国産車・輸入車の走行性能が一目でわかる指標
車の走行性能が一目でわかるような指標があれば、車を選ぶときに何かと役立ちますよね? そこで本ブログでは、走行性能に大きく関わる『加速性能』、『ブレーキ性能』、『コーナリング性能』の3項目について、SS~Hまで10段階で評価しています。
車の走行性能を客観的に評価するためには、なるべく定量的なデータ(数値)を用いるのが良いと思います。そこで本記事では、米国の自動車誌『Motor Trend』や公式データなどの信頼のおけるデータを利用して、走行性能を評価しております。
加速性能
停止状態からアクセル全開で100km/hまで到達するまでのタイムとします。TRCなどの制御機能はOFFにして、なるべく早く100km/hに到達できるようにセッティングされるケースがほとんどです。
また、速度計測ではGPSを使用します。Motor Trendでは、2つの計測システムを使ってデータ精度を高めています。
本ブログでは、0-100のタイムを以下のようにクラス分けしています。
SSクラス: 2秒台
Sクラス: 3秒台
Aクラス: 4秒台
Bクラス: 5秒台
Cクラス: 6秒台
Dクラス: 7秒台
Eクラス: 8秒台
Fクラス: 9秒台
Gクラス: 10~12秒
Hクラス: 12秒以上
街中では、一般にはFクラス以上の性能があれば、加速性能は十分にあると言えます。詳しくは以下の記事をご参照にしてください。
【2015】 国産車・輸入車の0-100km/h加速 etc.!
各クラスにおいて、前半0.3秒未満であれば+マークを付与します。たとえば、3.2秒であればS+と表記します。
参考までに、SSクラス、Aクラス、Cクラスの代表的な動画をご紹介いたします。
SSクラス: ラ・フェラーリ
システム最高出力963psのスーパーカーです。
Aクラス:
レクサスの伝統となりつつある”F”シリーズの高性能モデルです。
Cクラス:
車好き待望の4代目ロドスタさんです。世界中で絶賛されています!
ブレーキ性能
60mph(96.6km/h)からフルブレーキで停止するまでの距離とします。Motor Trendでは、フルブレーキをかけて減速し始めたところを起点としています。
また、ブレーキの温度を考慮して、複数回にわたって距離を計測し、ベスト記録が選択されています。
本ブログでは、以下のようにクラス分けをしています。
SSクラス: 30メートル未満
Sクラス: 30~31メートル
Aクラス: 31~32メートル
Bクラス: 32~33メートル
Cクラス: 33~34メートル
Dクラス: 34~36メートル
Eクラス: 36~38メートル
Fクラス: 38~40メートル
Gクラス: 40~42メートル
Hクラス: 42メートル以上
この記事を書く前にMotor Trend シリーズの動画(Ep.とIgn.)を100本ほどチェックしましたが、その中でも特に印象に残っているのがキャデラックCTSです。
SSクラス: キャデラックCTS
この車は、2014年度にMotor Trendのカーオブザイヤーに選ばれています。
ブレーキ性能につきましては、国産車の大半が30メートル後半以上であることから、40メートル未満は優秀であると考えられます。詳しくは、JNCAPのブレーキ性能試験(リンク先は最新モデル一覧)をご覧ください。
JNCAPは時速100キロメートルから停止までとなっており、Motor Trendは96.6km/hからとなっておりますので、その分数メートルの差があることにご注意ください。
コーナリング性能
Motor TrendシリーズのFigure 8 と呼ばれるテスト用コースのラップタイムとします。
テスト計測は専門のドライバーが行い、気候によるコンディションの有利・不利を調整するためのプロトコルが適用されています。
本ブログでは、以下のようにクラス分けをしています。
SSクラス: 23秒未満
Sクラス: 23秒台
Aクラス: 24秒台
Bクラス: 25秒台
Cクラス: 26秒台
Dクラス: 27秒台
Eクラス: 28秒台
Fクラス: 29秒台
Gクラス: 30~32秒
Hクラス: 32秒以上
この記事を書く前にMotor Trend シリーズの動画(Ep.とIgn.)を100本ほどチェックしましたが、その中でも特に印象に残っているのがポルシェボクスターSです。
ポルシェシリーズの911とケイマンは、ベストドライバーズカーとして毎年トップ3に入っています。
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