アタリ・ハズレになりやすい中古車とは?
車の高品質化に伴い、中古車市場ではいわゆる粗悪車を購入するようなリスクが年々低下しています。また今の時代、口コミ情報があっという間に広がるため、顧客満足度を大切にする車販売業者が増えていくことが予想されます。
しかしそれでも、中古車の中には不具合・故障が頻発するハズレ車があります。もちろん、購入して大満足のアタリ車もあるところが、中古車選びの楽しさでもあります。
車は家の次に高価な買い物と言われておりますので、アタリの可能性を高めつつ、少なくともハズレの車は避けたいところです。
それでは、アタリ・ハズレになりやすい中古車とはどのようなものでしょうか?本記事ではこの疑問にズバリお答えいたします。
PS. 今回の記事は、中古車を初めて購入される方にはぜひ読んでいただきたいです。
ハズレになりやすい車
車は大規模かつ複雑な消耗品です。車の寿命は普段の扱い方で決まるといっても過言ではありません。ここ10年程度の車であれば、基本的な部品交換さえすればもう10年ぐらいは走りますが、オイル交換をほとんどしてなかったり、普段の運転が超スポーティだったりすると購入後早々にボロが出る恐れがあります。
ほとんどの方はふつうに運転&メンテナンスされていると思いますので、あくまでもハズレのケースを考えてみましょう。
ここではふつうはしないような、寿命が極端に短くなる車の扱い方をランキング付けしてみました。
1.オイル交換をほとんどしない
⇒ 前オーナーが定期的なオイル交換(一般に5000キロ~1万5000キロ)をしていない場合、車の寿命が縮まります。
2.レース場や峠レースで走り込む
⇒ 街乗りと比べて急速に劣化します。消耗品であれば交換してあればOKですが、車のボディ全体の耐久性が下がるため、キシミ音が頻繁に発生したり、走行安定性が低下したりするリスクがあります。
3.高速道路での超ワイルドな運転
⇒ 2.と同様に、車の限界性能を常に引き出す運転は、寿命を一気に縮めます。
4.交換時期がきた基幹部品を酷使
⇒ ベルトや足回りの部品は、寿命・走行に大きな影響を及ぼします。
・・・等など
ほとんどの方は、上記のような車の扱い方をしていないと考えられます。ですが車は大きな買い物ですから、大きな故障で乗れなくなることだけはなるべく避けたいものです。私たちが中古車を購入した後も、上記のような車の扱い方はなるべく避けましょう。
ところで、そもそも上記項目を満たしている車は、車の買取時点では気が付かないのでしょうか?
答えは、『気が付かないケースもある』 です。
車の買取は原則プロが行いますので、年式や走行距離の割に明らかに部品が劣化している場合には、余程のことが無い限り見抜くことができます。しかし、車の不具合の中には、じっくり走行してみないとわからないようなケースがあります。
車の買取査定では原則走行テストは含まれないため、高速道路での安定性やキシミ音などの走行性能に関するチェックなどはされません。
これらは買取店で走行テストを実施したとき、もしくは次のオーナーが車を運転したときにはじめて判明します。
このようなリスクは、とにかく安い中古車だけでなく、それなりのお値段の中古車にも起こりえます。ディーラーの認定中古車ですら同様です。小さな不具合であれば低コストの補修で何とかなると思いますが、いきなり数十万の修理代が必要になってくると洒落になりません。
他にも、中古車市場の健全化によりレアなケースになりつつありますが、メーター改ざんや水没車、事故車などであることが隠ぺいされているようなケースもあります。
このようなことを考慮すると、中古車よりも新車のほうがリスクの面では安全ですよね?一方で中古車のお買い得度を考慮すると、やはり中古車も魅力的です。何せ、不人気車であれば、新車価格の10%で購入出来たりするのですから。
信頼できる中古車販売店であれば、車を仕入れる前になるべく良い車を厳選したり、不具合をきっちりチェックしています。
プロであれば、わずかな塗装のムラや継ぎ目のゆがみから修復歴ありかどうかすぐにわかりますし、エンジン音のチェックで内部機関の調子も把握することができます。
また最近では、万が一のときにそなえて車を返品したり、保証が充実したサービスを提供している中古車販売業者も増えてきました。たとえば中古車販売実績No.1のガリバーでは、100日間の返品期間(有償)に加えて、最長10年(国産車最長10年、輸入車最長5年)の保証を付けることができます。しかも納車前にはこちらのページにあるように、納車後に安心・快適に車に乗れるような整備がなされます。
一方で、ガリバーは全国に多数の店舗があり、対応の良し悪しにはある程度の差があるそうです。これはガリバーに限らず、顧客評価No.1のレクサス店舗も同様ですので、大手の宿命と言えそうです。
『中古車を購入するときは、車だけでなく、店舗(営業マン)の当たり外れがある』ということを念頭においておくと、はずれにあたっても精神的によろしいかと思います。
アタリになりやすい車
『アタリ』の定義はさまざまですが、ここでは『購入後の満足度が抜群に高い中古車』であると考えます。アタリの車を引くには、運要素も大きいのですが、購入前にアタリの可能性を高めることはできます。たとえば、以下の車種はアタリの可能性が高いと考えられます。
安全性の高い車種
⇒ 安全意識が高いことから、無茶な運転をする方が少ないです。主観になりますが、スバル車がその筆頭であると思います。
年配の方が好む車種(セダンなど)
⇒ 無茶な運転をする方が少なく、車の扱いも丁寧である傾向があります。
車好きが好む車種
⇒ 車が好きな方は愛車を大切に扱います。
まとめ
このように、前オーナーの好みを考慮してみると、アタリの車を引きやすくなります。また、信頼性の高い中古車販売店の車もアタリが多いと考えられます。
中古車を購入する際は、なるべく信頼できそうな中古車販売店から購入されることをおすすめします。
私の場合には、中古車業界大手のカーセンサーとガリバーで中古車の候補を複数ピックアップして、最終的にカーセンサーで見つけた口コミ評価がとても良いT社の車を選びました。
その車は、たまたまネット上に公開された直後に見つけたため、多数の問合せがあったにもかかわらず即決して購入することができました。
8年目の中古車でしたが、新車に近いクオリティがあり、妻ともども大満足です。正直なところ、次の車の閾値が高くなるのがネックです。
本記事は以上となります。中古車選びの際にお役にたてれば幸いです。
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車の購入・維持などでお悩みの方は、「車の購入費&維持費は、年収で決めない方が良い理由」もぜひご一読ください。
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たとえ低年式の車や事故歴ありの車であっても、下取りよりも数十万円も高く売れることがありますので、まだチャンスがあります!