新車時のツヤが出ると評判のコーティング剤『プラチナムフラッシュ』の使用方法とその効果をお伝えいたします。レクサスIS（9年目）にプラチナムフラッシュを使用して約1ヶ月が経ちますが、いままで見たことのないツヤが出て、とても満足しています。

本記事では、コーティングが初めての方でも戸惑うことがないように、洗車の仕方からコーティング方法まで詳しく解説いたします。ちなみに上の画像は、プラチナムフラッシュを使用してから10日後に撮影しました。実車を見ると感動するほど綺麗です。『人は美しいものに心を動かされる』のだと思います。

プラチナムフラッシは、Individual株式会社が販売している新開発のコーティング剤です。これまではプロ御用達であった専用コーティング剤が、一般のユーザにも使いやすいように改良され、今年の5月頃から販売されています。まだ発売されてから間もないため、一般にはほとんど知られていません。

口コミ情報がほとんど無い状態でしたが、公式ページをチェックしたときに何となく良さそうな感じがしました（直感ですね！）。

ちなみにプラチナムフラッシュの使用コストは、ひと月約500円です。うまい棒が46本も買えますので、どちらをとるのか悩みどころではあります。。ここでコーティング代の月500円よりもうまい棒などを選択された方は、いますぐ別ページへ移動されることをおすすめいたします。

まじめな話をしますと、月500円は車の維持費のごく一部ですから、効果さえ良ければ購入したいと思われる方は多いと思います。そこで本記事の後半には、プラチナムフラッシュを使用した後の写真を載せております。

※写真では実車を見たときのツヤがわかりにくいため、なるべくツヤがわかるようなシーンを選んでおります。

追記.

プラチナムフラッシュの使用方法とその効果について解説した動画を公開いたしました。文章では説明し難い部分もわかると思いますので、本記事と合わせてぜひご覧ください。

コーティングが必要な理由

車のボディ表面は、紫外線や雨により少なからずダメージを受けます。また、新車時はボディ表面がツルツルの状態なのですが、少しずつ鉄粉が付着していき、表面がざらざらになります。こうなると、新車時の美しい塗装のツヤが目立たなくなってきます。

コーティング剤は、ボディの表面に膜を作り、鉄粉や汚れが直接ボディに付着するのを防ぎます。また、コーティングの膜についた汚れは取り除くことが容易なので、洗車がとても楽になります。

プラチナムフラッシュは、ボディのざらざらを平滑化する効果がありますので、すでにコーティングを施工している車のコーティング効果を修復するのに用いることもできます。

たとえば、新車時に専門店でコーティングを施工してもらったけれど、最近効果が薄れてきたという場合におすすめです。

また、長年コーティングをせずに屋外駐車をしていた場合にも、プラチナムフラッシュは有効です。しかし、より効果を高めたい場合には、洗車後に粘土クリーナーで鉄粉を除去しておいたほうが良いです。

1回あたりのコーティング代は意外と安い

コーティングは専門店で施工してもらうのが最も効果的です。入念な下地処理（鉄粉取りや磨き）が施されますので、コーティング効果は抜群です。また、ボディに傷が付いたりするケースもまずありません。しかし、本格的なコーティングを施工するには、たいてい1回あたり10万円以上かかります。

一方、昨今では、1回あたり数百円で手軽に使用できるコーティング剤が売られており、効果も十分に高いです。私は所有車（レクサスIS）に『エーシーファイブスーパー』というコーティング剤を使用してましたが、1回あたりのコーティング代は何と150円程度です（一回あたり説明書の2倍くらい薄目で塗っていますが、効果は十分です）。

それでも最初は面倒かもと思っていたのですが、いまではコーティング作業が楽しみになりました。何せコーティングをかける度にピカピカ度がアップしますから。

それとやはり他人に洗車やコーティングをやってもらうのと、自分でやるのとでは車に対する愛着が断然違います。

好きなタイミングでコーティングの作業ができるのもDIY（自分で行う）の強みだと思います。１回あたりのコストがお得なので、気軽に複数回コーティングを重ねることもできます。

以下の写真は、エーシーファイブスーパーを2～3日間隔で3～4回重ね塗りをした後に撮影しました。

コーティングにより愛車を綺麗に保つ方法（使用車：レクサス IS350）

エーシーファイブスーパーを使用して1年間ほど経ちました。重ねがけをするほどガラスの膜がボディを覆っているように美しくなり、とても気に入っています。また、幸いにもコーティングによる傷は見当たりません。

今年は北陸で雪の降る地域に住んでおりましたので、冬シーズン前にエーシーファイブスーパーを4～5回重ね塗りをしていました。ですが、雪かきを繰り返していたせいなのか、冬シーズン終了後はコーティング効果がほとんど無くなっていました。

プラチナムフラッシュは本当に良いのか？

ちょうどエーシーファイブスーパーがなくなってきた矢先、たまたま目についたのがプラチナムフラッシュです。このコーティング剤は約1万円（一回あたり500円程度）であり、市販されているコーティング剤の中では値段が高めです。

しかし、良いコーティング剤で長持ちするのであれば、長期的に考えるとお得です。たとえば1月に1回のコーティングであれば、コーティング代は月500円で済みますし、2年近く使い続けることができます。

月500円で愛車が常にピカピカになり、しかも作業も簡単であれば、使ってみる価値は十分にあると思います。

（スプレータイプです。ふき取り用の専用クロスも付いています。）

このコーティング剤が優れている理由として、以下のことが挙げられます。

ムラができにくく、初心者でも安心して使える

⇒ プロ御用達のコーティング剤を一般の人が使いやすいように改良されています。

雨の日も汚れにくい

⇒ 親水性のコーティング剤は、雨の日に汚れが付着します。

日本国内で製造・開発が行われている

⇒ コスト削減のため、国外で製造されているコーティング剤が少なからずあります。

ボディ表面の凹凸や小傷を保護する下地成分が含まれている

⇒ 面倒な下地処理をしなくても、ある程度の効果が期待できる

ちなみに、一般にコーティング剤は薄く塗っても効果が十分に出ますので、おそらくプラチナムフラッシュの1回あたりのコストはもう少し抑えることができそうです。

※ボディの大きさによって使用量は違いますし、屋外駐車かどうかによってコーティング剤の持続時間がかわってきます。レクサスISは3ナンバーのミドルクラスのセダンです。

プラチナムフラッシュの使用方法

洗車が初めての方でもわかるようになるべく丁寧に解説いたします。

プラチナムフラッシュの使用方法はとっても簡単です。洗車後にスプレーして塗り広げるタイプなので、使い方で戸惑うことはないと思います。ただし、いくつか注意点があり、それらを守らないと塗装を痛めたり、線傷が付くことがあります。

それでは、プラチナムフラッシュの使い方を順を追ってご説明いたします。

まず、ボディの汚れを水圧で落とします。ご自宅付近で水洗いができるような場所を探しましょう。現在、私は水洗い5分400円の高圧洗車（セルフ）を使用しています。ガソリンスタンドの洗車機の場合には、布ブラシを使ったものが良いです。

ここで注意したいのが、ボディに汚れがたまっている状態で強い水圧をかけてしまうと、固形物が吹き飛ばされたときの影響で、小傷が付く可能性があることです。

私の場合には、2週間～1か月程度の頻度でクルマを洗っているときには線傷らしきものはつきませんでしたが、長期の海外出張で2～3か月に日本に1度戻ってきて、汚れを一気に落としていると線傷がチラホラ目立つようになりました。

なので、汚れがたまっているケースでは、高圧洗車を利用する際には最初はなるべく距離を置いた方が良いですね。もしくは、バケツに水をためてルーフからかけてから洗車を始めるのも良いと思います。

自宅で水洗いができる場合には、ホースの水で汚れを柔らかくしつつ、水圧で少しずつ汚れを落としましょう。砂などの固形物を洗い流すために、ルーフなど上から下に水を流していくようにするのがコツです。

私が引っ越しをする前には、こちらの散水ホースを約1年間使用していました。汎用品ではありますが、こびりついたようなしつこい汚れ以外を落とすことができます。

素早く洗車をしたい方であれば、高圧洗浄機を購入して、長期的に使用するというのも良さそうです。値段は張りますが、評判が抜群に良い高圧洗浄機であれば、KARCHER ケルヒャー 高圧洗浄機 サイレント がおすすめです。

高圧洗浄機を使用すると、汚れがどんどん落ちていくので爽快です。ですが、近すぎると塗装にダメージが入ったり、ヘッドランプの隙間などから水が内部に入り込むことがありますので、特に隙間付近に噴射するときには2メートル程度距離を置きましょう。

水洗いだけの場合はしつこい汚れが中々落ちなかったりしますので、洗車用シャンプーを使用すると尚良いです。わたしの場合は、コーティング車にも使用可能な『エクストラゴールドシャンプー』（専用スポンジ付き）を使っています。洗う際には、泡でボディを優しくなでる感じにします。

そして水をふきあげていきます。このとき、なるべくボディに傷がつかないように『Surluster(シュアラスター) 鏡面仕上げクロス S-45』などの専用のクロスを使用します。クロスを使用する際には、クロスを広げて水分を吸収させる感じにしましょう。

ボディの汚れが綺麗に落ちたら、なるべく直射日光があたらない場所でコーティング作業を行っていきます。

まず、プラチナムフラッシュの噴射口をONの位置にセットし、車から少し離れてボディに一回だけ吹き付けます。このとき、あまり距離があるとスプレーが風に流れてしまいますので、スプレーが分散しない距離で吹きかけましょう。

そしてすぐに付属のクロスでコーティング剤を50cm×50cm程度の範囲に塗り広げます（説明書記載）。とはいっても、きっちり測定するのは面倒です。

そこで、だいたい人の一歩分ぐらいの四角形をイメージしましょう。そして塗る場所に応じて、この四角形を頭の中で変形させるイメージで良いと思います。

塗り広げるときは、『素早くかつソフトに』を心掛けましょう。

※^１ ボディの汚れを十分に落としてから塗り広げないと、線傷ができる可能性があります。特に、黒色のボディは線傷が目立ちますので、ご注意ください。

※^２ 窓ガラスには使用できません。

これでまんべんなく塗り広げれば完成です。１回目のコーティング直後は効果がほとんどわかりませんが、数日後にはツヤツヤになります。楽しみに待っていましょう。

プラチナムフラッシュの効果（一回目）

（タッチorクリックで拡大できます）

上の画像は、コーティングをしてから10日後に撮影しました。夕暮れ時が特に美しいですね。実車を見たときにはツヤツヤすぎて驚きました。これほどのツヤは、エーシーファイブスーパーでは見たことがありません。

このコーティング剤は重ねがけをするとさらに美しくなるそうです。財布と相談しながら重ねがけをしてみたいと思います。

20日経過後の画像です。職場が屋外駐車なのですが、相変わらずコーティング効果を保っていて良い感じです！

また、前回使用していたエーシーファイブスーパーと比べて、明らかに雨の日の汚れが付き難くなったことも◎です。

1回目から屋外駐車の状態で１ヵ月が経過して、効果が残っていることを確認できました。そこで、次に重ねがけの効果を検証してみました。

6月17日にコーティングを施し、さらに6月20日にプラチナムフラッシュを重ねがけをしました。

6月17日のコーティング直後： 1回目のときと比べると、ボディ表面が雪道のアイスバーンみたいにすべすべになっています。

比較のために、コーティングをかけていなかったときの画像も公開いたします。レクサスISの納車直後にサービスエリアの駐車場で撮影したときの画像です。他の画像もいくつか見てみましたが、明らかにツヤが違いますね。

以下は、重ねがけから5日が経過した後に撮影しました。

＠6月25日に撮影

プラチナムフラッシュを使用すると、実車を近くでみるほどツヤツヤですべすべであることがわかります。

※写真の場合には、近くで撮影しても2次元的で奥行き感覚が表現できないため、ツヤツヤ感やスベスベ感がわかり難いのが惜しいです。

補足コメント：

プラチナムフラッシュの施工前に、以下の処理を施すと効果がアップします。本格的に作業を行う場合には、数時間かかりますが、その分効果も期待できます。

・ 粘土クリーナーで鉄粉を除去する。

・ 電動ポリッシャーを使用して、車の表面を磨く。

※ 今回の施工では、上記の前処理は行っておりません。

なお、プラチナムフラッシュを使用して2ヶ月が経過しましたが、少なくとも目に見える傷は付いていません。まれに目立たない線傷が付くかもしれませんが、コンパウンド（極細）で少しだけ磨けばたいていの傷は見えなくなります。

車の線傷は、高速道路を走っているときなどに、砂塵で舞い上がった砂がこすれて付くことがあります。間近で見ないとわからないような傷なので、あまり気にしないのが精神的に良いです。洗車傷も同様です。

それでも傷を一切付けたくない方は、専門業者にお任せするほうが無難だと思います。

プラチナムフラッシュ VS エーシーファイブスーパー

ここで、プラチナムフラッシュとエーシーファイブスーパーを使用して気が付いたことをまとめてみます。

プラチナムフラッシュの特徴

GOOD

・ 塗装の色合いに深みが出る

・ 下地効果があり、ボディの傷が目立ちにくくなる

・ 簡単に使用でき、ムラになりにくい（施工時間2～5分）

・ 雨の日に汚れが付きにくい

・ 別のコーティング剤に重ねがけできる

BAD

・ 洗車が不十分だと小さな線傷が付くリスクがある

エーシーファイブスーパーの特徴

GOOD

・ 一回あたりのコストパフォーマンスが抜群

・ スポンジやボディが濡れた状態で液剤を塗ることができるので、傷が付くリスクが低い

・ 重ねがけをしたときのガラスのようなツヤが綺麗

BAD

・ 慣れないとムラができやすい

・ 雨の日には、プラチナムフラッシュよりも汚れが付く

・ ツヤツヤ感は、プラチナムフラッシュよりもやや劣る

プラチナムフラッシュの感想

プラチナムフラッシュを使用して、ボディ全体の色合いがより滑らかになりました。ガラスのピカピカ感に加えて、ボディの塗装色に深みが出てきて、より落ち着いた大人の色合いになった感じです。

街中で『あの車綺麗だね！』と言われることがあります。また個人的に一番うれしかったのは、2回重ねがけした後に、妻から『車ピカピカだね』と言われたことです。車にあまり興味の無い妻に言ってもらえると、やっぱり嬉しいです。思い切って購入して正解でした。

人は美しいものに惹かれます。コーティングの有り無しの違いは大きいです。

なお、プラチナムフラッシュはこちらの楽天のページから購入できます。

平成25年7月19日 更新