北米自動車メディア Motor Trend において、BMW M4とレクサスRC-Fの運転の楽しさを比べた動画が公開されました。

実は以前に両車のタイムアタックが行われていて、レクサスRC-Fが1分24秒05、BMW M4が1分23秒73とBMW M4が僅差で勝っています。

この動画で注目したいのは、15分52秒からはじまるタイムアタックです。左がレクサスRC-Fのカメラ映像、右がBMW M4のカメラ映像です。

両者とも0秒からスタートしているのですが、差がほとんど無いことがわかります。BMW M4はRC-Fよりも車両重量が170kg軽く、トルクも若干上であることから、直線ではBMW M4のほうが速いです。

一方、車両の安定性においては、明らかにレクサスRC-Fのほうが高いです。BMW M4は、オーバーステアによりタイムロスが発生しています。

数年前まではレクサスのスポーティセダン・クーペは、BMWの同じクラスのセダン・クーペと比べて走行性能の面で劣っていることが指摘されてきましたが、最近はそうとも言えなくなってきましたね。

BMW W4は車を操る楽しさをとことん追求しているのに対して、レクサス RC-Fは誰にでもスポーツ走行を楽しめるように設計されています。

このように方向性が違う2台ではありますが、今後ともBMW VS LEXUSのスポーツセダン・クーペの対決には目が離せませんね。

次の動画では、BMW M4とレクサス RC-Fのドライブの楽しさを評価しています。

BMW M4は、レクサスRC-Fよりも軽量でターボエンジンを搭載していることから、直線ではBMW M4のほうがアドバンテージがあります。

この動画の見所は、2分24秒あたりから車載カメラで追い掛けあっているところだと思います。

まず、BMW M4のほうが速くて軽い分、コーナーの進入速度やコーナーからの加速で勝っていることがわかります。

一方、BMW M4はカタログスペック以上にトルクがあるところは良いのですが、車体のコントロールが難しそうです。

今回の動画でも、車体が安定しないシーンが何度か見受けられました。エンジン音も及第点ではないでしょうか？

レクサスRC-Fはアクセルを踏み込んだときの爆発的な加速感は無いものの、コーナリング中やドリフト中もすごく安定していますね。

今回のドライバーはレクサスRC-Fのほうが運転していて楽しいという判定を下しました。

これはかなり意外なんですよね。この動画の視聴者はBMW M4のほうが良いだろうと思って観ているようですから、BMW M4が勝つほうが動画の評価がよくなりますから。

今回の評価の仕方には疑問が残りますが、レクサスのスポーティセダン・クーペがBMWシリーズに匹敵するようになってきたことは喜ばしいことだと思います。

これからも両シリーズの対決には目が離せませんね。

なお、両者と関係の深いBMW M3クーペやレクサスISが中古車では100万円程度で買えるようになってきました。

詳しくは、100万円以下のおすすめ中古セダン・クーペをご覧ください。

 

 

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