レクサスIS350のへこみを普通のドライヤーと約1000円のエアダスターで修理しました。
車のへこみって、修理代が高くついて大変です。そこで、愛車のレクサスIS350のへこみを、誰もが簡単にできる、普通のドライヤーと冷却可能なエアダスターで修復する方法を試してみました。
YouTube動画でへこみの修復の様子を公開しましたので、そちらもご覧いただければと思います。
※動画をご覧の際は、右下の全画面表示をクリックされることをおすすめします。
修理方法はとても簡単です。ドライヤーでへこんでいる箇所に熱風を当て、その後すぐに逆さまにしたエアダスターをへこみに吹きかけるだけです。
ドライヤーを当てる時間は、へこみの大きさや気温、ドライヤーの性能次第ですが、1~2分ぐらいになるかと思います。ドライヤーではなく、熱湯を使用する方法もあるようですね。
最近のエアダスターは逆さまにしても冷却効果が無いものが多いので、購入時には間違えないようにご注意ください。
車のボディは、鉄板やアルミ、プラスチック、カーボン、樹脂などを組み合わせて構成されているのですが、一部の車を除いて、ボディの大半は金属部です。
そこで、金属の形状記憶という特性を利用して、へこみを元に戻します。
それでは動画で説明しきれなかったことについて、詳しく説明していきます。この方法に挑戦される方は、ぜひご一読ください。
私のIS350には1箇所へこみがありました。以下の写真の部分です。
(クリックすると拡大されます。)
このへこみは1月上旬にできたもので、大雪のときに屋根から落ちてきた雪の塊が原因です。遠くから見てもへこんでいることがわかるぐらい、はっきりとくぼみができています。
へこみを直すために用意したのは、普段使っている(安物の)ドライヤーとSunwa Supplyの強力エアダスター(CD-32ECO)
です。なお、ドライヤーの電源は、10メートルの延長コードで引っ張ってきました。
正直なところ、私はパソコンの操作は比較的得意なのですが、日曜大工のレベルは本当に低いです。この間も、嫁さんの水筒を洗っているときに、内蓋の外し方がわからずに嫁さんから笑われたぐらいです(回せば外れるのに、引っ張っていました。。。)。
工具全体の取り扱いに慣れていないのです。さて、こんな私の日曜大工レベルでも、へこみを修復できるのでしょうか?
まず、第一回目のチャレンジをしてみました。
このようにドライヤーを全体にまんべんなく当て、
スプレーを逆さまにして冷却しました。ところが、片手にビデオカメラを持っていたため、もう片方の手でスイッチを押し込む力が足りず、冷却材が手に掛かってしまいました。
幸いにも、無傷で済みましたが、スイッチはしっかり押さないといけませんね。
そしてこの動作を何度も繰り返し行った結果、
まだ角度によっては若干のへこみが見えるものの、ご覧のとおりほとんど修復できました。
修復途中に雪が降ってきましたのでいったん終了しましたが、後日、完璧に修復できるかどうか試しました。
もう一度試したところ、少なくとも、上から見るとへこんでいるかどうかわからないレベルになりました。当日の気温は2度と寒かったのですが、諦めずにがんばった甲斐がありました。
修復までに掛かった時間は約20分です。やり方を工夫しながら、合計6回繰り返しました。6回もかかったのは、私が不器用だからであって、たいていの人はもっと少ない回数で済むと思います。
コツとしては、大きくへんでいるところに重点的に熱風を当て、その場所が冷めないように周辺を暖める感じにしました。また、熱風が逃げないようにもう一方の手で熱風を囲うような形にして、やけどしない程度に熱され具合を確認していました。
車のへこみで困っている方は、必ず修復できるとは限りませんが、千円程度あれば誰でも簡単にへこみの修理ができるこの方法を試してみてはいかがでしょうか?
※自己責任でお願いします。また、熱風を同じところに当て続けるほど塗装のダメージが大きくなりますので、ご注意ください。
私が使用したエアダスターは、逆さまにすると冷却材が出るタイプで、こちらのページからAmazonで購入しました。
ちなみに後日談なのですが、実はその後また大雪がのしかかり、少し凹んで見えます。。。とはいっても、修復前のときとは比べられないぐらい良い状態なので、これで妥協しています。雪国にお住いの方は雪圧によるルーフの凹みにお気を付けください。
なお、この方法で直らない場合は、ドライヤーを当てたあとに裏側からへこみを少しずつ押す方法があります。
PPと呼ばれる樹脂であれば、へこみを直せるとのことです。
本記事が参考になりましたら幸いです。
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