新型レガシィB4の魅力:週末が待ち遠しくなるファミリーセダン『試乗レビュー』

レガシーB4

人気セダン・クーペの魅力をお伝えする企画の第3弾として、スバルの最上級セダンである新型レガシィB4 (2015年式)の試乗レビューをお伝えします。

レガシィB4はスバルのフラグシップカーであり、目的地まで安全・快適に乗れる車です。この車に乗ってすぐに感じるのは、車内の落ち着きと抜群の乗り心地の良さです。レガシィB4のお値段は約300万円なのですが、ラグジュアリー・セダンとして、もうこれ以上求めなくても良いのではと思うほど高いレベルに達していると思います。

ふだんの買い物や通勤も楽々ですし、週末に車に乗って長距離ドライブで旅行に出かけるのであれば、非常に頼もしいパートナーになってくれます。

2.5リッターのエンジンを搭載していますので、エンジンパワーにも余裕があります。また排気量の割には燃費もリッター14.8キロと良好です。ハイオクではなく、レギュラーガソリンを使用しますので、ミドルクラスでノンハイブリッドのセダンとしては財布にもやさしいです。

エクステリアもかなり良い感じに仕上がっていると感じました。高級車としての上品さや貫録を持ちながら、嫌味な感じがせず、全体的にシンプルにまとまっていると思います。スポーティなイメージもありますので、お値段はともかく、若い人も乗りやすいですね。

本記事では、このレガシィB4の魅力をお伝えするとともに、ちょっと気になる点にも触れたいと思います。

(※本レビューは、ブログ管理人が身銭を切って車をレンタルして、感じたままのことを述べた内容となっています。)
 

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高級セダンにふさわしいクオリティ

レガシィB4_バック

新型レガシィB4は、外観(エクステリア)から高級感が漂っています。主観になりますが、1000万円近い高級車(ジャガーXFやキャデラックCTSなど)にも引けを取らない作りであると感じます。女性的な繊細さや丸みは控えめですが、シンプルで嫌味がなく、個々のパーツが上手く高級感を醸し出していると感じます。

横から見たときもスポーティな感じを出せています。リアはマフラー2本出しにすれば、さらに迫力が出るのではないでしょうか?

レガシィB4_横

インテリアは落ち着きのある感じに仕上げられていて、特に後部座席から乗り込んだときに質感が高く見えるように感じました。後部座席のスペースもかなり余裕があります。

レガシィB4_外からインテリア

トランクスペースは、奥行きが約1メートルとすごく広いです。こちらのサイトのページに詳しいサイズが記載されていますので、ゴルフバックなど荷物をたくさんを積む方の参考になるかと思います。

レガシィB4_トランクの奥行き

総じて、すっきりした高級感があって、広々とした室内が好みの方に向いていますね。

 

ドライバーにやさしいセダン

レガシィB4_運転席

レガシィB4の運転席はシートのホールド感が心地良いです。また前方の視野が広く、四輪の位置感覚が掴みやすいため、大きめのセダン(横: 1.84メートル、長さ:約4.79メートル)としては運転しやすいです。

狭い道では少し気を遣うようなシーンもありましたが、車幅の感覚が掴みやすいのですぐに慣れると思います。

ハンドリングや直進安定性も申し分なく、ブレーキも扱いやすく、効きも良いです。スバルの4WDゆえに雨や雪などの悪天候に強いのも魅力的です。プロのレースドライバーいわく、『レガシィB4は大きなWRX』とのことです(引用元※英文)。

上級グレードのLimitedには新開発のダンパーが搭載されていて、スポーツ走行と快適な乗り心地を上手く両立させています。ふだんの荒れた路面を走っても凹凸を上手くいなしてくれました。一方でステアリングに路面情報があまり伝達されないことがあり、硬派なスポーツカーが好みの方には物足りないかもしれません。

静粛性については、ロードノイズがやや大きめであることを除いて、十分優れていると感じました。音楽を聴きながら快適に運転することができます。

エンジン音は高回転に回してもおとなしいですね。高回転に回したときに重厚感のあるサウンドが好みの人には物足りないと思いますが、静かなのが好みの方には良いですね。

個人的には、3000rpm~4000rpmあたりのボクサーエンジン独特のエンジンサウンドが気に入っています。

トランスミッションはCVTであるためダイレクト感はいまいちですが、CVTの完成度自体は高く、高級車にふさわしく滑らかに変速しますし、ドライブモードで走行していても思い通りに加減速してくれます。減速したいときにはエンジンブレーキがしっかり効きます。

パドルシフトでギアチェンジをマニュアル操作することもできます。シフトノブでDとMの走行モードに切り替えることができ、Dモードは自動シフトチェンジ、Mモードは手動シフトチェンジとなります。またDモード(自動シフトチェンジ)であっても、パドルシフトを操作すると一時的にマニュアルモードに切り替わります。ちなみにシフトノブには+-レバーがありません。

レガシィB4_パドルシフト

このように快適に運転するという点については、高級セダンクラスとして申し分ないレベルであると感じました。高速道路などで長距離を運転される方にもおすすめです。

 

走行性能も実は優秀!

レガシィB4_ワインディング?

レガシィB4は乗り心地を重視した車ではありますが、実は走行性能も優れています。特にリミテッドのモデルのブレーキ性能とコーナリング性能については、ミドルクラスのスポーツセダンもしくはそれ以上の性能があります。Motor Trendのテストデータによると、60mph(≒100km/h)からのフルブレーキテストでは32.9メートルという結果が得られています。同価格帯の車であれば、良くて35メートルといったところであり、非常に良好な成績であると言えます。比較としては、2014年度のアテンザが36.6メートル、2014年度のレクサスIS250が35.4メートルです。

コーナリング性能は、Figure 8と呼ばれるテストコースの成績が27.6秒となっています。車両重量が約1.5tかつ4WDであることを考慮すると、良く曲がると言えます。あまり良い比較ではないかもしれませんが、2014年度のプリウスが28.8秒、2014年度のアテンザが27.4秒です。

高級セダンクラスとしては、出足の加速はワンランク以上劣ります。Motor Trendのテストデータによると、レガシィB4の0-60mph(≒時速100キロまで到達するまでの時間)は8.8秒であり、2.5リッターのエンジンを搭載しているセダンとしては1秒程度遅いです。とはいっても、これは出足に限ったことであり、走行中からの加速は力強く、パワー不足で困るようなシーンはほとんど無いと感じました。

実は、日本国外では3.6リッターのモデルが発売されており、0-100km/hが約7秒となっています。日本は後回しなのか、それとも日本では2.5リッターのパワーで十分と考えられているのかもしれません。

たしかにいったん走り出してしまえば、スムーズに加速しますから、燃費も考慮するとちょうど良いのかもしれないですね。

いずれにしても、レガシィB4がファミリーセダンであることを考慮すると、大きめの車としてはかなり優秀な走行性能であることは確かです。

 

安全システムが豊富

アイサイト version 3 が搭載されていて、ドライバーが安全に運転できるようにサポートしてくれます。詳しくは、公式のこちらのページが参考になります。

自動車アセスメントテストで良好な成績を収めている自動ブレーキシステムを筆頭に、渋滞時に便利な全車速追従機能付クルーズコントロールなど、ドライバーの運転を支援する仕組みが豊富です。

たとえば車線逸脱防止機能では、時速40キロ以上で走行中に走行ラインをはみ出したときに警告音を発すると同時に、走行ラインに戻るようにステアリングを微調整してくれます。

他にも、時速60キロ以上で走行中にふらつき運転をしていると警告音を発する機能や、停車後に先行車が発進したことに気づいてない場合に警告音を発する機能、急な飛び出し(誤発進)を防止する機能などがあります。

ちなみに運転の仕方(指示器を先に出さないなど)によっては、警告音が頻繁に鳴りそうですね。

 

ここが特に気になる

レガシィB4は全体的な評価の良い車ですが、強烈な個性が欠けているともいえます。やはりライバル車と比べて『ココが抜群に良い!』と胸を張って言える何かが必要だと感じます。優秀な車なのですが、世界的に見てもレガシィB4のシェア率は低く、強力なライバル車に埋もれてしまっています。

たとえば同じミドルクラスのセダンであれば、カムリ(ハイブリッド)、アコード、アテンザ(Mazda 6)、クライスラー200、ソナタ、パサート、オプティマなど強力なライバル車がたくさんあります。

これらの車との主な違いは、AWDが標準であることが挙げられますが、それもオプションで選べば解決できるわけで、決定的な違いにはならないと思われます。

また特に気になるのが、燃費と加速性能ではないでしょうか?同価格帯で競合しているカムリハイブリッドの燃費はリッター23.4キロであり、低速からの加速力も抜群です。

もっとも、安全システムが充実していて、2.5リッターのエンジン+燃費が低下する4WDであることを考慮すると、リッター14.8キロの燃費は十分に優れていると考えられます。

快適性の面で少し気になったのが、アイドリングストップからエンジンが掛かったときに、車が上下左右に少し揺さぶられることがあったことです。詳しいことはわかりませんが、エンジン始動直後にエンジンの動作が安定していないように思われます。

 

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総評

レガシィB4_フロント

レガシィB4は、車好きの方からも人気があるだけあって、エクステリアから内装、走りまで一つ一つが洗練されています。当ブログでは高級車を価格帯別にクラス分けしていて、400万円からを高級車として定義しているのですが、レガシィB4はその閾値を下げるようなレベルに達していると思います。

おすすめ人気セダン 2016 ~ 国産車&輸入車~ 『総まとめ編』

高級車の人気ランキング 2016

レガシィB4は高級セダンと呼ぶにふさわしい仕上がりであり、スポーツ走行性能も良く、ファミリーセダンとして利便性と安全性、快適性が優れた優秀な車です。

このレベルの車を300万円程で購入できることを考慮すると、バーゲンプライスであると思います。

輸入車で同じクラスの車を買うとなると、倍のコストがかかったりします。

惜しいのは、スバルがこの車の主なターゲットを日本国外に絞っていて、いまのところモデルやオプションのバリエーションが少ないことですね。

繰り返しになりますが、北米仕様には3.6リッターのエンジンを搭載したモデルが発売されています。2.5リッターのエンジンでも十分とはいえ、さらに運転に余裕ができる3.6リッターのモデルも魅力的に感じる人も多いはずです。

追記:

レガシィB4のドライブを体感できる良い動画を見つけました。海外ですので左右逆ですが、十分参考になると思います。

ちなみにカメラの都合上でノイズが大きく感じますが、実際にはこれよりも静かです。

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=EvTh_mOGF2c

公式ページ

カタログデータ

※:前モデルは車幅1.8メートル以下で、ターボモデルもあるのが魅力的です。


以上となります。本記事が皆さまの参考になりましたら幸いです。

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2016.12.3 by Dr. Poni


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