トヨタの不人気中古車 15選 ~2019年度版~
トヨタの全車種の中から、ここ一年間で中古車市場において大幅に値下がりしているお買い得なクルマ全13車をランキング形式でご紹介いたします。
トヨタらしい車、といえば、どのようなイメージをもっておられますか?おそらく多くの方が、「長く安心して乗れるクルマ」と答えるのではと思います。
実際にデータをみても、トヨタのクルマは、耐久性の面では全自動車メーカートップクラスであることがわかっています。
中古車についても同様のことが言えて、やや多走行であったり、古めの年式であっても、長く乗れる可能性が高いのが特徴です。
検査技術が成熟している昨今でも、外車(輸入車)はもとより、他の国産車メーカーと比較しても、車業界においてトヨタのクルマはタフで故障しにくいことでよく知られています。
日本では売れ残るような古いトヨタ車でも、海外に輸出されて現役車として活躍しているほどです。なかでもカローラ系やハイエースバンの中古車は海外で高い人気を誇ります。
発展途上国では果てしない荒野を延々とドライブすることも少なくなく、車の耐久性はときに生死にかかわるほど重要です。日本には生死に影響するような場所はほとんどありませんが、それでも「信頼できるクルマ」は魅力的ですよね?
トヨタのクルマのラインナップは、生産終了済みの中古車を含めると、ファミリーカーが圧倒的に豊富です。
耐久性を除けば、特出した特徴を持つトヨタ車は少なめですが、実用的で維持しやすいクルマをお探しの方であれば、まずはトヨタの中古車から調べてみるのがオススメです。
特に中古車がはじめての方であれば、なるべく不具合が起きにくい車が好ましいですよね?車の仕組み・メンテナンス方法については、オイル交換やタイヤの空気圧チェック、洗車など、基本的なことから少しずつ学べばいいんです。
ところで、「トヨタのファミリーカーはお買い得なのか?」というのは気になるところではないでしょうか?
実はトヨタのファミリーカーは中古車市場では人気がある方なのですが、人気車種の陰に隠れて知名度の低い車種もいくつかあり、大幅に値下がりしている不人気な中古車も見つかります。
また、トヨタのクルマは販売台数が多くて寿命も長い分、不人気車であっても中古車の流通台数が多めとなっていて、近場でもお気に入りの車を見つけやすいところもポイントです。
不人気車について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧いただければと思います。
本記事では、クルマの程度を考慮して、不人気気味の車種の中から、おおよそ10年未満の車種をピックアップしました。
ボリュームのある記事ですので、車種別にクルマを分けておきました。すでに車種を決めておられる方につきましては、目次のリンクを利用していただければと思います。
2019年1月27日更新
本記事に記載しているデータは、日本有数の掲載在庫台数を誇るカーセンサーを参考にしております。
目次
コンパクトカー
第1位:ブレイド
- 年式:2006年12月~2012年4月
- 新車価格:224~342万円
- 中古車価格:18万円~(平均49.0万円)
- 10・15モード燃費(km/L):10.2~13.4
- 最大寸法:4.26 / 1.76 / 1.53 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
ブレイドは、ハッチバックタイプのコンパクトカーです。2.4リッターと3.5リッターのモデルがあり、コンパクトなのにとてもパワフルで静粛性が高く、乗り心地も優れたクルマです。
ブレイドの製造年式は2006年からとそれほど古くないものの、中古車市場では値下がり幅が大きなクルマです。
高級ハッチバックとして発売されたちょっぴり贅沢なクルマですが、排気量が大きい分、他のコンパクトカーと比べると燃費で劣ることが不人気の主な原因となっています。
その代わりパワーがある分、普段の運転で余裕が持てますし、エンジン音が小さくて高級車風の落ち着き感がある、いまどき珍しい車であるといえます。
ボディサイズは全幅1.76メートル、全長4.26メートルで、最小回転半径は5.2メートルとなっていますので、同じ排気量クラスのエンジンを搭載した車と比べるとかなりコンパクトです。
年式としても既に底値に達していて、ここ1年では平均58万円から49万円まで値下がりしています。平均走行距離が約6万キロですので、安くなってはいるものの、まだまだ長く乗れるクルマがたくさんあります。
年間走行距離が少ない等の理由で燃費はそこそこで良く、街乗りから長距離ドライブまで幅広く利用でき、余裕と落ち着きのあるドライブが好みの方にオススメの一台です。
第2位:ポルテ
- 年式:2012年7月~
- 新車価格:145~211万円
- 中古車価格:29万円~(平均96万円)
- JC08モード燃費(km/L):16.0~22.2
- 最大寸法:4.0 / 1.7 / 1.72 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
ポルテはたくさん荷物を積むことができる、トールワゴンタイプのファミリー向けコンパクトカーです。
5ナンバーのコンパクトなボディサイズですが、車内空間を最大限に活用できるように工夫して設計されており、ウォークスルーもできる広々とした室内空間、豊富な収納スペース、そしてスライドドアなど、実用面が優れたクルマです。
乗り心地がソフトであり、後部座席に人を乗せるのにも向いていますので、3~4人が乗るファミリーカーとしての用途にピッタリです。
1.3リッターのエントリーグレードを除けば、アイドリングストップが付いているところもポイントです。
ハッチバックタイプのファミリーカーは中古車市場でも人気がありますが、競合が多いため、ポルテの中古車はここ一年で100万円以下の個体が一気に増えています。
現行型のポルテは2012年式から発売された比較的新しいクルマであり、平均走行距離も1.8万キロですので、これからまだまだ乗ることができます。
中古車の中でも年式が新しく、お手頃な価格で購入できるファミリーカーが欲しい、という方にオススメです。
第3位:iQ
- 年式:2008年11月~2016年3月
- 新車価格:129~355万円
- 中古車の平均価格:47.2万円
- JC08モード燃費(km/L):23.0~23.5
- 最大寸法:3.14 / 1.71 / 1.5 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
全幅1.68メートルの標準的なコンパクトサイズに、全長わずか3メートルの短いボディを持つ、非常に個性的なコンパクトカーです。
ホイールベースがわずか2メートルで、小回りがすごく良く効きますので、狭い道でもキュキュッとストレスなく曲がることができます。
足回りもしっかりと走るように設計されており、車体も軽量なため、他のコンパクトカーには無い運転感覚を体感できます。
全長がとても短いため、1~2人用、あるいは、夫婦+小さな子供にちょうど良いサイズです。住宅が密集している路地(狭い通路)を通る方におすすめの一台です。
中古車市場では既に底値に達しており、平均50万円を下回るようになりました。あまり古い中古車が増えないうちに、お値打ち価格で買える今がお買い時です。
第4位:パッソ
- 旬な年式:2004年6月~2010年1月
- 新車価格:94~167万円
- 2代目中古車の平均価格:61.3万円
- 10・15モード燃費(km/L):18.0~21.5
- 最大寸法:3.65 / 1.67 / 1.54 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
パッソは5ナンバーのコンパクトなハッチバックです。人当たりが良いデザインが特徴的です。
背丈は1.55メートル制限の立体駐車場に入るように設計されていて、トヨタのラインナップで最小クラスのコンパクトカーであり、軽量かつ低燃費なエコカーです。
運転席からの見晴らしが良く、車両感覚もつかみやすいため、狭めの道でも運転しやすいところも魅力ポイントです。
近場へのお出かけがメインの方で、軽自動車よりも落ち着きのあるクルマをお探しの方にオススメです。
2016年にフルモデルチェンジが実施されたことにより、初代モデルの平均価格は既に30万円を下回るほどになっています。
かなりお手頃な価格まで値下がりしているものの、車両台数が非常に多く、安くて程度の良さそうなクルマがたくさんあります。
初代モデルには、1リッターと1.3リッターの2モデルがあり、坂道や高速道路で運転される方であれば、1.3リッターがオススメです。
第5位:カローラルミオン
- 旬な年式:2007年10月~2015年12月
- 新車価格:168~242万円
- 中古車の平均価格:
- 10・15モード燃費(km/L):14.6~17.8
- 最大寸法:4.22 / 1.76 / 1.64 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
カローラルミオンは、ボックス型のエクステリアが特徴的な、ファミリー向けのコンパクトカーです。
歴代カローラとは異なり、3ナンバーの幅広サイズ(全幅1.76メートル)となっていて、室内空間や収納スペースを重視したつくりになっています。
一方でコンパクトなミニバンよりも走りや小回りが良く、街乗りがしやすいバランス型のクルマといえます。
この手の微妙に大きなコンパクトカーは、中古車市場では不人気になりやすく、カローラルミオンも例にもれず比較的お手頃価格で販売されています。
7人乗りのミニバンは必要なく、室内空間やラゲッジルームの空間スペースを重視される方にオススメの一台です。
このカローラルミオンは2015年に生産が終了したため、知名度の低下もあいまって、総額100万円以内から狙える旬な時期となっています。
なお、高速道路を利用して遠出をされる方であれば、1.8リッターのモデルであれば多人数や重い荷物を積んでいても余裕ができます。
第6位:ist
- 年式:2007年1月~2015年6月
- 新車価格:159~215万円
- 中古車の平均価格:59.5万円
- JC08モード燃費(km/L):15.2~16.4
- 最大寸法:3.93 / 1.73 / 1.54 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
ヴィッツを若干ワイド化して、3ナンバーサイズとなったコンパクトカーです。SUVライクのデザインなので、中古車としても、若い方にも受け入れられやすくなっています。
コンパクトカーとしては、SUVらしく最小回転半径が5.5メートルでやや大回りですが、そもそもサイズがコンパクトなので取り回し自体は難しくありません。
ヴィッツの陰に隠れたクルマであり、ここ一年の中古車平均価格は、83万円から61万円まで大きく値下がりしています。
走行距離が多いクルマが目立ちますが、在庫台数が豊富にありますので、程度の良いクルマを見つけやすくなっています。
第7位:ヴィッツ
- 年式:2010年12月~
- 新車価格:106~270万円
- 中古車の平均価格:87.2万円
- JC08モード燃費(km/L):17.2~25.0
- 最大寸法:3.98 / 1.70 / 1.53 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
ヴィッツはスタイルが良く、エコなコンパクトカーです。旧型モデルよりも燃費が大幅にアップしており、みんカラやe燃費をチェックすると、実燃費でリッター15キロ近い値を示しています。
ハンドリングが取りやすく、乗り心地もコンフォート寄りなので、街中での長時間ドライブも比較的楽にこなせます。
ここ一年の中古車平均価格は、一時期100万円を超えましたが、90万円まで少しずつ値下がりしています。
在庫台数が非常に多く、年式が新しいクルマですので、程度の良いクルマが見つけやすいのもポイントです。
ちなみにスポーティなルックスと走りが好みの方にはG’sがオススメです。
SUV
第1位:ハリアー ハイブリッド
- 旬な年式:2005年3月~2012年9月
- 新車価格:409~501万円
- 中古車の平均価格:118万円
- 10・15モード燃費(km/L):17.8
- 最大寸法:4.76 / 1.89 / 1.68 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
ハリアー・ハイブリッドは、新車で400~500万円もする高級クラスの車であり、トヨタのプレミアムなSUVとして口コミ評価の高いクルマです。
このハイブリッドモデルは、3.3リッターのV6エンジンにモーターが組み合わされ、パワフルさと燃費の良さを見事に両立しています。
また、レクサスクオリティに負けないほどの高級感あふれるインテリアと乗り心地の良さも魅力ポイントです。
2014年から発売されている2代目のハリアー ハイブリッドはまだ高値を維持していますが、1代目はここ2年で平均174万円から118万円まで大幅に値下がりしています。
貫禄のあるSUVかつハイブリッドカーですので、見た目の古さを感じさせないところも良いですね。現行の個性的なデザインよりも、こちらの落ち着いたデザインが方が好み、という方には尚オススメです。
あまり長距離をドライブしない方であれば、非ハイブリッドのモデル(2003年2月~2013年7月生産)も平均104万円まで値下がりしていて、お買い得になっています。
第2位:ラッシュ
- 旬な年式:2006年1月~2016年3月
- 新車価格:159~226万円
- 中古車の平均価格:83.9万円
- 10・15モード燃費(km/L):13.2~13.8
- 最大寸法:4.01 / 1.7 / 1.71 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
ラッシュは、5ナンバーのコンパクトSUVです。SUVとしては小柄で小回りが良く、一方で背が高くて見晴らしが良いため、街乗りのしやすいSUVとなっています。
この価格帯では珍しい後輪駆動のモデルがあるのもポイントです。もちろん、雪道や悪路に強い4WDのモデルもあります。
2006年から発売され、一度もフルモデルチェンジされることなく2016年3月で生産が終了しています。
中古車市場では100万円以下で、まだまだ走れそうなクルマが豊富にある今がチャンスです!
セダン
第1位:SAI
- 新車価格:330万円~433万円
- 中古車価格:54万円~
- 燃費(JC08モード): 22.4 km/L
- おすすめ年式:2013年8月より前の中古車
- 最大寸法:4.7 / 1.77 / 1.5 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
トヨタのプレミアムブランド「レクサス」のHSと大部分のパーツを共有している、上位クラスのセダンです。
ベースグレードでコミコミ400万円近くする車ですが、2013年8月のマイナーチェンジ前のモデルはあまり人気がなく、新車時の4分の1から購入可能です。
実は2010年式のSAIを売却したことがあるのですが、経年4年目、走行4万2千キロの上級セダンが、ディーラー下取りで70万円、一括査定で86万円まで値下がりしていてビックリした覚えがあります。ちなみに買取店での売値は、車検込みで110万円となっていました。
もう一つのポイントは、中古車としての品質の高さです。何せレクサスと同じ工場で生産されていますので、総合的な信頼性は折り紙付きです。
エンジンには2.4リッターのエンジンを積んでいますので、レクサスのハイブリッドカーと同じぐらい、ハイブリッドカーの中ではパワフルな部類に入ります。
ただしエコカーらしく、燃費を考慮してゆったりと加速するように調整されており、ハンドリングや旋回時のボディの動きがおだやかですので、キビキビとした運転には向いていません。
内装はラグジュアリーなレクサスHSと共有しているだけあって、上級セダンに相応しい仕上がりになっています。
SAIの特性を考慮すると、売値は期待できないため、あまり運転しない方には損です。ゆえに街中での走行がメインの方で、年間走行距離が多い方にオススメです。
第2位:マークX
- 年式:2009年10月~
- 新車価格:238~562万円
- 中古車価格:45万円~
- JC08モード燃費(km/L):10.0~11.8
- 最大寸法:4.81 / 1.80 / 1.45 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
マークXは、ミドルクラスのスポーティセダンです。街乗りから高速道路を利用した遠出まで、幅広いニーズに対応できるクルマです。
スポーティかつ快適なファミリーカーでもありますが、ここ一年で現行モデルの平均価格が183万円から162万円まで右肩下がりで徐々に値下がりしています。
不人気な理由は、同系統のレクサスISのようにハイブリッドモデルがなく、燃費によるものが大きいと思われます。その代わり、3.5リッターNAなどのパワフルなV6エンジンが安値で手に入るというメリットは大きいです。
このご時世、欧州車のミドルクラスセダンが軒並み2リッター・ターボを採用しているため、V6のNAエンジン自体が希少になってきています。
ハイパワーが大好きな方には「350シリーズ」、エンジンを回してドライブを愉しみたい方には「250シリーズ」がオススメできます。
現行型は2009年式~と比較的新しいものの、既に車両価格が100万円を下回るクルマも散見されます。
今なら平均走行距離もあまり多くありませんので、中古車として長く乗れる一台として今がお買い得です。
2004年からの先代モデルは、平均価格が66万円ぐらいまで値下がりしていますので、さらにお買い求めやすくなっています。
⇒ マークXの中古車一覧 (2009年10月~)
⇒ マークXの中古車一覧 (2004年~2009年)
ちなみに高級グレードの車に興味がある方であれば、トヨタのプレミアムブランド「レクサス」のスポーツセダンであるISやGSもオススメです。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
第3位:カムリハイブリッド
- 年式:2011年10月~
- 新車価格:322~402万円
- 中古車価格:79.8万円~
- JC08モード燃費(km/L):23.4
- 最大寸法:4.85 / 1.83 / 1.47 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
カムリハイブリッドは、ミドルクラスのハイブリッドセダンです。カムリはアメリカで非常に高く評価されている車であり、クルマ自体の信頼性も高いため、隠れた名車として中古車としてもオススメな一台です。
1代目はガソリンモデルでしたが、現行からハイブリッド専用となり、燃費がリッター10キロ前後から23.4キロまで大幅に上がりました。
エコカーなのに、最高160馬力を出力する2.5リッターエンジンを搭載していて、停止状態からのフル加速で時速100キロまで7秒台の瞬足を誇ります。
実はプレミアムブランド「レクサス」のハイブリッドモデルであるIS300h(公式8.2秒)やレクサスGS300h(公式9.2秒)よりも加速面で勝っています。
欠点としては、国産戦略車ということもあり、全幅が1.8メートル+αの幅広サイズとなっていて、トヨタのクラウンよりも小回りが効きにくくなってることが挙げられます。
その代わり、足回りが引き締まっていて高速安定性が優れていますので、高速道路を利用して長距離ドライブをしたり、クルマの流れの速い道路で運転される方にオススメです。
前述のSAIがおだやかな設定なのに対して、カムリハイブリッドはボディサイズ自体は大きいものの、加速を含めてキビキビとした走りを楽しむことができます。
オーナー評価が高く、バランスの優れた良車ですが、中古車市場ではセダン自体が不人気のため結構値下がりしています。
ここ一年では平均241万円から185万円まで右肩下がりで値下がりしています。ハイブリッドカーが一般に広く普及した昨今、今こそお買い得なクルマです。
第4位:プリウスPEV
- 年式:2012年1月~
- 新車価格:285~420万円
- 中古車価格:79.8万円~
- JC08モード燃費(km/L):30.8~61.0
- 最大寸法:4.48 / 1.75 / 1.49 m (全長/全幅/全高)
- <カタログデータ
プリウスPHVは、自宅でバッテリーを充電することが可能な、プラグインハイブリッドカーです。e燃費のオーナー記録では、実燃費でリッター26キロ近くを記録している超エコな車です。
近場に買い物に行く程度であれば、ガソリンを消費せずにモーターのみで走行することも可能です。バッテリーの電池が切れてもガソリンで走りますので、遠出の場合には、普通のハイブリッドカーとして気軽に利用できるのも強みです。
比較的新しい年式のクルマですが、フルモデルチェンジ版の販売が始まったことにより、ここ約一年の平均価格が214万円から143万円まで大幅に値下がりしています。
ブレビス
- 年式:2001年6月~2007年5月
- 新車価格:336~422万円
- 中古車の平均価格:33.9万円
- 10・15モード燃費(km/L):10.6~11.6
- 最大寸法:4.55 / 1.72 / 1.48 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
ちょっと年式が古くなりますが、ラグジュアリーでお手頃な中古車を、という方にオススメなのがこのブレビスです。
ブレビスは、今ではほぼ皆無となった、5ナンバークラス相当のコンパクトなサイズの高級セダンです。
日本で扱いやすいサイズでありながらも、高級車の貫禄があり、駆動形式がFR、豪華な木目調のパネル、サルーンに相応しい乗り心地や静粛性、そして余裕のあるエンジンパワーなど、高級車としてのポイントがしっかりと押さえられています。
後継のSAIのみならず、最近のミドルクラスのセダンが軒並みワイド化していく中、今となっては極めてレアな存在となっています。
中古車市場では玉数が少ないのがネックではありますが、平均価格は30万円台となっており、かなりお手頃な価格で販売されています。
初期モデルはさすがに古くなりますので、年式と価格のバランスを考慮して、納得のいく良い個体を見つけることができるかどうかが最大のポイントです。
ミニバン
第1位:ウィッシュ
- 年式:2009年4月~
- 新車価格:184~285万円
- 中古車の平均価格:116.1万円
- JC08モード燃費(km/L):14.4~16.0
- 最大寸法:4.62 / 1.76 / 1.60 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
ウィッシュは、街乗りに適した5ナンバーサイズ(一部3ナンバー)のコンパクトなミニバンです。
全幅が1.8メートル以内なので比較的狭い道でも通りやすく、一方で全長はロングで3列目を倒すとかなりの積載スペースを確保できます。
ミニバンとしては車高が低くて軽く、加速力や走行性能はそこそこ優秀です。
現行型は比較的新しいものの、ここ半年で平均価格が10万円ほど値下がりしています。
走行距離の少ないクルマも多いため、あまり古くない、長く乗れてお買い得な中古ミニバンをお探しの方にオススメです。
第2位:ノア
- おすすめ年式:2007年6月~2013年12月
- 新車価格:199~315万円
- 中古車の平均価格:120.6万円~
- JC08モード燃費(km/L):12.4~13.6
- 最大寸法:4.76 / 1.89 / 1.68 m (全長/全幅/全高)
- カタログデータ
ノアは、ウィッシュよりも一回り大きなミニバンです。ウィッシュよりも背が高く、車内空間がより広々としています。
人気のあるミニバンですが、2007年~の先代モデルはココ半年で平均150万円から120万円まで大きく値下がりしています。
中古車在庫数が非常に多いため、お好みのカラー・オプションのクルマや、程度の良いクルマを見つけやすいところがポイントです。
総評
トヨタのクルマの中から、ここ一年の中古車市場において特に値下がり傾向のある旬なクルマをご紹介しました!
中古車市場では排気量が大きめなクルマは敬遠される傾向がありますが、最近ではハイブリッドカーも比較的新しい年式から値下がりすることがあります。
注目されがちな新型ハイブリッドカーが売れている時期は、影に隠れた中古のハイブリッドカーが出てくるということですね。
車は新しければ良い、というわけではなく、コスト削減やデザインの大幅チェンジなどにより、旧型モデルの持ち味が損なわれてしまうことが多々あります。
トヨタ車の場合には、ここ数年は奇抜なルックスで特定のターゲット層にアピールする車が増えており、旧型の方がトータル面でのデザイン性が良かったりします。
カーセンサーで中古車を探す場合には、写真説明の欄に重要なコメントが書かれていることがありますので、ひととおり目を通しておくのがオススメです。
トヨタのクルマはタフですが、「オイル交換を長年していない」、「交換が必要なパーツをそのまま使っている」など明らかに整備を怠っている車がであれば、話は別です。
中古車選びの際には、整備履歴がわかるなど、安心感のある個体をしっかりと選ぶのがポイントです。
皆さまに良いクルマが見つかることを願っております。
ラグジュアリーかつ安心感のある中古車をお探しであれば、トヨタのプレミアムブランドである「レクサス」の中古車もオススメです。
⇒ レクサスの不人気中古車がわかる!お買い得ランキングTOP7!
以上になります。本記事が皆さまの参考になりましたら幸いです。
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車の購入・維持などでお悩みの方は、「車の購入費&維持費は、年収で決めない方が良い理由」もぜひご一読ください。
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たとえ低年式の車や事故歴ありの車であっても、下取りよりも数十万円も高く売れることがありますので、まだチャンスがあります!