レクサス車の価格はなぜ高いのか?その理由を説明いたします。

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レクサスの車は確かに割高感があるのですが、実は赤字覚悟で車を販売していることをご存知でしたか?

レクサスはトヨタの高級ブランドとして、海外の高級車と競うために車を開発しており、トヨタ車とはかなり大きな差別化がなされています。

トヨタに勤めている知人によると、レクサス車はトヨタ車と比べて生産過程が2000工程も多いそうです

たとえば、レクサス車は塗装が非常に美しいのですが、これは工程の違いによるものです。テスト走行もかなり念入りに行っているそうです。

北米メディア『Consumer Reports』の信頼度評価においても、レクサス車は1位、トヨタ車は2位を獲得しており、テスト車のすべてが高水準に位置していることがわかります。

(信頼度は、車所有者による74万台以上のレポートを元に算出されています。)

車は万単位のパーツで構成されていますから、いくら信頼性が高いレクサス車といえども、不具合が発生することはあります。

それでも車を所有するからには、なるべく故障や不具合が少ないほど好ましいですよね。

 

レクサスの車は細部までこだわって作られているため、オーナーになってみるとその良さが少しずつわかってきます。

たとえば、レクサスISとマークXは、ベースやエンジンは共有しているものの、それ以外の点では別物と考えてよいです。違いを挙げればキリがありませんが、たとえば車体剛性、空力特性、バネ、ショック、内装のクオリティが違います。

いずれも、よほどの車マニアでなければ、試乗のような低速域での短期間のドライブでは、レクサスの良さはわかり難いと思います。私は知人のマークXに乗ったことがありますが、コーナリング中の踏ん張りやショックの制御について、レクサスISのほうが1段階高いレベルにあると感じました。

 

レクサスの車は車両本体の値引きが禁止されていることから、高いと言われることがありますが、実際のところどうなのでしょうか。

まず、レクサスの車には輸入車でオプション扱いされている装備が標準で備わっています。またレクサスの新車または認定中古車を購入した場合、2年間~5年間(延長)はオイル代などの費用が無料になります。レクサス流のおもてなし・サービスを受けることもできます。

さらに、上記で述べたとおり、トヨタ車と同様に故障するリクスが低いため、新車・中古車にかかわらず、長期間にわたって維持費を抑えることができます。

輸入車と比べて部品交換のサイクルが長く、部品の仕入れや修理も日本ですから、いざというときの故障や部品交換でも目が飛び出るような価格にはめったになりません。

一般に高級車(特に輸入車・外車)は中古車市場ではかなり値下がりしやすいのですが、レクサスの車はリセールバリューが高めで、NXやRXなどの人気SUVは高値での買取りが期待できます。

 

ところで、レクサスの手厚いサービスの料金は、車両価格に含まれています。たとえば、レクサスGSの認定中古車を350万円で購入するとしたら、同じ程度のレクサスGSをレクサスディーラー以外の中古車販売店で300万円ぐらいで購入することができます。

しかし、レクサスの認定中古車はその分サポートが充実しており、車の整備もしっかりなされているため、車が初めての方でも安心して購入できるというメリットがあります。

ここまでレクサス車全般についてざっとご説明しましたが、ここからレクサス共通の特徴について述べていきたいと思います。
 


塗装のクオリティーがとても高い

千里浜

レクサス車に塗装で勝る車は、高級外車を含め、ほとんど無いといっても過言ではないです。街中でレクサスの車をみかけたときに、塗装の美しさに目を奪われたことがある方も多いと思います。

塗装や下地処理のクオリティーが高いと、コーティングの効果もはっきりと現れます。私が所有しているISもすでに11年目に突入しましたが、コーティングをしっかりするほど綺麗になります。ふつうは手間に思えるようなコーティング作業をすることも、いまでは楽しみのひとつです。

下の画像ではわかりにくいかもしれませんが、実車を見てもツルツルでボディラインも際立ちます。

IS コーティング効果4

車の見た目は、新旧にかかわらず、やはりツヤがとても重要です。私は以前、海外赴任で最新の高級車が街中に溢れかえっているようなエリアに住んでいましたが、大気汚染がひどく、車が常に埃をかぶったような状態で、とても新しい車には見えませんでした。

一方で低年式の車であっても、ボディが艶々で、新車のように美しい車を街中で見かけることもありますよね?クルマに艶があると、年式が少々古めでも見栄えが随分とよくなります。

ちなみにトヨタ車のクラウンも塗装は綺麗なのですが、レクサス車の塗装は更に上です。この理由は、塗装時に発生するゆらぎを抑える処理を施すことにより、周りを映し出す鏡のような光沢を出しているためです。

 

レクサスオーナーズデスクを利用できる

 

レクサス車特有のサービスとして、レクサスオーナーズデスクを利用できることが挙げられます。車を運転中にレクサスオーナーズデスクのボタンを押すと、オペレーターの方が応答し、目的地を伝えるだけでナビを自動設定してもらうことができます。

忙しいときにはかなり重宝するサービスですよね。さらには、近場のレストランやホテルなどを探してもらえたり、予約を入れてもらえたりします。また、鉄道や航空機の予約もできます。

最近はスマホで調べものが簡単にできるとはいえ、やはり便利です。まさに至れり尽くせりのサービスですよね。

 

内装の質感が高い

 

トヨタ車はたとえ一般車であっても、内装のクオリティが良く見えるように上手くつくられていますが、レクサス車には材質のよいもがふんだんに使われているため、質感がとても高いです。

はじめてレクサス車の内装を直に見ると、その質感の高さに驚かされると思います。同じクラスの他メーカー車と比べると、ベンツやアウディはさておき、おおむねレクサス車のほうが優れています。

新車・中古車に限らず、購入時は外観に目が行きがちですが、たいていの時間を車の中で過ごす分けですから、内装のクオリティも重要であると考えられます。

 

効きの良いブレーキパッドを使用している

 

トヨタ車ではコストを抑えるために安価なブレーキパッドを使用することがほとんどですが、レクサスではブレーキ周りは効きの早いものが採用されています。

トヨタ車にお乗りの方はお分かりになると思いますが、トヨタ車のブレーキは効きが遅く、停車したい場所よりも遠くに止まってしまった経験はありませんか?

特に、予想外のタイミングで先行車がブレーキを強く踏んだときに、うっかり衝突しそうしなったことがあるかたもおられると思います。

これに対して、レクサス車のブレーキは効きが早く安心感があるため、いざというときにも心強いです。

ブレーキは命を預ける重要なパーツですので、多少メンテナンスやお金がかかっても優先して良いものを使用したいところです。

ただし、停車時にブレーキが効き過ぎて、いわゆるカックンブレーキになる傾向があります。わたしの場合は、カックンブレーキを避けるために、停車する前にいったんブレーキを少し解放して、停車直前にブレーキを少しだけじわりと踏むような感じにしています(表現が難しいです。。。)。

もう一点、欠点として、ブレーキダストによりタイヤのホイールに黒いダストが付着してしまうことが挙げられます。これについては、高性能ブレーキを搭載しているスポーツ系の輸入車についても同様のことがいえます。

私の2006年式IS350の場合、だいたい往復20キロの通勤で2週間経つと、黒いダストが目立つようになってきます。また、高速道路で長距離を走行した場合には、ブレーキダストが多めに付着します。

実はこれでもパドルシフトを使ってエンジンブレーキを活用しているため、ダストの量はかなり抑えられていると思うのですが。。。かなりスポーティな運転(ブレーキを多用)される方であれば、一週間もすればホイールが真っ黒になるかもしれません。

ダスト自体はスポンジを使った水洗いで簡単に落とせます。慣れれば1分程度の水洗いで済みます。面倒くさがりやのわたしでも、洗車のついでにダスト洗いをささっと済ませているので、許容範囲ではあります。

どうしてもブレーキダストが気になる方は、ブレーキパッドを純正から他メーカー製に替えるという方法もあります。

ですがブレーキ周りは命にかかわるとても重要なパーツですから、たとえホイールが少々黒くなったとしても、個人的には効きの良くないパッドはあまりおすすめしません。

 

外観のデザインや空力特性の関しても力を入れている

 

レクサスの車は、実物を近くでみるほど作りこまれていることがよくわかります。ちょっとしたエッジを利かせるだけでも、車の製造コストは跳ね上がります。

最近のレクサス車についても、スピンドルグリルをはじめ、かなりエッジの効いたボディになっていますね。遠くからでもレクサス車であることが一目でわかるようになってきました。

実際、スピンドルグリルを導入する前は、遠目ではレクサス車であるかどうか一目でわかり難かったように思います。

また、空力特性を考慮したボディ設計となっており、高速道路における安定性も良いです。

 

静粛性が優れている

 

レクサス車は静粛性にもこだわってつくられていて、防音剤や吸音材制振剤などがエンジンや室内に大量に配置されています。

私がカローラからレクサスISに乗り換えて、一番驚いたのが、サイドウィンドウを閉めていると、車内から車外の人に声がほとんど伝わらないことです。このため、車内でのプライベートな話も気軽にできます。小さ目の音量で音楽をかけていても、緊急車の音がかなり近づかないとほとんど聞こえないぐらいのレベルです。

またレクサス車は、ハイブリッドでなくてもアイドリング中などは十分に静かです。大衆車のようなアイドリング中の不快な振動がほぼありません。カローラでは通勤の片道30分で疲れていたのが、レクサスISではオーディオをくつろぎながら楽しむことができる、癒しの空間になりました。

高速道路では静粛性の差がさらに明確になり、100キロで走っていても、普通のセダンの60キロのような感覚です。高速道路で飛ばしているレクサス車を見かけられた方もおられると思いますが、レクサス車は静粛性や高速安定性が高いので、車内は意外と快適だったりします。

 

オーディオシステムとの相性が良い

 

レクサスには「プレミアムサウンドシステム」と呼ばれる、こだわりのオーディオシステムが標準で搭載されています。

車の中でオーディオをなるべく楽しむためには、耳障りな雑音が小さい方が良いため、静粛性の優れているレクサス車とカーオーディオの相性は抜群です。

長距離ドライブの際には、静かな室内空間でお好みのオーディを楽しむことができる、贅沢なプライベート空間となります。

 

安全性が高く、落ち着いて運転できる

 

レクサス車は誰でも上手く運転できるような配慮がなされているため、車の運転中は落ち着いていられます。たとえば、アクセルを踏み込んだときのレスポンスが自然で、急に飛び出したりしないような配慮がなされています。

仕事で疲れたときなどは、レクサス車のありがたみがよくわかります。

 
レクサス車全体の問題点もこっそり挙げておきます

 

衝突防止機能がいまいち

 

衝突を軽減するようなシステム(プリクラッシュセーフシステム)はありますが、アイサイトのように自動ブレーキで衝突を高確率で回避するようなシステムは今のところありません。

私は以前、歩道を歩いていたときに、信号が青になって左折した車が自転車を引く現場を目撃したことがあります。自転車に乗っていたのは大学生だと思われますが、まったく無防備の状態ではねられたためなのか、引かれたあとは身動きひとつしていませんでした。

この事故は、見晴らしが抜群のところでおきました。しかもはねた車の前方から自転車が来ていたため、見えないはずがありません。実は、事故を起こした車に乗っていたのは高齢者の夫婦の方でした。

なぜこのようなことになったのかは不明ですが、アイサイトのような自動ブレーキシステムがあれば回避できていたと思います。このような経験から、私は、すべての車について、グレードにかかわらず自動ブレーキシステムを標準装備にしておくべきだ考えています。

歩行者側としては、青信号でも気を付けなければなりませんね。車対人の事故は取り返しのつかないことになりかねませんので、車を運転する際はなるべく気をつけたいものです。

 

サービス料金が割高

 

レクサスIS350の車検代に記載してあるとおり、車の整備などの技術料がけっこう割高です。インターネットでの買い物が一般的になった昨今でも、消耗品の価格は定価どおりです。

ただ外車と比べて部品を輸入する必要がなく、不具合のリスクも平均以下ですので、クルマの使用頻度や運も絡みますが、トータルコスト的には維持しやすいレベルであるといえます。

 

電子制御のデメリット

 

トヨタ車特有の電子制御は、「誰でも気軽で安全にスポーツ走行ができる」というメリットがあるものの、車を操る楽しみを損なう要因でもあります。

特にMT車を運転されている方からすれば、余計な電子制御をOFFにしたいと感じる方が多いと思います。

そもそも、快適性とスポーツ性は相反する傾向があるため、快適性の優れたレクサスの車にとっては、ピュアスポーツカー寄りのRC Fなどになると、どうしても中途半端な印象を抱く方が多くなるのは仕方がないかもしれませんね。

ドイツ車などはアウトバーンでの高速巡行(たとえば時速150キロ~)を前提につくられているので、レクサス車とは足回りの味付けやロードインフォメーションの伝え方もずいぶんと違います。

レクサスの「Fスポーツ」などのスポーツモデルは、やはりコンフォート寄りのスポーツという位置づけかと思います。

逆に高級車のスポーツ寄りであれば、メルセデス・ベンツのAMGシリーズ、アウディのSシリーズやRSシリーズ、BMWのMシリーズやアルピナ、ライトウェイトスポーツのポルシェ ケイマンなど、選択肢が豊富にあります。

レクサス車が速いかどうかは、何と比較するのかによって変わってきます。詳しくは、以下のページを参考にしていただけると幸いです。

レクサスのクルマはどれぐらい速い?全車種の加速ランキングを一挙公開!

レクサス車とライバル車(BMW等)の性能を一挙公開&比較 2017!
 

デザイン面で好みが分かれるところ

 

レクサス車共通のスピンドルグリルが導入されたあたりから、好みがはっきり分かれる押しの強いデザインになっています。

スピンドルグリルは背の高いSUVとは相性が良いと感じますし、彫刻風のエッジの効いたデザインも個性的で良いとは思いますが、セダンやクーペについてはもう少しマイルドな感じが好みの方も少なくないはずです。

レクサスRX 正面

ご参考:レクサスRXの試乗レビュー: 圧倒的な存在感を放つラグジュアリーSUV

当方はデザインの専門家ではありませんが、メルセデスやポルシェ、アウディなどの欧州車はデザインが一貫しており、曲線美が上手く取り入れられていて、かつ全体的なまとまり感(ごちゃごちゃしていない)があり、ストライクゾーンが広いように感じます。

欧州車に対抗するために、印象に強く残るデザインにしたのだと考えられますが、今後のモデルチェンジでどう変わっていくのか気になるところですね。

最近では、ラグジュアリー・クーペのLCでフロントグリルが洗練された印象があり、海外のレビュー記事などを見ても好評を得ています。


まとめ

 

車のこだわりのクオリティやサービスという付加価値は目に見えないことが多く、口コミで少しずつその良さが広がっていくと思います。

レクサスの実車をご覧になったことが無い方は、ぜひレクサスディーラーをたずねてみることをお勧めいたします。

本記事が皆様の参考になりましたら幸いです。

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2016.7.27 by Dr. Poni


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