日産の不人気中古車 16選 ~2019年度版~
日産の全車種の中から、ここ一年間で中古車市場において大幅に値下がりしているお買い得なクルマ全16車をランキング形式でご紹介いたします。
日産のクルマは、ファミリーカーのカテゴリーであっても走りの良さや運転のしやすさにこだわったクルマが豊富にあるのが特徴的です。
また中古車市場では、時代の流れに沿わずに生産中止となった、お買い得な不人気車が多数あります。
不人気中古車について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧いただければと思います。
今回もボリュームが大きくなりましたので、車種別にカテゴリー分けしてクルマをご紹介します。
2019年1月27日更新
本記事に記載しているデータは、日本有数の掲載在庫台数を誇るカーセンサーを参考にしております。
目次
コンパクトカー
第1位:ティーダ
ティーダは室内空間が広くてバランスの優れた、ファミリー向けのコンパクトカーです。
5ナンバーのコンパクトサイズではありますが、後部座席が広めのつくりになっています。
内装のデザインはシンプルかつ質感が高く、落ち着いた感じが好印象です。
ファミリーカーとしては足は固めですが、カーブが連続した道などでは地に足が付いた感じで、高速域でも安心感があります。
既に生産が終了したクルマであり、ここ一年の中古車価格は平均53万円から47万円まで徐々に値下がりしています。
平均走行距離が5万キロを少し超えたあたりのお買い得なクルマが豊富にある、いまが買い時です。
ちなみに気になる実燃費は、1.5リッターのFF(前輪駆動)でリッター13~14キロです(e燃費より)。
第2位:キューブ
キューブは、その名のとおり箱型のハッチバック・コンパクトカーです。5ナンバーのコンパクトサイズである一方、室内空間が広い作りになっています。
何気にコンパクトカークラスの中でも特に小回りが効き、見晴らしが良く、街乗りが非常にしやすいクルマです。
現行モデルは2008年から生産されていて、ここ約一年の中古車価格は平均82万円から68万円まで値下がりしています。
第3位:マーチ
マーチは、街乗り向きのコンパクトカーです。軽量ボディのため、出足などが軽やかで、足が引き締まっているのが特徴的です。
キューブと同様、小回りが効きますので、狭い道でも使い勝手が良いクルマです。
現行の2010年モデルは、5万キロ未満の走行距離でも50万円以下を切るようになっています。
国外生産なのが気になるところですが、車両台数が多く、安くてもコンディションが良さそうな個体が見つかります。
要注目!:ノート
ノートは、5ナンバーサイズの扱いやすいコンパクトカーです。
運転席からの見晴らしが良く、広い室内空間やラゲッジルームを備えています。
ローパワーで低燃費なのも相まって、近場メインでお出かけする方向きのクルマです。
2016年11月からハイブリッドモデルのe-POWERが発売され、大いに売れたことにより、このガソリンモデルが大幅に値下がりしています。
カーセンサーで2012年式の中古車の車両価格をチェックすると、経年5年で既に半額を切っていることがわかります。
上記「中古車」のリンクでは、年式の古い順からノートを並べておきましたので、値下がり具合をご確認いただければと思います。
(新しい年式順に表示すると、システムの都合上、e-POWERがたくさん検索で引っかかってしまいます。)
クーペ
第1位:フェアレディZ
フェアレディZは、スタイリッシュなエクステリアが特徴的な2シーターのクーペです。
現行型には336馬力~355馬力を出力する3.7リッターのNAエンジンが搭載されていて、停止状態から時速100キロまで5秒台の瞬足を誇ります。
後述のスカイラインクーペと比べて車両重量が100キロ以上軽い分、峠道やワインディングでもキビキビ走ります。
2シーターで大排気量ということもあり、趣味性がとても高い分、中古車市場では現行モデルであっても値下がり幅が大きくなっています。
また2002年7月~2008年11月までの先代モデル(カタログデータ)は、既に平均価格が100万円を切るほど値下がりしています。
第2位:スカイラインクーペ
スカイラインクーペは、左右1ドア・4シーターのクーペです。3.7リッターのパワフルなエンジンを搭載していて、足が引き締まった安定感のある走りを楽しむことができます。
基本的に2人乗りのクルマですが、後部座席は狭めながらも、成人大人が座れる程度のスペースが確保されています。
比較的新しい年式のクルマではありますが、中古車市場では平均価格が約169万円まで値下がりしています。
SUV
第1位:デュアリス
- 年式:2007年5月~2014年3月
- 新車価格:195~277万円
- 中古車価格:43万円~
- 中古車平均価格:102万円
- 10・15モード燃費(km/L):13.2~15.0
- カタログデータ / 中古車
デュアリスは、欧州市場を主なターゲットとして、国産戦略車として開発されたSUVです。
車幅1780mm、全長4315~4365mmのボディサイズで、小回りもそこそこ効きますので、街乗りと高速走行のいずれも器用にこなせます。
大人4人が乗れるゆったりスペースがあり、トランクルームの使い勝手が良いため、ファミリー用途にも向いています。
欧州向けのつくりのため、足回りにもコストがかけられています。全高約1.6メートルと背は高いものの、高速走行やワインディング(カーブの連続した道)でも安定感があります。
シートの心地良さも相まって、乗り心地がよく疲れにくいため、長距離ドライブも余裕でこなせます。
優良なクルマですが、あまり知られていないこともあり、中古車市場ではかなりお買い得な価格で販売されています。
ただし初期のモデル(2007年12月生産より前)は国内ではなくイギリスで生産されていましたので、程度の良し悪しには気を付ける必要があります。
第2位:ジューク
ジュークは、ユニークなデザインが特徴的なコンパクトSUVです。
全幅1765mm、全長4135mmのボディサイズは、上記のデュアリスよりも一回りコンパクトであり、街乗りがさらに運転しやすい、バランスタイプのスポーティなクルマといえます。
全長が短めのクルマではありますが、リアシートを倒すと大容量のラッゲージルームを得られます。
最小回転半径は5.3メートルでSUVとしては小回りが効き、着座位置が高くて車幅感覚がつかみやすくなるように設計されています。
2010年6月から発売されている比較的新しいクルマですが、100万円以下で程度の良さそうなクルマが見つかります。
第3位:スカイラインクロスオーバー
スカイラインクロスオーバーは、FRベースの高級SUVです。
3.7リッター・最大330馬力のパワフルなエンジンを搭載していて、ボディ剛性や足回りにもこだわった、スポーティな仕上がりとなっています。
一方で、静粛性や乗り心地などの快適面でも優れていて、ラグジュアリーカーとしての要素も兼ね備えています。
全幅が1.8メートルに抑えられていて、日本の道路事情も考慮されているのが好印象です。
燃費が低いこともあって、中古車市場では値下がり額が大きいのもポイントです。中古車台数はあまり多くありません。
セダン
第1位:ティアナ
ティアナは、ミドルクラスのファミリー向けセダンです。
3代目が2014年2月から発売されましたが、狙い目は日本の街中に適した2代目モデルです。
2.5~3.5リッターのV6エンジン、ロングボディのFFならではの広々とした室内空間、快適な乗り心地、などが特徴的です。
あまり古いモデルではありませんが、中古車市場では不人気なため、平均価格が100万円近くまで値下がりしています。
後部座席が広くて、落ち着いたクルマをお探しの方にオススメです。
第2位:ティーダラティオ
ティーダラティオは、5ナンバーサイズのコンパクトセダンです。
ハッチバックタイプのティーダと同様、後部座席が広めで、落ち着いた感じの室内空間となっています。
既に生産が終了したクルマであり、不人気なセダンゆえに、中古車市場では格安価格から購入できます。
街乗りがメインの方で、燃費がそこそこ良く、50万円以下から購入できるセダンをお探しの方にオススメです。
第3位:フーガ
フーガは、ロングボディで存在感が抜群にある、スポーティなセダンです。
走りの良さに加えて、くつろぎの車内空間、程よい車幅(全幅約1.8メートル)、豊富なエンジンラインナップ(2.5L~4.5L)が特徴的です。
狙い目は先代のフーガであり、中古車市場では100万円以下でも程度の良さそうなクルマが見つかります。
ステーションワゴン
第1位:ウイングロード
ウイングロードは、ロングセラーの5ナンバーのステーションワゴンです。
業務用途を考慮して、使い易くて広い積載スペースがあり、機能性を重視した設計となっています。
中古車市場では平均価格が50万円を下回っており、初年度付近のモデルは走行距離が10万キロ未満であっても、格安価格で購入することができます。
軽自動車
第1位:オッティ
オッティは、四角い形状で広々とした室内空間を持つ軽自動車です。
視野が広くて死角が小さいつくりなため、街乗りで運転しやすいクルマです。
中古車市場では平均価格が40万円を下回るようになり、新車の半額以下ほどで購入することができます。
第2位:モコ
モコは、人気のあるハイトワゴン系の軽自動車です。
女性のユーザを考慮して、全体的に開放的でオシャレなこだわりのデザインとなっています。
インテリアは小物入れが豊富にあり、道具としてポイントが高いクルマです。
オッティと同様、既に生産が終了していて、中古車市場では新車の半額以下ほどで購入することができます。
ミニバン
第1位:ラフェスタ
ラフェスタは、7人乗りのスポーティなミニバンです。
5ナンバーのコンパクトサイズであり、小回りが効き、見晴らしが良くて運転しやすく、加速性能や走りの性能もミニバンの中では優秀です。
一方、ファミリー用途のミニバンとしては、3列目が狭かったり、室内の収納スペースが少なかったりするので及第点といえます。
走りや取り回しの良いミニバンが好みの方にオススメのクルマです。
中古車価格は平均34万円の格安価格まで値下がりしています。
第2位:セレナ
セレナは、5ナンバーサイズのファミリー向けのミニバンです。現行モデルのセレナは最新装備てんこ盛りで人気がありますが、その一方で先代モデルがお買い得になっています。
セレナはラフェスタよりも全高が20センチ以上高く、室内空間の広さや快適性を重視したつくりになっています。また視界が広くつくられていますので、運転自体もしやすくなっています。
一方、坂道などでパワー不足を感じるシーンがあったり、最小回転半径が5.5メートルでやや大回りであったりします。ちょうどラフェスタと対照的な、ファミリー要素の強いクルマです。
2015年5月~の3代目モデルは、平均価格が約69万円とミニバンとしてはお手頃な価格となっています。
また4代目(2010年11月~2016年7月)もここ1年間で平均20万円ほど値下がりしていて、狙い目な時期がきています。
中古車在庫が豊富にありますので、程度の良いクルマを見つけやすいのもポイントです。
まとめ
日産のクルマの中から、ここ一年の中古車市場において特に値下がり傾向のある旬なクルマをご紹介しました!
今回調べたお買い得な中古車は、ニーズに沿わずに生産中止となったクルマが約半数を占める結果となりました。
お値打ち価格とはいっても、クオリティの高いクルマが揃っています。ぜひお気に入りのクルマを見つけてください。
日産の低年式のCVT車は、CVT自体の耐久性があまり良くないため、走行中に違和感があれば早めに対処しておくのが好ましいです。
カーセンサーで中古車を探す場合には、写真説明の欄に重要なコメントが書かれていることがありますので、ひととおり目を通しておくのがオススメです。
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以上になります。皆さまに良いクルマが見つかることを願っております。
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