【試乗】ジャガー Fタイプ(Rクーペ) の魅力&レビュー
『運転がとても楽しい』と世界的に評判の高い、ジャガーFタイプ Rクーペの魅力&試乗レビューをお伝えいたします。
試乗コース(大阪府のジャガー&ランドローバー箕面)では、アップダウンのあるひらけた場所がいくつかあり、加速のレスポンスを試せるところが特に良かったです。
Fタイプ Rクーペは、最高出力550ps(最大トルク69.3kg・m/3500rpm)、0-100キロメートル加速4.2秒という圧倒的なパワーを誇ります。
※非公式ではありますが、某有名動画サイトの0-100km/h加速テストでは、3.6秒を記録しています。相当速いですね。Motor Trendのブレーキングテスト(60-0 mph)では28.7メートルという驚異的な結果が得られています。この数値は、2015年7月の時点ではコルベットZ06の27.7メートルに続いて歴代2位であり、ラ・フェラーリの29メートルやポルシェ911 GT3の29.9メートルよりも優れています。
ジャガーFタイプ(クーペ)は、2014年11月のモデルでは新車価格が859万円からとなっています。今回試乗したのは5リッターのスーパーチャージドエンジンを搭載しているRクーペ(1327万円)です。
この車は、同価格帯付近の車としては、GT-RニスモやコルベットZ06に続いて最速レベルの性能があります。
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photo by Jaguar Land Rover @ Minoh-City
ジャガーFタイプの外観はとても美しく、周りの車に合わせて運転しているときにはとても優雅に見えます。女性が好むデザインでもありますね。
最近の高級セダン・クーペは外観のアクセントを付けすぎている傾向がありますが、このジャガーFタイプは流れるようなボディラインと統一感があってとても良いと思います。
このように優雅なジャガーFタイプですが、ひとたびアクセルを踏み込むと、圧倒的な加速感と刺激的なエンジンサウンドにより、一変してアグレッシブになります。このギャップがまた何とも言えない良さだと思います。
本記事では、このジャガーFタイプの魅力を多くの人に体感していただきたいと思い、試乗動画をアップロードいたしました。
(臨場感を高めるために、一人称視点で撮影しております。)
※走行シーンは3分からとなります。
モデル: ジャガー F-TYPE R COUPE
カラー: サルサレッド
走行モード: ダイナミックモード、スポーツマフラーモード、パドルシフト
エンジン最高出力: 550ps (最大トルク69.3kg・m)
ジャガーFタイプには、ブリッピング機能が搭載されています。ブリッピングとは、シフトダウン時にエンジンと(湿式多板)クラッチが滑らかにつながるように、エンジン回転数を調整する機能です。
シフトダウン時には空ぶかしによりエンジン回転数を高めるのですが、このときにFタイプでは『バリバリッ』というブリッピング音がなります。このブリッピング音と重厚なエンジン音が運転手の気分を一気に高めます。
試乗では、高揚感溢れるエンジンサウンドを体感していただくために、以下の走行モードをオンにしました。
ダイナミックモード: アクセルを踏み込んだときのレスポンスが向上します。
スポーツマフラーモード: エンジンサウンドがよりダイレクトに伝わります。また、加速フィールもよくなります。
パドルシフト: マニュアル操作でギアを切り替えることができます。
パドルシフトについては、ドライブモード(8速AT)で走行中でも、パドルシフトを操作すればマニュアル操作モードに切り替わります。その際、中央に現在のギアが表示されるようになります。
また、ダイナミックモードでは、エンジンレスポンス、ステアリング、サスペンションについてお好みの設定ができます。たとえば、スポーツ走行をしたいけれど、サスペンションは柔らかめにして、乗り心地を重視するといったことができます。
ブログ管理人(Dr. Poni)は、スーパーチャージドエンジンを搭載するハイパワー車を運転するのは初めてなのですが、意外にもアクセルワークが簡単で驚きました。しばらく運転していると、普段運転しているレクサスIS350と同じような感覚で運転できるようになりました。
試乗では、ガチガチのスポーツ仕様で運転しましたが、乗り心地が固すぎることもなく、通勤などの普段乗りでも運転できるように感じました。段差や路面の凹凸を通過するときも、ハンドルを取られることなく、難なく乗り越えていきます。
Fタイプには、ブリッピング(エンジンを空ぶかししてエンジン回転数を合わせる仕組み)のときに『バリバリッ』というエンジン音が聞こえる演出が備わっています。
ブリッピング音は、シフトダウンなどによりエンジン回転数を高めると発生します。このため、パドルシフトを利用して任意のタイミングでブリッピング音を楽しむことができます。
エンジン音にはあまり興味がない方も、ある種の楽器のようなエンジン音やブリッピング音を一度体感すると、病み付きになる可能性があります^^
ジャガーFタイプは落ち着いて運転することもでき、スポーツ走行モード+パドルシフトでレーサー気分を楽しむこともできる点が良いですね。
欠点は、ダッシュボードが高めなので視野が狭いことが挙げられます。また、日本の道路事情を考慮すると、もう少し軽くて、車幅が狭いと良いですね。
お見積りについては、以下のオプションを付けて算出していただきました。
パノラミックガラスルーフ: 134,000円
電動テールゲート: 62,000円
リアパーキングコントロール+リアカメラパーキングコントロール: 102,000円
ジャガースマートキー: 77,000
20Cycloneブラックフィニッシュ: 204,000円
合計:約1500万円
2016年度のモデルでは、2015年度よりも値段が高くなる分、クルーズコントロールとMERIDIAN770Wサウンドシステム14スピーカーが標準装備になるとのことです。
興味のある方は、ディーラーを訪ねたり、買いたい車のリストに加えてみてはいかがでしょうか?買って後悔しない車のひとつだと思います。
この価格帯(1千万円~)の車は、ポルシェケイマンやレクサスRC-F、BMW M4などラインナップが豊富ですが、その中でもジャガーFタイプは抜群の存在感があると思います。
本ブログでは、本当に良いと思えるスポーツセダン・クーペに焦点を置いています。ジャガーFタイプ以外にも、本当に良いと思える車をこれからもピックアップしていきたいと思います。
良い車は、街中で見かけるだけでも楽しくなりますよね!この間、街中の左折で一瞬だけジャガーFタイプとすれ違いましたが、それだけでも得した感があります。
ジャガーのエンジンサウンドを思う存分堪能できる、以下の動画もぜひご覧ください。
ジャガー Fタイプのドライブシーンをドライバー視点で撮影した、以下の動画もぜひご視聴ください!
Fタイプ Rクーペ
Fタイプ Sクーペ
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