新車と中古車の2択で迷ったときに考慮したいこと

新車or中古車

新車と中古車の2択で迷っている人って結構多いと思います。車は高価な買い物ですから、あとになって後悔しないように最良の選択肢を選びたいところです。

新車と中古車を比較するときのポイントは、車市場の仕組みを考慮することです。

そこで本記事では、車市場における中古車のメリット・デメリットについて触れつつ、新車と中古車をさまざまな観点から比較します。

新車と中古車で迷ったときの判断基準として、参考にしていただけると幸いです。


お買い得感


この項目は中古車の一番の強みですね。1年あたりの車両価格を計算してみると、やはり新車よりも中古車の方がお得になることがほとんどだと思います。

(ご参考) 車を購入する前に計算しておきたい維持コストTOP3

ただ人気車種になると、たとえ中古車であってもお値打ち感が薄れてしまいます。なぜなら、中古車市場では需要の高い車ほど高値を維持するからです。

時代を問わず人気のある車といえば、維持しやすい車やファミリー向けの車などがあります。これらの車であれば、リセールバリューも高値を維持する傾向がありますので、中古車よりも新車を購入して、大事に乗るのも一つの手ですね。

不人気になる車の特徴としては、不人気車種の車や排気量の大きな車、高級車、輸入車全般、多走行車などが挙げられます。複数項目を満たすほどお買い得になります。

中にはあまりリスクが無い項目もありますので、上手くお買い得な車を見つけることが中古車探しの醍醐味と言えるでしょう。

(ご参考) 不人気車が値下がりする理由とは?

選べる車の数 VS 維持コスト


車の選択肢の多さで言えば、中古車が圧倒的に優位です。ただし維持コストと車両価格のバランスを考慮する必要があります。

中古車市場では、基本的に元値が高価な車ほど値下がりします。なかには10年落ち未満であるにもかかわらず、新車時に1000万円ほどで売られていた車が90%OFFという破格のプライスになっていたりします。

なぜこんなに安くなるのかというと、元値が高い車は修理代(部品代)が高くつくため、一部の人気車を除いて、中古車市場では高級車ほど敬遠されるためです。

ここ10年程度の車は、基本的なメンテナンスを怠っていなければめったに大きな故障は起こりませんが、リスクをなるべく避けたい人が多いという訳ですね。

このため『故障時のリスク』に対応でき、維持コストをやや多めにかけることができれば、新車よりもかなり高ランクの中古車を狙うことができます。また新車よりも少しだけ上のランクの中古車であれば、工夫次第では維持コストも軽減できるかと思います。

ここで簡単な例を挙げてみましょう。たとえば国産コンパクトカーの新車を総額150万円で購入する代わりに、高級車クラスの内装がリッチな車を購入したいと考えます。そこで150万円程度の中古車を検索すると(検索結果例)、元値が400万円ほどの中古の高級車(5年落ち、程度良好など)を購入できたりすることがわかります。

ただその分、維持コストが月数千円~1万円程度高くなります。要はこの差額分の価値を見出せるかどうかですね。ちなみにこの差額は年間走行距離に依存します。年間走行距離が多いほど、部品の交換頻度が高くなるためです。

ちなみに新車の場合には、自分好みのオプションを付けられますが、中古車の場合には自分好みのオプションが付いた車を探す必要があります。一方で中古車の方が選択肢が広いため、さまざまなオプション付きの車を候補に入れることができるというメリットがあります。

 

車のルックス


新車を購入する醍醐味は、最先端の技術により作られたボディ形状やREDヘッドライトなどの装飾類による『新鮮なルックス』にあると思います。

一方、中古車の場合には、より高グレードの車が選択肢に入りますので、より高級感のある車を購入できるというメリットがあります。また、中古車の中には、低年式であっても古さを感じない車もあります。

ちなみに車の見た目は、手入れ次第(洗車&コーティング)で大分良くなります。10年以上経った車を街中で見かけても、手入れが行き届いている車であれば、清潔感があって見た目も良いです。

たとえ新しい車であっても、汚れが目立つようであれば見栄えも良くないです。もう一点、ヘッドランプが黄ばんでいると、たとえボディが綺麗であっても年式を感じてしまうことがあるため、気になる方はヘッドランプ磨きをされるとよろしいかと思います。

 

内装のクオリティ


車の内装は、良い材質のものを使っているかどうかが特に重要になってきますので、よりグレードの高い車が手に届きやすい中古車にアドバンテージがあります。

ただし清潔感があってこその豪華な内装ですので、前オーナー次第になります。内装の程度は購入前に写真などで概ねわかりますから、しっかり確認しておきましょう。

 

ドライバー支援システム

運転を支援するシステムや自動ブレーキシステムなどは年々良いものが開発されているため、新車を選ぶときの強みになります。

特にバックモニターはあれば便利ですし、車線を逸脱しないように支援するシステムや万が一の自動ブレーキシステムもあれば安心です。

一方、車の運転が初めての方であれば、何かと車に傷や凹みを付けてしまいがちなので、中古車で慣れるというのも手です。

ちなみにカーナビは新しければ良いという訳ではなく、使い勝手をしっかり考慮したものがアタリと言えます。

 

まとめ


新車と中古車で迷ったときの決め手となる項目についてご紹介しました。新車はお買い得感では中古車に劣りますが、新しい車を所有するという満足度に加えて、人気車種などを大事に乗りこなせば、売却時に高値で売ることができるというメリットがあります。

一方、中古車はお買い得感が抜群であり、不人気な車ほどお値打ち感が高くなります。

新車・中古車のどちらが優れているとは一概には言えませんので、お好みや財布事情に合わせて上手に車を選んでいただければ幸いです。

なお、中古車選びの方法につきましては、以下のページが参考になるかと思います。

おすすめ車検索テクニック 2018~お気に入りの中古車を見つける方法~

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