回転半径5.5メートルとやや大回りなセダンですが、車両重量は1540キロと比較的軽量です。
スポーツカークラスのWRX STIをベースとしたセダンですので、走行性能はとても優秀で、ワインディングでも相当粘り強く走ります。
トランスミッションはCVTなのですが、言われないと気付かないほど洗練されています。
安全性の面では、自動ブレーキによる事故の事前防止システムに加えて、車の衝突安全テストにおいても素晴らしい成績を残しています。
またスバルのこだわりである、「見晴らしの良さ」や「4駆システム」も相まって、雨の日や悪天候にも強く、シーン問わず長距離ドライブをこなせる、オールラウンドな相棒になります。
エクステリアはスポーティさを感じさせるような貫録のあるデザインになっており、それでいて安全性を配慮される方向けの大人のスポーツセダンですね!
普通にイイ車とは、まさにこのことだと思います。安全性にこだわりのある方にオススメです。
-
【マツダ】アテンザ
- 年式:2012年11月~生産中
- 新車価格:279~400万円
- 中古車価格:98万円~
- 燃費(JC08モード):15.6~22.4 km/L
- 最大寸法:4.87 / 1.84 / 1.45 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ / 中古車
スポーツセダンといえば、ルックスが良いかどうかはとても重要ですよね。アテンザは高級感があり、エクステリア(外観)の口コミ評価がとびぬけて高いです。
基本的にスポーツセダンは男性好みの見た目がほとんどですが、アテンザは女性にも好まれるオシャレなデザインとなっています。
ルックスが良いと、車に乗り込む前の愛車を眺める時間がとにかく楽しみになります。
また、アテンザは「人馬一体」というコンセプトどおり、運転が楽しく、かつ容易な車として高い評価を得ています。
ドライブを楽しむ上で特に重要なのが、車の運転の上手下手にかかわらず、ドライバーが意図したとおりに車が動くことにあります。
最新のアテンザには、「曲がる」の挙動が滑らかになり、運転が上手くなったかのように感じる「G-ベクタリング コントロール」が搭載されています。
「ハンドリングを少し切る」という一動作だけでも、昨今のファミリー特化型の車とは雲泥の差があることが感じられます。
また快適な乗り味や心地よいエンジンサウンドなども相まって、遠出には非常に頼りになる相棒となります。
全幅1.84メートル、全長4.86メートルなので、車のサイズとしては結構大きいため、取り回しの面ではグレイスやマークXなどにはかなり劣ります。ただその分、見た目の迫力は相当なものです。
自動ブレーキシステムも備わっているため、いざというときにも安全性が高いです。初めてのMT車としても良いチョイスだと思います。
2リッターのエンジンは燃費が良く、低速からの加速も良いため、街乗りに適したスペックです。興味がある方は、ぜひディーラーで試乗してみてはいかがでしょうか?
-
【日産】スカイライン 350GT ハイブリッド
- 年式:2014年2月~生産中
- 新車価格:492~609万円
- 中古車価格:229万円~
- 燃費(JC08モード):16.8~18.4 km/L
- 最大寸法:4.8 / 1.82 / 1.47 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ / 中古車
2014年6月からのモデルは、ご覧のとおり高級感溢れるたたずまいです。ノーズの先端には「インフィニティ」のエンブレムが付くようになり、ブランド感が格段に高くなっています。
新型スカイラインは、メルセデス・ベンツのターボエンジンを搭載した「200GT-t」のモデルが383万円からとなっていることから、高級セダンとして分類できるかと思います。
3696ccのエンジンを搭載した、好評のハイブリッドモデルは、何と0-100km/hが4秒台後半に達します。ある意味無駄で反則的な速さです。
このクルマのハイブリッドシステムはパワー重視であり、アクセルを踏んだ途端に発生する強力なトルク感は、いかなるときでも余裕を持てるような感覚があります。
スカイラインのもう一つの大きな特徴は、電子制御でハンドリングをコントロールする「ダイレクト・アダプティブ・ステアリング」です。
以下の動画で公開したように、私の方でも芦有ドライブウェイの山道でこの機能を確かめましたが、とにかく楽にハンドルを切れるのが好印象でした。
ライバルのスポーティセダンとしては、レクサスISやBMW3シリーズあたりになります。これらの3台は、いずれも街乗りでは必要十分なスペックを誇りますので、(内装を含めた)ルックスで選ぶというのもありだと思います。
スカイライン ハイブリッドの詳細につきましては、以下の記事をご覧ください。
スカイライン 350GT ハイブリッドの試乗&徹底レビュー 2015
-
【トヨタ】マークX
- 年式:2009年10月~生産中
- 新車価格:265~385万円
- 中古車価格:45万円~(平均146万円)
- 燃費(JC08モード):10.0~11.8 km/L
- 最大寸法:4.81 / 1.8 / 1.45 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
上記で挙げたミドルクラスのスポーツセダンと比べると、飛び抜けた特徴こそないものの、トータルバランスの優れたセダンです。
アクセラやインプレッサG4と比べると、内装の質感の高さや3.5リッターのV6エンジンの評価が高いクルマです。
3.5リッターのNAエンジンを搭載したグレードのクルマは、0-100km/hが5秒台に達するほど速いです。
よく比較されるクラウンアスリートやレクサスISよりも数十キロ軽く、街乗りを軽快に走ることができます。乗り心地も固すぎず、柔らかすぎず程よい感じです。
マークXは街乗りで小回りの効き、車内はほど良く広く、長距離のドライブもできるという万人受けの良いクルマといえます。
燃費があまり気にならない方であれば、工夫次第で維持費が近くなるクラウンアスリートやレクサスISもおすすめです。
トヨタのクルマは耐久性の面でも全体的に優れているため、中古車でお手頃な価格になった個体を購入するのもオススメです。
マークXの中古車在庫は、カーセンサーNETのこちらのページからご確認していただけます。
輸入車のスポーツセダンを含めた全セダンにつきましては、以下の記事を参考にしていただけるかと思います。
おすすめ人気セダン 2016~国産車&輸入車~『総まとめ編』
—
スポーツセダン・クーペの中古車に興味がございましたら、以下の記事もおすすめです。
中古車選びの際には、あまりにも安すぎる車は基本的に避けて、ある程度安くて程度が良さそうな車を選ぶのがオススメです。
中古車探しが初めての方には、ガリバーもしくはズバット車販売も便利です。
この記事がお役に立ちましたら応援・シェアをお願いします。皆様からのレスポンスが何よりの楽しみです。
車の購入・維持などでお悩みの方は、「車の購入費&維持費は、年収で決めない方が良い理由」もぜひご一読ください。
また、車の売却 ・ 買い替えを検討されている方であれば、リクルートが運営している「カーセンサーの一括査定」が一押しです!詳しくは、「車の買い替えを検討されている方へ」をご覧ください。
たとえ低年式の車や事故歴ありの車であっても、下取りよりも数十万円も高く売れることがありますので、まだチャンスがあります!