1億円オーバーの超高級スーパーカー ランキング 2018

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上位クラスのスーパーカーは3000万円相当の家を複数軒建てられるような超高額車であり、昔から車好きの憧れの対象とされてきました。

中でも1億円を超えるようなプレミアム・スーパーカーは、街中で止めておくと人だかりができるほど注目を集めます。

スーパーカーには自動車メーカーの最先端技術が詰まっており、もちろん超高性能なワケですが、実は一口にスーパーカーといっても以下の3つのカテゴリーに分けることができます。

◎ レーシングマシンに近いスーパーカー

◎ 最高速度重視のスーパーカー

◎ 芸術品としてのスーパーカー

本記事では、各カテゴリーごとのスーパーカー・ランキングをご紹介します。さらにはおまけとして、一般車両との性能差・価格差を比べてみます。

ランキングの基準は、以下のとおりとします。

レーシングマシンに近いスーパーカー:レース場のラップタイム順

最高速度重視のスーパーカー: 最高速度のギネス記録順

芸術品としてのスーパーカー: 価格とデザインを考慮

なお、本記事ではいくつか専門用語が出てきますので、あらかじめご説明しておきます。既にご存じの方はスキップしてください。

0-100km/h: 停止状態からフル加速で時速100キロまで到達するまでの時間(秒)

ドラッグレース(ゼロヨン、0-400m):停止状態からフル加速で402.33メートル地点を通過するまでの時間(秒)

60-0 mph: 時速96キロから完全に停止するまでの制動距離(メートル)

 

また便宜上、本記事では60mph⇒100km/hと見なしています。


レーシングマシンに近いスーパーカー

 


  1. ポルシェ 918 スパイダー ヴァイザッハ・パッケージ

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=Xwxhp4KmxBQ


車両価格:約1億円

システム最高出力:887馬力(ps)

最高速度: 345 km/h


ポルシェの最新ハイブリッド・スーパーカーである918スパイダーを41キログラム軽量化したモデルです。

ドイツのニュルブルクリンクでは、市販車最速の6分57秒を記録しています。

918 スパイダーはこれまでの市販車の中で随一の加速性能を有しており、ドラッグレースでは1200馬力のブガッティベイロン・スーパースポーツに勝利しています

またポルシェの強みである旋回性能やブレーキ性能も世界最高レベルです。平均1.1Gの横加速度に耐え、時速300キロからのフルブレーキでも挙動を乱すことなく止まれます

ここから少しマニアックな感じの、918 スパイダーの詳しいデータを見ていきたいと思います。

北米自動車誌『Motor Trend』の性能テストによると、918 スパイダーの0-100km/hは2.4秒、旋回テストでは22.2秒(平均横G:1.06)、フルブレーキテスト(60-0 mph)では28.6メートルを記録しています。

ヴァイザッハ・パッケージでテストすれば、これよりも良い結果が得られるでしょう。ではこのデータはどれぐらい凄いのでしょうか?まずは0-100km/hについてみていきましょう。

たとえば一般車の0-100km/hを見ていくと、ターボエンジンを積んだ660ccの軽自動車で10秒以上、1800ccのミドルクラスセダン(ノンターボ)で7秒後半~9秒程度、3500cc相当のスポーツカー(ノンターボ)で5秒台です。

街中で走っている車は(場所にもよりますが)0-100km/hで10秒以上がほとんどですから、918スパイダーの2.4秒はめちゃくちゃ速いことがわかります。0-100km/hが5秒台でもフル加速でシートに押し付けられるほどですから、2秒台の加速Gはかなり強烈です。

旋回テストについては、街中で走っている車の大半は30秒以上かかります。またフルブレーキテストにおいても、街中で走っている乗用車で30メートル後半以上ですから、その差10メートルもあるワケです。

急ブレーキを迫られるシチュエーションで、ギリギリセーフで止まるのと、10メートルの余裕をもって止まるのとでは雲泥の差があります。もちろん緊急回避時に対象物を避けられる範囲も大きな差があります。

以下は1億円オーバーのスーパーカー5台の対決動画です。part1からpart3までありますが、ひとまずpart3のドラッグレース対決を貼り付けておきます。

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=bcJ59T1crbM


まず4台のスーパーカー同士が勝ち抜き戦を行い、勝ち抜いた一台がブガッティベイロンSS(スーパースポーツ)と最終対決を行っています。ちなみにブガッティベイロンはドラッグレースで約10年間市販車最速レコードを記録し続けています。

対決車両:ポルシェ918 スパイダー VS マクラーレンP1 VS ラ・フェラーリ VS ブガッティベイロン・スーパースポーツ VS パガーニ ウアイラ

ちなみにラップタイム対決では、上記の車の順になりました。

 


  1. マクラーレン P1

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=8SrbU6gdWx8


車両価格:約1億円

システム最高出力:916馬力(ps)

最高速度:350km/h


ポルシェ918と双璧をなすのが、マクラーレンのハイブリッド・スーパーカーです。ポルシェ918 スパイダーより157キロも軽く、最大システム出力も29馬力高い(916馬力)というアドバンテージがあります。

その分、駆動形式はミッドシップエンジンの後輪駆動(※ポルシェ918は4駆)であるため、0-100km/h加速は2.6秒(公式2.8秒)に留まっています。コーナリング速度はポルシェ918に勝ります。

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=DresnFqP1tM


人気自動車番組『Chris Harris on Cars』では、ポルシェ 918 スパイダーやラ・フェラーリよりも早いラップタイムを記録しています。

以下の動画では、東京でマクラーレンP1を所有している方が紹介されています。休日以外はガレージに封印されているのではなく、何と通勤で運転されているとのことです。

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=fZRA0LhXWXg

 
 


  1. ラ・フェラーリ

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=iRsV6YpLsKA


車両価格:約1億6千万円以上

システム最高出力:963馬力(ps)

最高速度: 350km/h以上


フェラーリの最新ハイブリッド・スーパーカーです。ポルシェ918スパイダーやマクラーレンP1と比較されることが多く、レース場においてかなり拮抗したラップタイムをマークしています。

システム最高出力は963馬力と3台中最も高く、Motor Trendの0-100km/hテストではポルシェ918と同タイムの2.4秒をマークしています。

一方で1420kgの超軽量ボディに、わずか1.1メートルの低車高というコンパクトサイズが特徴的ですね。

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=L2eraoIUCms

最高速度重視のスーパーカー

 


  1. ブガッティベイロン・スーパースポーツ

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=s5L1HnwYAfw


車両価格:2億8900万円

システム最高出力:1200馬力(ps)

最高速度: 431 km/h


ギネス記録の最高時速431キロを保持しているモンスターマシンです。数々のドラッグレースにおいて1位を獲得しており、約10年続けて市販車の最速レコードを記録しています。

お値段は何と3億円近くするという超高級車です。フロントの開口部から”何か”が飛び出しそうだと感じるのは私だけでしょうか?

ちなみに一般車であれば、ターボ付きの軽自動車で時速140キロ~時速180キロほど、1800ccの乗用セダンで200キロ前半ぐらいです。

 


  1. ヘネシー ヴェノムGT

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=gWAavCjVQvM


車両価格:1億円以上

システム最高出力:1261馬力(ps)

最高速度: 435 km/h


ブガッティヴェイロンの時速431キロを超える時速435キロを記録したことのあるスーパーカーです。

ギネス記録の条件である30台以上&両方向計測を満たしていなかったため、ギネス認定はされませんでしたが、それよりも更に速い時速467キロに達するヴェノムF1を開発中とのことです。

 

芸術品としてのスーパーカー

 


  1. ランボルギーニ ヴェネーノ

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=3IsqZbhWisc


車両価格:4億円以上

システム最高出力:750馬力(ps)

最高速度: 365 km/h


ランボルギーニの50周年記念特別車です。ランボルギーニのモチーフは『無敗の闘牛』であり、近未来的でSFに出てきそうなデザインの車を作るのが得意です。

インテリアも牛。。。ではなく戦闘機のコックピットのようなデザインで作られています。ヴェネーノのベースであるアヴェンタドール(約4317万円)も、メーター周りがレースゲームの世界のようになっています。

独自のデザインに加えて、4億円を超えるお値段と優れた走行性能を評価して1位としました。


  1. マイバッハ エクセレロ

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=D3GK7R00-Ik


車両価格:8億円以上

システム最高出力:700馬力(ps)

最高速度: 350km/h以上


世界最高のラグジュアリーカーと言えば、このマイバッハ エクセレロです。2.6トンを超えるヘビーな車に最大700馬力を出力するV12気筒ツインターボエンジンを搭載しており、最高時速は350キロを超えます。

150万円のカローラが533台買えますし、50円のバナナが1600万本も買えます。実用性を考慮するとカローラが良くて、食いしん坊の方はバナナがおすすめです。


 

以上、3タイプのスーパーカーをご紹介しました。いずれもお値段が1億円を超える夢の車ですが、実は私たちの身近なスーパーカーもあります。

ご存じの方も多いと思いますが、軽オープン・スポーツカーのS660です。軽自動車の枠組みで作られたスーパーカーであり、お値段は約200万円ですから、手が届く方も多いと思います。

詳しくは、以下の記事をご覧ください。

ホンダ S660の魅力: 究極の軽スーパーカー『試乗レビュー』

S660_エクステリア斜め横

 

それともう一点、1億円クラスの車の性能に近いスポーツカーも結構たくさんあります。たとえば日産R35 GT-Rがそうですし、アメ車のコルベットシリーズやポルシェ911(ターボやGTシリーズ)も世界トップクラスの走行性能を有しています。

スーパーカーの人気ランキング 2017 ~ 輸入車&国産車 ~

世界最速の国産車・輸入車ランキング 2018 ~価格帯別~

スポーツカーは『加速する』、『曲がる』、『止まる』のバランスが重要です。本ブログでは、これらの3項目について、世界ランキング入りしている車をご紹介しています。

最速セダンランキング 2018

コーナリング速度の速い車ランキング 2018

ブレーキ性能の優れた車ランキング  2017

本記事が参考になりましたら幸いです。


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車の購入・維持などでお悩みの方は、「車の購入費&維持費は、年収で決めない方が良い理由」もぜひご一読ください。

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