レクサス車の価格 VS 価値ーセダン編ー

IS350

レクサスのセダンについて、価格に見合った価値があるのかどうかを判断していただくための情報を集めてみました。

カタログ的な情報ではなく、ライバル輸入車(BMWやベンツ)と比較したり、年式別に比較したりするなど、レクサス車の良さがわかるように一工夫してみました。

本記事では、レクサスの以下の車種うち、セダンのレクサスLS、レクサスGS、レクサスHS、レクサスISの4つについて記載しております。

車種
セダン レクサスLS レクサスGS レクサスHS レクサスIS
クーペ レクサスRC レクサスSC
SUV レクサスRX レクサスNX
ハッチバック レクサスCT

 

本記事に記載している中古車価格は、日本有数の掲載在庫台数を誇るカーセンサーを参照しております。

 


レクサスLS (Luxery Sedan)

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=VJrEz6KPf_4


新車価格:895万円~1595万円 (2014年10月モデル)

中古車価格: 125万円~1069万円 (2006年モデル~)


レクサスの最上級セダンとして、レクサスの『おもてなし』の心をとことん追求した、世界的にも評判の高い車です。この車は、試乗では中々わからないほど徹底した作り込みがなされています。

たとえば、パワーウィンドウを閉じるときには、ウィンドウが閉まる直前で動作が遅くなり、音を立てずにゆっくり閉まります。サイドドアについても、軽く閉めたとしても、自動で完全に閉まるようになっています。

レクサスLSは、2012年10月からスピンドルグリルが採用され、それ以前のモデルとは印象が大きく変わりました。スピンドルグリルは賛否両論ではありますが、レクサス車であることが一目でわかるという点では評価できると思います。

レクサスLSは年々改良が施されており、ライバルのBMW i7やメルセデスベンツのSクラスなどの欧州車と比べても、高級感や静粛性などでは負けていません。しかも、輸入車が経年劣化によりメンテナンス代が跳ね上がるのに対して、レクサスLSは信頼性が高く、故障のリスクも低いため、安心して長年乗り続けることができる車です。このため、一生に一度の贅沢車として選ばれる方にもおすすめです。

レクサスLSを購入するもう一つのメリットとしては、レクサスディーラーの一流ホテル並みの待遇が挙げられます。数ある高級車ディーラーの中でも、レクサスのディーラーは一味違います。

高級車を所有する層の人たちの好みを徹底的にサーベイした結果をもとに、上質のくつろぎ空間を提供しています。お忙しい方でも、レクサスディーラーのさまざまなサービスを活用すれば、時間を大幅に節約できます。

意外なところでは、スポーティな走りも評価されています。車両重量が2トン近くありますが、パワーのあるエンジンを積んでいるため加速力は必要十分にあります。

特に、ハイブリッドモデルのLS600hはパワフルなモーターを搭載していますので、いったん走り出したら高級車らしからぬ怒涛の加速を楽しめます。

Fスポーツのモデルは、スポーツセダン並の粘り強いコーナリング性能やブレーキ性能を備えています。

このクラスの車は、ロールスロイスゴースト(新車価格3000万以上)を筆頭とし、メルセデスベンツSクラスやベントレーコンチネンタルなどの強力なライバル車がたくさんあります。

高級セダンの海外ランキング-TOP10

レクサスLSがこれらのライバル車に勝っている点は、車自体の信頼性、ディーラーのサービス品質、塗装のクオリティ、維持費などが挙げられます。

一方、レクサスブランドは、米国のように『良いものは良い』と評価する国では高い評価を得ていますが、世界的にはまだまだ厳しい状況です。

 

欠点としては、ライバル車よりも外観のインパクトではまだ劣るような気もします。また、エンジン性能のライバル車と比べて及第点です。たとえば、ライバルの高級車の0-100km/hが4秒台なのに対して、レクサスLS600hは5秒台となっています。

日本の道路事情では5秒台も必要十分に速いですが、世界で売られている車であることを考慮すると、ぎりぎり4秒台までは到達してほしいところです。

 

このクラスの車は車幅が1.9メートル近くありますので、狭い小道や駐車スペースには気を配る必要があります。私は現在名古屋市内に住んでいるのですが、レクサスLSは街中でも結構見かけます。

レクサスLSの後ろで走っていると、道幅が狭いちょっとしたカーブを曲がるときは、やや苦しそうです。一方で高速道路を走行する場合には、その快適性の良さから、どこまで走っても疲れ知らずのような感覚があります。一方、あまりにも快適であるため、飛ばし過ぎに注意が必要です。

レクサスLSは低年式の車になると、新車時の価格と比べて破格のお値段まで値落ちします。しかも、信頼性の高い国産車であるため、維持費のかからない高級車の一つと言えます。

なお、レクサスCPO(認定中古車)では、レクサスLSの価格の下限は300万円と設定されています。

 

レクサスGS (Grand Sedan)

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=WO32TX8CTUg


新車価格:530万円~828万円 (2014年9月モデル)

中古車価格:98万円~710万円 (2015年4月2日時点)


レクサスGSは、スポーツ性能重視のISと高級サルーンのLSの中間的な存在です。2012年1月のモデルチェンジにより、質感の高さに磨きがかかりました。ライバルのBMWやベンツの最上級クラスに匹敵するほどの高級感溢れる車です。

また、モデルチェンジ前と比べて、静粛性や乗り心地も良くなっています。ハイブリッドモデルのGS450hは、レクサス車の中でもトップクラスの加速力を誇ります。特に、車両重量のハンデが少なくなる100km/h以降の加速力が抜群です。

2012年1月のモデルチェンジでは、フロントにはL字型のランプとフロントグリルが取り付けられ、リアにはGSであるこ とが一目でわかるようなL字型のテールランプが取り付けられました。街中でたまに見かけるのですが、かなりの高級感・存在感があります。主観ではありますが、レクサスLSよりもスポーティな外観なのも◎です。

一方、モデルチェンジ前のレクサスGSの人気はいまひとつです。この理由としては、2005年から発売されたレクサスGSが熟成されていなかったためです。とはいっても、中古のレクサスGSを実際に見てみると、十分に高級感が漂っており、質感も決して低くありません。

個人的には、モデルチェンジ前のGSは、控えめなルックスではあるものの、『上品さ』 という点においてはモデルチェンジ後よりも上であるように思います。特に、後ろから見たときの丸いテールランプが良い感じです。写真よりも実車のほうが美しさがよくわかります。

レクサスGSの中古車につきましては、以下のページのおいても解説しております。

中古のレクサスGSがお買い得&お勧めです。

 

レクサスHS (Harmonious Sedan)

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=ayrHbVutP74


新車価格:422万円~568万円 (2014年11月モデル)

中古車価格:118万円~469万円 (2015年4月2日時点)


レクサスHSは、街乗りでゆったり運転される人向けの車です。ハイブリッドモデルで低燃費(20.6 km/l)かつレギュラーガソリンを使用するため、財布に優しい車です。

車体もレクサスGSやレクサスLSと比べると、コンパクトな部類に入るため、運転しやすいという特徴もあります。トヨタSAIの最上級グレードが433万円となっていますので、このモデルを購入できるがあれば、レクサスHSも視野に入ると思います。

トヨタSAIかレクサスHSかで迷われている方であれば、個人的にはレクサスHSをおすすめします。というのも、レクサスHSを購入するとオーナーとしての特典が付きますし、維持費の点ではどちらもほとんど変わらないからです。

レクサスHSはとびぬけた特徴こそありませんが、全体的には高レベルにまとまっています。スポーツモードにしてアクセルを踏み込めば、意外と加速力があります。

街乗りでの加速で困るようなシーンはあまりないでしょう。車内の広さや見晴らしも良好です。

レクサスHSは、車の流れがある程度穏やかであり、年間走行距離が多い方におすすめです。また、レクサス車のセダン入門として購入されるのもありだと思います。

 

レクサスIS (Intelligent Sport)

https://www.youtube.com/watch?v=EMLpWcjtoec


新車価格:438万円~616万円 (2014年11月モデル)

中古車価格:79万円~540万円 (2015年4月2日時点)


レクサスISは、レクサス車の中でもRCに次いでスポーツ性能を重視した車です。2005年からボディ剛性や運転フィールなどが少しずつ改善され、現行モデルはBMWに匹敵するほどの走行性能があります。

また、コンパクトなボディできびきび走るため、街乗りがとても楽しい車です。パドルシフトを用いてギアチェンジをマニュアルで操作することもできます。

パドルシフトの上手な使い方(操作方法)ー使用車:レクサスIS350ー

 

モデルとしては、従来のIS250とIS350、IS-F以外にも、ハイブリッドモデルのIS300hがあります。IS300hは、加速性能は250と同等で、燃費はかなり良くなり、新車では減税されますので、維持費の面では◎です。

一方デメリットとしては、車両価格が約60万円高くなり、車両重量は約90kg重くなることが挙げられます。車両重量が重くなると、ISのきびきびとした走りの長所が少し薄れてしまうのが欠点です。とはいっても、レクサスISはコーナリング性能が抜群の車ですので、90kg程度の増加で走行フィールが大きく変わることはありません。

レクサスIS300hは、車の流れがある程度穏やかであり、年間走行距離が多い方におすすめです。

 

なお、レクサスISの維持につきましては、以下のページでかなり詳しく書いております。

レクサスIS250 or IS350の維持費(中古車)

また、レクサスISを含めたレクサス車の走行性能を以下の記事にまとめております。

レクサス車とライバル車(BMW等)の性能を一挙公開&比較 2017!

 

本記事が皆様の参考になりましたら幸いです。

 

特典リンク: レクサスの誇るスーパーカーLFAの動画

 


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車の購入・維持などでお悩みの方は、「車の購入費&維持費は、年収で決めない方が良い理由」もぜひご一読ください。

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