アウディA4の評判・特徴:クラストップレベルの完成度を誇るセダン!

人気セダン・クーペの魅力をお伝えする企画の第9弾として、ラグジュアリーなプレミアムセダンのアウディA4をご紹介いたします。

A4は2016年2月にフルモデルチェンジされ、アウディ共通の一貫したデザインを保ちつつも、ワイド&ローとなったことで、よりスタイリッシュで車格の高さを感じられるようになっています。

アウディA4の評判

まずはアウディA4の海外での評判からチェックしていきしょう!

A4は、海外では「高級小型車」というカテゴリーに属しており、「BEST CARS」のA4の評価では、何と19台中の1位(※2016年モデルの時点)にランクインしていました。

ただし高級小型車といっても、これは海外基準ですので、アウディA4のサイズ感(全幅1.84メートル、全長4.73メートル、そして最小回転半径5.5メートル)を考慮すると、国産セダンの基準ではミドルクラス+αぐらいはあります。

同クラスでは、BMW 2・3・4シリーズ、メルセデス・ベンツC・CLAクラス、レクサスIS・RCなどの強力なライバルがひしめき合う中、2位を引き離して堂々の1位を獲得していることから、海外ではかなりの高評価を得ていることがわかります。

ライバルとの評価を見比べると、ハンドリングはBMW 3シリーズやアルファロメオ ジュリアの方がスポーティさで上回るものの、快適性・豊富なハイテク装備・内装クオリティの3点でA4はトップクラスの評価を得ています

このクラスは競合車が手強く、スポーティな走りが好みの方にはBMW 3シリーズ(もしくは4シリーズ)が筆頭候補に入ります。

BMW 3シリーズはディーゼルやハイブリッドを含めた、エンジンラインナップが豊富にあり、機敏なハンドリングや広大なラゲッジルームなども魅力ポイントとして挙げられます。

またアルファロメオ ジュリアも2位にランクインしており、日本ではまだ発売されていないものの、スポーツセダンとしてドイツ車の強力なライバルになりそうです。

一方、ラグジュアリーなクルマが好みな方には、メルセデス・ベンツ Cクラスが筆頭候補に入ります。

Cクラスもまた、ディーゼルを含めたエンジンラインナップが複数あり、クラストップレベルのインテリアやスムーズで快適な乗り味なども魅力ポイントとして挙げられます。

アウディA4はどちらかといえば、ラグジュアリーとスポーティネスを両立したバランスタイプのセダンであると考えられます。一番近いのが、同じくバランスタイプのレクサスISですね。

アウディA4の特徴

アウディのクルマは一貫したデザイン哲学に基づいて設計されていて、フルモデルチェンジ後もシンプルかつ洗練されたスタイルになっています。

先代よりも横幅が15ミリ広くなり、トップが10ミリ低くなり、シングルフレームのグリルもワイドになったことで、実車を見ると迫力が増しています。

近場のアウディディーラーの営業スタッフの方によると、標準のアビスホワイトよりも、オプション(8万5千円)の「グレイシアホワイトM」もしくは「ミストブラック」が人気とのことです。

◎ アウディA4のエクステリア&内装

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=YgEI4WrffSQ

 

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=dmmSylIE1bE

 

アウディ共通のエクステリアのチャームポイントとしては、マトリックスLEDヘッドライトが挙げられます。夜間の視界がとてもクリアになります。オプション価格は31万円で高価ではあります。

アウディA4マトリクスLEDヘッドライト

◎ アウディA4の夜間ドライブ

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=Zx7Ks4DlBfQ

 

◎ アウディA4のスノーコンディションでのドライブ(寒そう。。。)

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=KtjzwXpwRhE

 

インテリアの方は、広々とした快適空間を実現したパッケージングとなっていて、特に後席はライバルを上回るゆったりとしたくつろぎ空間となっています。

アウディA4後席

また、トランクルームの開口部の広さや、オプション価格7万円のデジタルコックピットなども特徴として挙げられます。

アウディA4コックピット

アウディA4デジタルコックピットズーム

走りの部分では、徹底した軽量化により、限界性能が大幅に向上しています。

最上位グレードの「2.0 TFSI クワトロ」は、先代よりも41馬力も大幅パワーアップして、最高出力252ps/5000~6000rpm、最大トルク37.7kg・m/1600~4500rpmにまで達します。

CAR AND DRIVERの走行テストでは、停止状態からのフル加速で時速96.5キロまで5.2秒、時速160.9キロまで13.9秒を記録しています。この加速性能でJC08モード燃費のリッター15.5キロは優秀です。

◎ アウディA4 2.0 TFSI クワトロの0-100km/h & 0-140 km/h

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=uiw_cgWsafo&t=8s

 
私が試乗したことがあるのはこのグレードのクルマですが、アクセルべた踏みでシートに押さえつけられるほどの速さがありました。

もっとも速さというよりも、市街地などで先行車に追従しているときに、アクセルチョイ踏みで楽に運転できるところがミソだと思います。7速Sトロニックの変速もクイックかつ滑らかです。

一方で4駆システムのクワトロのお陰で、地に這うような安定した加速を実現しているのもポイントです。またスキッドパッドの横加速Gが0.9となっていますので、コーナリングでは結構粘ってくれるハズです。

ただハンドリングは穏やかですから、スポーティさはあまり感じられません。

2.0 TFSIのFFのグレード(最高190馬力)には、「ミラーサイクル」と呼ばれるエコシステムが搭載されていて、JC08モード燃費でリッター18.4キロという、ハイブリッドかと思うような燃費効率を誇ります。

最高150psを出力する「1.4 TFSI」の方は、アウディA3にも搭載されていて、0-96 km/hは8秒台中盤といったところです。

◎ アウディA4 1.4 TFSI(FF)の0-180 km/h

https://www.youtube.com/watch?t=10&v=hiybk5-NvNE

 
(※動画のクルマのトランスミッションはMTですが、日本仕様にMTのグレードはありません。)

1.4 TFSIはプレミアムなセダンとしては加速力は控えめですが、低回転から太いトルクがありますから、そんなに飛ばさない方にはコレで十分といったところです。

総じて、アウディA4は快適面に振った乗り味のクルマですから、いざというときには頼りになる相棒、という感じです。

実用的な部分では、A4は全幅1.84メートル、全長4.73メートル、最小回転半径が5.5メートルありますので、市街地では取り回しの面で不得手なシーンがあります。

ただ実際に試乗してみた限りでは、その大きさを感じさせないほど視認性が良く、初めて乗った時点でも手に馴染むような扱いやすさがあります。

A4はライバル車と比べて、後席が広々としていて、乗り心地も快適ですので、後席に人が長時間座るようなシーンにも適しています。


まとめ

アウディA4の評判と主な特徴をさくっとまとめてみました。トータルバランス的には完成度の高いラグジュアリーセダンであるといえます。

もう少しコンパクトなのが良い、という方でしたら、新型アウディA3あるいは、中古車市場で平均200万円前半まで値下がりした先代モデルの中古車をピックアップしてみるのもアリですね。


アウディA4の公式ページ

◎アウディA4の公式PV

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=fPoTCZopqjU

 


以上となります。本記事が皆さまの参考になりましたら幸いです。

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