新型 CX-5の評判・レビュー :クラストップレベルの走行性をチェック!

2017年2月にフルモデルチェンジが実施された、新型CX-5の評判・レビューをお伝えいたします。

スポーティな走りが持ち味のCX-5ですので、競合車との性能データも比較してみました。

まずはCX-5のレビュー評価を確認していきましょう!

新型CX-5ソウルレッドクリスタル

新型CX-5の評価

新型CX-5の画像

まずはCX-5の海外でのレビュー情報をチェックしてみましょう!多数の有力メディア情報を統合した、北米自動車メディア「BEST CARS」のコンパクトSUV部門では、2017年モデルのCX-5は8.7ポイントで18台中の2位に位置しています(2017年9月時点)。

コンパクトSUVといっても、CX-5のボディサイズは全幅1.84メートル、全長4.54メートル、全高1.69メートルあり、日本ではミドルクラスに相当します。

コンパクトSUV部門の第1位は8.8ポイントでホンダのCR-Vとなっています。また、スバルのフォレスターは8.1ポイント、日産のエクストレイルは8.0ポイント、トヨタのRAV4は7.6ポイント、三菱のアウトランダーは7.1ポイントで、ほとんどの競合ライバル車を大きく引き離しています

CX-5が評価されている項目は、飛び抜けて優れた走行性、スムーズな乗り味、高級感のある内装、広くて快適なシート、そして優れた安全性の5点です。

新型CX-5の内装画像

特に走行性の9.1ポイントは、18台中ダントツの1位となっています。同じく走行性の優れたCR-Vやフォレスターでさえ、8.2ポイントに留まっています。

一方で欠点としては、エンジン性能が平均的であることと、J. D. POWERの信頼度スコアが低いこと、が挙げられています。

前者については、日本ではあまり知られていない「シボレー エクイノックス」や「フォード エスケープ」などの海外勢のSUVがパワフルなエンジンを積んだグレードを持つためです。後者の信頼性については、個人的に気になるところではあります。

ちなみに人気SUVのハリアーは、同じクラスではあるものの、日本専用で発売されているため、今回のランキングには入っていません。

CX-5の走行性能をチェック!

新型CX-5走行シーン

次に、CX-5の走行性能をチェックしてみましょう!日本で人気のXD(ディーゼル)はひとまず置いておいて、まずは2.5リッターのガソリンモデルのテストデータ(CAR AND DRIVER参照)を参考にします。

CX-5の2.5S L Packageには、最高出力190PS/6000rpm、最大トルク25.6kg・m/3250rpmを出力する2.5リッターのエンジンが搭載されています。

0-96.5km/h(停止状態からフル加速で時速96.5キロまでに到達するまでの時間)は7.8秒となっていて、このクラスとしては十分な加速性能があることがわかります。

このグレードのJC08モード燃費は14.8 km/Lで、実燃費はリッター11キロほどのようです。

以下は、CX-5の加速シーンです。FFではなく4WDなので60キロほど重くなっていまずが、加速感を体感することができます(加速シーンは2分55秒~)。

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=PjZ7siDQopk

 
時速100キロからのブレーキングでは40.7メートルで止まっていて、このサイズのSUVとしては安心して走れるレベルですね。

次にディーゼルグレードXDの加速性能をチェックしてみました。XDは最高出力こそ170PSですが、最大トルクが42.8kg・m/2000rpmとかなりパワフルです。

こちらは時速175キロまでフル加速している動画が公開されていましたので、張り付けておきます。

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=BPNWUfTL30Q

 
0-100km/hは8.5秒とのことで、他の動画もおおむねこの値を前後しています。

私の方でもレンタカーでCX-3やデミオのディーゼルに試乗したことがありますが、加速時のパワー感がある分、体感的には実測値よりも速く感じるのではないかなと思います。

また1.5リッターのディーゼルと比べて、中速域からも加速の伸びがあり、エンジン音にも上品さがありますね。ハンドリングの良さも含めて、出足の加速以外はかなり気持ちよく運転できそうです。

クルマの挙動をサポートする「G-ベクタリング コントロール」は、私はアクセラで体感しましたが、まるで運転が上手くなったかのようにハンドリングが自然で、クルマの動きを滑らかにしてくれます。

路面の凹凸を通過したときにも、ハンドリングで微調整する必要がないため、CX-5のように長距離ドライブに適した車と「G-ベクタリング コントロール」とは相性がかなり良いと感じます。

ディーゼルのJC08モード燃費は、エントリーグレードのXDで18.0 km/L、実燃費はリッター14キロほどのようです。

CX-5には2リッターのガソリンエンジンを搭載したグレードもあります。こちらは0-100km/hで11.1秒とのことです。

CX-3であれば2リッターでちょうど良いのですが、重量のあるCX-5の場合にはやはりパワー不足感がありますね。

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=FoLKxT5xj-c

 

次に旋回性能に着目すると、コーナリング時の限界性能を示すスキッドパッドのテストでは0.82g を記録しています。

高速旋回においても、粘り強いハンドリングを体感できるレベルです。

競合車をチェックすると、フォレスターのXT(4WD)で0.75g、新型CR-Vで0.82g(日本では未発売)、ローグ(エクストレイル)が0.81、RAV4で0.75となっています。

スキッドパッドの目安として、本格スポーツカーのトヨタ 86で0.9g、ファミリーセダンのカローラで0.82g、スポーティな新型シビックで0.93g(3車とも2017年式)などがあり、背の低いスポーティな車ほどの曲がり方は禁物、ということがわかります。

CX-5よりもスポーツ走行性能で上回るSUVとなると、BMW X1のxDrive25i Mスポーツ(614万円)やメルセデス・ベンツ GLA250 4MATIC(513万円)などがありますが、価格帯が跳ね上がります。

CX-5の走行性能は、数値で見ると飛び抜けた項目はありませんが、エンジンパワーに対して余裕の旋回・減速性能があり、トータル面で高水準であるところが評価されているのではと思います。

CX-5の中古車はどうか?

初代CX-5の中古車

CX-5は2016年12月生産モデルからフルモデルチェンジ版が発売されましたので、2012年2月発売~のCX-5は旧型となりました。

といっても、性能面で大きな変化はなく、デザイン的にもこちらの方が好みの方は少なくないはずです。

カーセンサーで初代CX-5の中古車一覧を調べると、平均価格が200万円以内で、おおよそ160万円程度から中古車在庫が豊富になっていることがわかります。

まとめ

CX-5の評判と走行性能についてサクッとまとめてみました。CX-5のオススメグレードは、ディーゼルのXD(FF:280万円、4WD:303万円)です。

XDは新車価格が280万円~となっており、CX-5のトータル性能を考慮すると、新車のSUVの中ではコストパフォーマンスで頭一つ抜けているように思います。

あとは安全快適装備の有無で、L Package(FF:329万円、4WD:352万円)もしくはPROACTIVE(FF:300万円、4WD:320万円)を選択することになるかと思います。


CX-5の公式ページ


以上となります。本記事が皆さまの参考になりましたら幸いです。

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