2015 日産GT-R ニスモ VS コルベットZ06 【モンスターマシンの性能比較】
2015年式GT-Rのニスモ仕様車とコルベットZ06のモンスターマシン同士の対決が、『Motor Trend Channel』より公開されました。
コルベットZ06は、GT-Rと比べてスペック面では勝っていますが、果たしてどちらが速く、そして運転して楽しいのでしょうか?
例によって、動画の解説をしていきますね。
まず、38秒からGT-RニスモとコルベットZ06の外観を確認できます。横から見たときの外観がすごく似ていませんか?
48秒のところで、両者のスペックが表示されています。ご覧のとおり、エンジンパワー(トルク)ではコルベットZ06のほうが有利です。
また、コルベットZ06のほうがGT-Rよりも軽く、ブレーキもカーボン製の最高レベルのものを使用しています。
つまりスペック性能だけを見れば、コルベットZ06のほうが上のように思えますよね。
しかしながら、2分11秒からの加速テストでは、0-60mph加速(0-96.6km/h加速)においてGT-Rは2.9秒、コルベットZ06は3.3秒となっています。
この理由はすでにご存知の方も多いと思いますが、GT-Rの方がトラクションが優れている(エンジンパワーを効率的にタイヤに伝えている)からです。
また、0-400メートル加速ではGT-Rは11秒(203km/h)、コルベットZ06は11.4秒(199km/h)です。
0-400加速においては、エンジンパワーの大きな車は到達時間はそれほど早くても、到達速度は速いケースが多いです。
しかし、GT-RはコルベットZ06よりもエンジンパワーが低いのに、到達時間と到達速度のいずれにおいても勝っています。
96.6km/hからのフルブレーキテストでは、GT-Rが29.3メートル、コルベットZ06が27.7メートルとなり、コルベットZ06のほうが優れていることがわかります。
Motor Trend Channel専用のコーナリング性能のテストコースでは、GT-Rが23.1秒、コルベットZ06が22.3秒となりました(動画では2分53秒~)。
このことから、コーナリングではコルベットZ06のほうが優位であることがわかります。
ちなみに、2015年のポルシェケイマンGTSは23.8秒ですから、いずれも相当なハイパフォーマンスであることがわかります。
そして最後に、8分55秒からいつもどおりレース場でのテストが行われました。
見所は、13分38秒からの両者のスタートからの比較です。この違いを見れば明らかにGT-Rのほうがマシンパワーを有効利用できていることがわかります。
コーナーではコルベットZ06のほうが速いのですが、GT-Rはコーナーからの脱出が安定しており、速いです。
結果は以下のとおり、GT-Rが1.4秒の差をつけて勝っています。
GT-R Nismo: 1分25秒70
コルベットZ06: 1分27秒10
さすが日本が世界に誇るGT-Rですね!
GT-Rはこれまで改良に改良を重ねてきただけあって、マシンパーツを最大限に活用していることが勝因にもなっていると思います。
コルベットZ06もこれからが楽しみです。
ちなみに運手の楽しさは、甲乙付け難しとのことです。
同チャネルにおいて、世界のベスト・ドライバーズカーを選出するコンテストでは、2014年にシボレーカマロZ/28が1位に輝いています(詳細は、こちらからご覧ください)。
コルベットZ06は同じシボレーの車として、やはり限界性能を引き出す楽しさや、高揚感の高まるエンジン音が売りなのでしょう。
皆様は、コルベットZ06とGT-R ニスモのどちらが好みでしょうか?
おまけ:
以下は、ル・マン24時間耐久レースに参戦する『日産 GT-R LM NISMO』の動画です。
まさかのFF(フロントエンジン・フロントドライブ)ということで、これから注目を浴びること間違いなしです。
車体重量は約880kgですが、システム出力(エンジン+モーター)は1267psぐらいになるそうです。
本記事が皆様の参考になりましたら幸いです。
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あのコースならZ06は8ATで勝負してほしかった