車の運転が初めての方にピッタリ!厳選おすすめ車 2019
車を初めて選ぶときって、右も左もわからず、楽しみと不安が半々の人がほとんどだと思います。そこで本記事では、車が初めての方のために、車選びのポイントをわかりやすく解説しつつ、2018年度のおすすめの車をご紹介します。
車選びでは、中古車を含めると膨大な選択肢があり、車一台一台にさまざまなメリット・デメリットがあります。初めての車選びでは、メリットとデメリットのバランスを考慮することが重要です。
また基本的に車は多機能なものほど高価になりますので、予算と相談しながら、何を優先するのかを決めていくことがポイントです。
初めてのクルマ選びでまず押さえておきたいのが、コミコミ50万円程からで比較的購入しやすく、しかも良車が手に入りやすい「不人気中古車」です。
中古車市場では、クルマの価格は人気度(需要)により大きく左右されますので、あまり知られていない車は値下がり幅が大きくなります。
最初は初期コストを抑えておき、予算を貯めて新車を購入するというスタイルの方にも不人気車はオススメです。
また、予算が30万円程~の場合、リスキーな激安中古車よりも、不人気車の中でも平均的に値下がりしている「格安中古車」が狙い目です。
続いて、予算以外では、どのようなことを優先すれば良いと思いますか?
私が『これは外せないな』と思った項目は、『維持しやすい車、安全性が優れている車、そして運転しやすくて疲れにくい車』の3点です。おそらく多くの方が行き着くような答えだと思います。
ここでは、上記の3つの項目を満たすような車について考えてみましょう!
まず『維持しやすい車』を具体化すると、故障のリスクが小さい『国産車』かつ、税金やガソリン代があまりかからない『低燃費車』となります。
国産車の故障のしにくさは世界最高水準を維持し続けていて、国産車を安値で手に入れやすい我々は非常にラッキーであると言えます。
低燃費車といえばハイブリッドカーですが、ガソリン車と比べて購入コストが数十万円は高くなりますので、長距離&長年クルマに乗られる方にオススメです。
次に、『安全性が優れている車』について考えてみましょう。車の安全性といえば、『運転アシスト機能が充実した車』や『衝突に強い頑丈な車』、『見切りが良い車』が挙げられると思います。
また意外に重要なのが、『運転しやすく、疲れにくい車』です。というのも、車の運転が不慣れなうちは、思いのほか疲れがたまりやすいからです。
ここで一通りまとめてみましょう!
維持費が安い車
◎ 国産車、◎ 低燃費車
- 主な車種:軽自動車、コンパクトカー、ハイブリッドセダン
安全性が優れている車
◎ 運転アシスト機能付きの車、◎ 頑丈な車、◎ 快適性の優れた車
お買い得な車
◎ 中古車(特に不人気車)
それでは、各条件の車の中から、他の条件もなるべく多く満たすような車を厳選してご紹介していきますね。
なお、お買い得な車が欲しい方向けに、カーセンサーの在庫車へのリンクも貼り付けておきました。
2019年1月27日更新
本記事に記載している中古車価格とカタログデータは、日本有数の掲載在庫台数を誇るカーセンサーを参照しております。
また中古車のリンクについては、最新モデルを『安い順』に表示するように設定しています。比較的高年式で、バーゲンプライスの中古車が見つかりますよ☆
目次
維持費が安い車
【マツダ】 デミオ XD (ディーゼル)
新車価格:135万円~219万円
中古車価格:105万円~
JC08モード燃費:26.4~30 (FF)
◎ カタログデータ
マツダの人気コンパクトカーであり、躍動感のあるデザインの車で、走りが良く、低燃費で安全性も優れた車をお求めの方におすすめです。
デミオにはディーゼルモデルのXDがあり、レギュラーガソリンよりも数十円安い軽油を使用します。しかも燃費はリッター26.4キロ~30キロ(※前輪駆動:FF)とかなり優秀です。
ディーゼルエンジン搭載車はパワーとトルクともに申し分なく、長時間の運転も疲れにくいです。
マツダ車全般の一体感のあるハンドリングや運転感覚も、運転が初めての方にピッタリです。
ご参考:マツダ デミオ XDに試乗!コンパクトカーの枠組みを超えている?
安全面では、自動車事故対策機構が実施している安全試験において5つ星(最高評価)を得ています。
デミオ XDには、誤ってアクセルペダルを踏み込んだときでも、急発進しないように車を制御する安全システム(AT誤発進抑制制御)が標準搭載されています。
実はペダルの踏み間違いによる事故は年間1万件近くおきています。中途半端な自動ブレーキシステムよりも、こちらのシステムの方がよっぽど大事だと思います。
ちなみにカーセンサーによると、デミオは今、中古車市場においてガソリンモデルがお買い得になっています。
ディーゼルじゃなくてもいいじゃない! 若者に人気のマツダ デミオ(現行型)は今、ガソリン車が買い
この価格帯の主な競合車
最大26.4 km/lの低燃費と優れた実用性が魅力的なFITハイブリッド
最大37 km/lの低燃費を誇るコンパクトカー アクア
詳しくは、おすすめ人気コンパクトカー 2016 ~ 国産車&輸入車~ 『総まとめ編』をご覧ください。
50万円~100万円程度の中古コンパクトカーもご紹介しています。
【ホンダ】 グレイス ハイブリッド
新車価格:195万円~238万円
中古車価格:139万円~
JC08モード燃費:29.4~34.4
◎ カタログデータ
セダントップクラスの最大リッター34.4キロの低燃費を誇るハイブリッドセダンです。5ナンバーのコンパクトボディであり、車体感覚が掴みやすく、クセがなく運転しやすい車です。
またセダンとしてはコンパクトサイズなので、車庫入れも楽にできます。
ハイブリッド車なので静粛性も優れており、アクセルを踏み込んだときのエンジン音も力強く、心地良いです。
高級スポーツセダンのような雰囲気や質感があり、ワンランク上の車のような感じがします。
ちなみにハイブリッド車は、バッテリーのスペースの都合上、トランクスペースが小さいことが多いのですが、グレイスはバッテリーが小型であるためトランクスペースも大きいです。
セダンというカテゴリーに抵抗がない方であれば、個人的に一押しのクルマです。
以下の記事では、ブログ管理人がグレイスについて詳しくレビューしています。
この価格帯の主な競合セダン
走りの良さとアイサイトによる抜群の安全性を兼ね備えたインプレッサG4
最大33.8 km/lの低燃費が売りのカローラ アクシオ ハイブリッド
詳しくは、おすすめ人気セダン 2016 ~ 国産車&輸入車~ 『総まとめ編』をご覧ください。
【スズキ】 アルト
新車価格:70万円~141万円
中古車価格:46万円~
JC08モード燃費:25.2キロ~37.0
◎ カタログデータ
アルトは、軽自動車の中で特に走りが優れていて、運転しやすい車です。最新モデルでは、リッター37キロという低燃費を実現しています。
実燃費も軽自動車トップクラスであり、若い人にも手が届きやすいように、新車であっても車両価格がお手頃になるように抑えらています。
アルトには従来のMTに加えて、5AGSと呼ばれるクラッチペダルの無い(ミッション機構の)ATモデルがあります。
5AGSは独特の操作感覚があり、AT限定免許の方でも運転できるため、運転を楽しみたい方におすすめです。
安全装備については、オプションでレーダーを用いた自動ブレーキシステムや、誤発進抑制機能、エマージェンシーストップシグナル(急ブレーキをかけたときに後続車に知らせる機能)、車両走行安定補助システムなどがあります。
(グレードXには標準装備されていて、その他のグレードはオプションとなります。)
なお、軽自動車の人気車については、以下も参考にしていただけると思います。
軽自動車の人気ランキング 2018
安全性が優れている車
【スバル】 インプレッサG4
新車価格:155万円~245万円
中古車価格:75万円~
JC08モード燃費:15.6~17.6
◎ カタログデータ
インプレッサG4は、スバルのコンパクトセダンです。スバルは『アイサイト』と呼ばれる先駆的安全技術を持っており、インプレッサG4にも対応しています。
アイサイトのドライブアシスト機能は高性能かつ多彩であり、車の運転が初めての方にピッタリです。
特に優れている機能としては、歩行者や自転車を認識する自動ブレーキシステム、時速100キロまで先行車に自動追従して走ることができるクルーズコントロールが挙げられます。
さらには、AT誤発進抑制制御システムや、走行レーンを逸脱しないようにハンドリングをサポートするシステム、疲れや眠気、わき見運転によるふらつきを検知・警告するシステムなどがあり、とても心強いですね。
ちなみにアイサイトは、レーダーではなくカメラ2台(ステレオカメラ)を用いて、人の目の仕組みと同じように『画像+奥行情報』を取得しています。
自動車事故対策機構が実施している安全試験では、スバルのアイサイト搭載車すべてが最高ランクの評価を得ています。
ちなみに、7人乗りのファミリー向けの車としては、SUVのスバル エクシーガ クロスオーバー7が一押しです。
SUVの「見晴らしの良さ」や「頑丈さ」に加えてエクシーガー クロスオーバー7の快適な乗り心地、走りの良さ、実用性、そして安全システム(アイサイト)が加わり、非常に完成度の高い車に仕上がっています。
カッコ良いSUVに興味のある方は、おすすめ人気SUV 2018 ~ 国産車&輸入車~ 『総まとめ編』をご覧ください。
【マツダ】 アテンザ
新車価格:276万円~396万円
中古車価格:9万円~
JC08モード燃費: 16.0~22.4(XD)
◎ カタログデータ
高級輸入車に負けず劣らずの、優れたデザイン・スタイリングが人気の車です。セダンタイプとワゴンタイプの2種類のモデルがあります。
アテンザはスポーツ走行も楽しめるように設計されており、マツダの最先端技術が導入されているフラッグシップモデルとして、『走る歓び』を思う存分に体感できる仕上がりになっています。
車の運転が退屈な車だと『移動用』と割り切るしかありませんが、運転が楽しい車だと何かと車でお出かけしたくなります。
安全システムも充実しており、ブレーキサポートシステムやAT誤発進抑制制御、ハンドリングアシストに加えて、夜間の走行安全性を高めるアダプティブ・LED・ヘッドライトや、ドライバーの死角をカバーするブラインド・スポット・モニタリングなどがあります。
また、リッター20キロ程度の低燃費を実現するディーゼルエンジン搭載車(XDモデル)でもあり、財布にも優しい車です。
【ホンダ】 N-WGN
新車価格:109万円~168万円
中古車価格:56万円~
JC08モード燃費:24.2~29.4
◎ カタログデータ
実用性の優れたワゴンタイプの軽自動車です。自動車事故対策機構が実施している安全試験において、軽自動車で初めて5つ星を獲得した車です。
車はへこむことにより衝撃を吸収する仕組みになっており、軽自動車は他車種と比べて衝突を軽減するスペースが小さいため、衝突に弱いという欠点があります。
ところがホンダ N-WGNは衝突を非常に上手く吸収していて、運転手・同乗者を独自のエアバックシステムでしっかり保護しており、セダンやSUVと同等レベルの安全性を示しています。
静粛性や見晴らしも良く、車内空間も広々としているため、ファミリー向けにもおすすめです。
お買い得な中古車
冒頭でも述べたとおり、最初にチェックしておきたいのが不人気な中古車です。
個人的に、開発者のこだわりが伺える良車なのに、知名度が低いため安く買えるのが、コンパクトカーでは「ベリーサ」と「スプラッシュ」、ミニバンでは「プレマシー」です。
詳しくは、上記の記事をご覧いただくとして、ここではそれ以外のクルマについて見ていきたいと思います。
【トヨタ】 プレミオ
新車価格:276万円~396万円
中古車価格:9万円~
◎ カタログデータ
プレミオは性能バランスの優れたコンパクトセダンです。特に乗り心地や静粛性が優れているため、長時間の運転でもあまり疲れないという利点があります。
通勤や通学などである程度の距離を走る方におすすめです。中古車は50万円前後から程度の良さそうな車が見つかります。
トヨタ車は国産車の中でも故障のリスクが特に小さいと言われており、経年10年程度であれば、まだまだ走りますよ!
ちなみにセダンは全車種の中でも快適性と走行性能が特に優れているのですが、昨今の低燃費車やミニバンなどの人気により、セダンの中古車は軒並みお買い得になっています。
【スズキ】 アルト
新車価格:276万円~396万円
中古車価格:9万円~
◎ カタログデータ
スズキの人気軽自動車です。前モデル(2009年12月~2014年11月)が結構値下がりしていて、お買い得になっています。特に走行距離が10万キロほどになると、本体価格が20万円程度で購入できます。
軽自動車の中古車を購入する場合には、ある程度走りが良い車をおすすめします。というのも、車は長年走り込んでいるとパーツが劣化して走行性能が低下しますので、元々性能が良いほうが安心できるからです。
(※2004年9月~2009年11月モデル)
他のおすすめ中古車については、以下の記事が参考になるかと思います。
【トヨタ】 ブレイド
新車価格:225万円~342万円
中古車価格:29万円~
(2006年12月~2012年4月生産モデル)
◎ カタログデータ
ブレイドは、高級コンパクトカーとして世に出されたものの、時流に乗れずに不人気車となってしまった車です。
コンパクトサイズなので取り回しが良く、パワーのあるエンジンを積んでいるため運転しやすい車です。
しかも内装のクオリティが高く、走りも抜群です。この車が、いまでは新車時の半額以下で購入できます。
エンジンパワーがある分、燃費があまり良くないのが唯一の欠点といえます。とはいっても、このクオリティの車をバーゲンプライスで購入できることを考えると、かなりお得であると思います。
中古車とはいえ、まだまだ長く乗れる車の一つです。
その他、以下の不人気車はクオリティ自体は高いものの、新車価格の20%程度から購入できます。
※車名をクリックすると、カーセンサーのカタログデータをご確認いただけます。
総評
数多の車の中から、運転が初めての方向けの車をご紹介しました。
車は一台一台に個性があり、無理な運転をせずに少しずつ理解していくことが大事です。
皆様に最高の一台が見つかることを願っております。
カーセンサーの利用方法についての補足:
本記事の車名のリンクをクリックすると、その車名の在庫車一覧が表示されます。このとき『年式 新しい順』で表示すると、在庫があれば未使用車(参考:未使用車とは?)を表示させることができます。
未使用車以外をお探しであれば、価格や年式、走行距離などを変更して絞り込みを行いましょう。また、近隣の中古車をお探しであれば、上部にある『地域』を選択しましょう。
あまり絞り込み過ぎると車が見つからなくなりますので、何を優先するのかをしっかり決めるのがポイントです。
より詳しい中古車検索テクニックについては、以下の記事が参考になるかと思います。
おすすめ車検索テクニック 2018~お気に入りの中古車を見つける方法~
(補足)
自動車メーカーを先に決めてしまうと、選択肢がほとんどなくなってしまいますので、あまりこだわらないことをおすすめします。
自動車メーカーには得手・不得手があり、いわゆる『名車』は各メーカーにまんべんなくあります。
それと、車体価格と維持費(+リスク)はトレードオフのような関係があります。つまり、(中古車を含めて)車体価格が高い車は維持費が安い傾向があり、その逆もまたしかりという訳です。
車が初めての方であれば、若い人が多く、維持費をなるべく抑えたい方も多いと思います。そうすると、税金面でアドバンテージがある軽自動車がベストなのですが、軽自動車は疲れがたまりやすく、衝突安全性もあまり良くないという大きな欠点があります。
このため、通勤や通学などでそれなりの時間(たとえば片道20分~)を走る場合には、より安全で快適なコンパクトカーやセダンをおすすめします。
コンパクトカーやセダンの中古車であれば、軽自動車の中古車とほとんど変わらないコストで車を購入できたりします。
日本車は、信頼性(故障しにくい、アフターフォローが良い)の世界ランキングで上位を独占しているような状況であり、その日本車をお安く購入・メンテナンスできる国に住んでいることは非常にラッキーなことなのです。
もちろん車は複雑な部品の集合体ですので、経年により部品が劣化することによる不具合は避けられません。それでも、やはり日本車の中古車全般はお買い得といえます。
ちなみに人気のSUVは迫力がありカッコ良い車が多いのですが、他車種と比べると新車・中古車ともにやや高めのお値段になっています。
若い人に手に届きやすいSUVといえば、100万円程度から購入できるハスラーが一押しです。女性にも人気があります。
中古の国産スポーツカー・高級車については、運転が初めてでも慣れていきますので問題ありませんが、任意保険料やいざというときの思わぬ出費(30万円~)に対応できるかどうががポイントです。
本記事が参考になりましたら幸いです。
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車の購入・維持などでお悩みの方は、「車の購入費&維持費は、年収で決めない方が良い理由」もぜひご一読ください。
また、車の売却 ・ 買い替えを検討されている方であれば、リクルートが運営している「カーセンサーの一括査定」が一押しです!詳しくは、「車の買い替えを検討されている方へ」をご覧ください。
たとえ低年式の車や事故歴ありの車であっても、下取りよりも数十万円も高く売れることがありますので、まだチャンスがあります!