マツダの不人気な中古車 7選 ~2019年度版~
マツダの全車種の中から、ここ一年間で中古車市場において大幅に値下がりしているお買い得なクルマをご紹介いたします。
マツダの中古車でお買い求めやすいのは、ズバリ、2012年に発売された初代CX-5から始まった「魂動デザイン」が採用される前の年式の車です。
マツダのクルマは、以下の項目について特に評価されています。
- ドライバーがクルマを思いのままに操るためのクルマ作り
- ドライビングポジションへの徹底的なこだわり
またデザインに対するこだわりは国産自動車メーカー随一といえるほどで、海外でも高く評価されています。
口コミ評価をベースとした「みんなが好む、デザイン性の優れたモテ車 50選」では、すべての車種においてマツダの車が上位に入っているほどです。
マツダのクルマは、街中や高速道路だけでなく、山道などのワインディングロードでドライブすると、その良さを肌で体感できます。
幸いにも、マツダのクルマの多くは「タイムズレンタカー」で車種を指定して借りることができます。「6時間レンタル」などでいちど試してみてはいかがでしょうか?
私も近場でマツダ車を借りてドライブに出かけることがありますが、ハンドリングの心地よさにはいつも感心します。
ディーゼルエンジン搭載車は独特のクセがあり、好みが分かれるところですから、購入前にしっかりと試乗されるのがオススメです。タイムズレンタカーは、黄色い看板が目印です。
※タイムズレンタカーで車種を指定するためには、トップページの「店舗を探す」⇒「クルマ検索をはじめる」に移動すればOKです。
ちなみにレンタカーはエントリーグレードのものが多く、エクステリアや内装のクオリティについては、ディーラーや中古車販売店で実際に確認するのが好ましいです。
それでは、今回もマツダの不人気中古車をご紹介していきたいと思います。
2019年1月27日更新
本記事に記載しているデータは、日本有数の掲載在庫台数を誇るカーセンサーを参考にしております。
ミニバン
MPV
- 年式:2006年2月~2016年6月
- 新車価格:238~360万円
- 中古車の平均価格:92.6万円
- JC08モード燃費(km/L):10.0~11.0
- カタログデータ
3代目のMPVは、おおよそ10年間に渡って、ドライブを楽しむことができるミニバンとして愛されてきたクルマです。
ミニバンといえばファミリー特化型で走りは軽視されがちですが、このクルマは一味も二味も違います。このMPVは、大きなサイズのミニバンとは思えないほどハンドリングが優れています。
また、愛着のあるエクステリアのデザインや、安定感のあるスポーティな走り、そして長距離ドライブでも疲れにくい乗り心地、なども良ポイントです。
内装はシンプルですが、両側電動スライドドアが付いていて、大人6人がゆったり乗ることのできるスペースがありますので、ミニバンとしても実用面でクリアしています。
エンジンは、163馬力を出力する4気筒NAのグレードに加えて、245馬力を出力する4気筒ターボのパワフルなグレード「23T」があります。
ちなみにスライドドアに不具合がある個体があるようですので、中古車を問い合わせる際には、スライドドアが正常に作動するのか調べてもらうと良いです。
MPVはスポーツミニバンとしては良いクルマですが、やはりスポーティで大きなミニバンは燃費を含めて需要の面で不利ですので、ここ一年の相場は平均107万円から88万円まで大きく値下がりしています。
運転して気持ちの良いLサイズのミニバンをお探しの方には、まず最初にオススメしたいクルマです。
プレマシー
- 年式:2005年2月~2010年6月
- 新車価格:200~241万円
- 中古車の平均価格:43万円
- 10・15モード燃費(km/L):10.6~15.0
- カタログデータ
普段は4人乗りが最大で、街中で取り回しが良いミニバンを、という方にオススメなのがプレマシーです。
プレマシーは全幅約1.75メートル、全長が4.5メートル少々で、最小回転半径が5.3メートルなのでミニバンとしては小回りが効くクルマです。
MPVよりも小柄な分、キビキビと走りますので、クルマの流れが速い街中をスムーズに走るようなシーンにも適しています。
スポーツミニバンとして良いクルマなのですが、ファミリー特化型の走りの良さよりも機能性を重視したミニバンが人気の昨今、値下げ幅がとても大きくなっています。
プレマシーを購入する場合には、50万円前後で程度が良さそうな車を見つけるか、もしくは2010年のフルモデルチェンジ前後となる100万円あたりの中古車を購入して、長く乗るスタンスがオススメです。
コンパクトカー
ベリーサ
- 年式:2004年6月~2015年6月
- 新車価格:153~192万円
- 中古車の平均価格:54.3万円
- JC08モード燃費(km/L):15.2~16.4
- カタログデータ
ベリーサは、ありきたりなコンパクトカーではなく、オーナーがとことん満足するように細部までこだわってつくられたプレミアムなクルマです。
シンプルでありながらも、上品さを醸し出すエクステリアや内装、コンパクトクラスとは思えないほどの静粛性、しなやかで快適な乗り味など、プレミアムカーとして申し分ない仕上がりになっています。
ベースのデミオをラグジュアリーに仕上げたクルマですので、走りも良く、長距離ドライブも楽にこなせます。
2015年6月に生産が終了したのが惜しいぐらいのクルマですが、中古車市場では平均50万円前後のお手頃な価格で販売されています。
ちょっと贅沢なファミリーカーとして、一押しの一台です。
ご参考:ベリーサの中古車を見てきました!
アクセラスポーツ
- 年式:2009年6月~2013年10月
- 新車価格:166~242万円
- 中古車の平均価格:109.3万円
- JC08モード燃費(km/L):10.0~17.2
- カタログデータ
スポーティなコンパクトカーがお好みの方にオススメなのが、このアクセラスポーツです。
特に、1つ前のモデルは平均価格が100万円近くまで下がってきており、比較的高年式でも新車の半額程度で購入できます。
スポーツタイプのクルマらしく足がかたく、荒れた路面が連続した道は不得手ですが、その代わりハンドリングの機敏さや旋回時の安定感は抜群です。
コンパクトサイズとはいっても、いわゆるコンパクトワゴンの位置付けで、全幅が1.75メートル、全長が4.46メートルありますので、車内空間の幅はそこそこ広いです。
後部座席の頭上スペースが低めで、乗り心地もかためですから、ファミリー用途というよりも、どちらかといえば1~2人乗りがほとんどの方向けのクルマといえます。
ちなみに6速MTのモデルのみで、最高264馬力も出力する「2.3 アクセラスピード」は知る人ぞ知るホットハッチ(スポーツカー相当のハッチバック)です。
ご参考:抜群に速いコンパクトカーを一挙公開!ホットハッチの底力とは?
デミオ
- 年式:2007年7月~2014年8月
- 新車価格:112~169万円
- 中古車の平均価格:59万円
- JC08モード燃費(km/L):16.6~25.0
- カタログデータ
街乗りメインの方にオススメなのが、マツダの人気コンパクトカー「デミオ」です。
デミオは5ナンバーのコンパクトサイズのクルマであり、狭めの街中でもスムーズかつ機敏に走ります。
その代わり、フィットなどのファミリー向けとクルマと比べると、後部座席や荷室スペースが狭いのが欠点です。
ここ一年間の相場を見ると、平均70万円から59万円まで緩やかに値下がりしています。
程よい室内空間を持ちつつも、ストレスなく機敏に走れるクルマが好みの方にオススメです。
軽自動車
フレア
- 年式:2012年10月~生産中
- 新車価格:115~149万円
- 中古車の平均価格:88万円
- JC08モード燃費(km/L):24.0~32.4
- カタログデータ
マツダの軽自動車をお探しの方は、ファミリー向けのフレアが選択肢に入ると思います。
このクルマは、スズキの人気軽トールワゴンである「ワゴンR」のOEM供給車です。中身はワゴンRと同じで、居住空間や荷室スペースの広いファミリーカーです。
また、S-エネチャージと呼ばれるエコシステムのお陰で燃費が良く、最大リッター32.4キロの低燃費を誇ります。
中古車市場では軽自動車は値下げが渋いのですが、ワゴンRと比べてあまり知られていないクルマということもあり、比較的値下げ額が大きくなっています。
SUV
CX-7
- 年式:2006年12月~2012年1月
- 新車価格:295~366万円
- 中古車の平均価格:100万円
- JC08モード燃費(km/L):8.8~9.0
- カタログデータ
CX-7は、迫力満点の大きなSUVです。全幅1.87メートル、全長4.68メートルで高さもありますが、スポーティで躍動感があるのも特徴的です。
このサイズのSUVとしてはハンドリングが粘り強く、最高238馬力、最大トルク35.7kg・mを出力する2.3リッターのエンジンはかなりパワフルです。
燃費はあまり気にならず、スポーティで大きく迫力があるクルマが好みの方にオススメです。
まとめ
マツダの全中古車の中から、おおよそ10年落ち未満で、100万円以内から購入できる不人気気味の中古車をご紹介しました。
マツダのクルマはドライバーが運転を楽しめるように作られているため、クルマの流れが速い道や、曲がりくねった道をよく走る場合には特にオススメです。
以上になります。皆さまに良いクルマが見つかることを願っております。