FRのスポーティセダンで圧雪アイスバーン上(坂道)を走行すると?(使用車:レクサスIS350)

雪道走行

(中古の)スポーティ高級セダン・クーペは、たいてい後輪駆動(FR)です。このため、雪国にお住まいの方はFRの車を買うことに躊躇されるケースが多いと思います。

そこで今回は、ブログ管理人(Dr. Poni)のレクサスIS350(FR)を用いて、圧雪アイスバーンの坂道をどのような感じで登れるのかをご説明いたします。

さらに、その結果を踏まえて、走行シーンに適したスタッドレスタイヤについてご説明します。

走行する場所は、下の画像のようなシャーベット上の路面に加えて、わだちで凹凸のある坂道となります。

まさにFRの対敵のような路面ですね。

アイスバーン

レクサスIS350には、17インチのスタッドレスタイヤ(前後とも225/45R17)を装着しています。

また、車検証によると車高は143cm(スポーティセダンなので低めです)、車両重量は1630kgで前前軸重850kg、後後軸重780kgとなっております。

簡単に言えば、前輪側のほうが70kg重いということですね。これに加えて、運転席にドライバーの分がプラスされます。私は67kgです(どうでも良いですね)。

車検証

レクサスIS350の車検証(一部) ※クリックで拡大します。

前輪側のほうが重いと、坂道において後輪のみで1トン近い物を押すような形になります。

このとき、アイスバーンのように路面が滑り易いと、タイヤの力が上手く伝わらないため、発進できないことがあります。

それと、車の設定については、TRC(タイヤの空転防止システム)をOFFにしてあります。TRCをONにしていると、後輪のいずれか一方が空回りしたときに、車の挙動が不安定になります。

この理由は、TRCがいったん作動すると、アクセルを踏んでいてもある程度急に減速するためだと思われます。雪道では片輪が頻繁に空転するため、TRCが作動し続けると直進力が保てません。

ちなみに、2速発進のスノーモードで走っています。※2006年式のIS350では、速度が50km/hを超えた場合にはTRCが自動的にONになります。

それでは、FRのレクサスISで坂道を走行しているシーンをご覧ください。この道は、とある大学の通学路なのですが、大雪が降ったときには凍結しやすく、かなりの注意が必要になります。

私の以前の通学路でして、綺麗な雪景色を見て懐かしいなと思いつつ、緊張しながら走っていました。

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=4EBFSbQJpOk

ご覧のとおり、FRのレクサスISでもけっこうスムーズに坂道を登れています。凹凸を乗り越えた際の横滑りはほとんど無く、車体はかなり安定しています。

私のもう一台の車である前輪駆動(FF)のカローラで同じ道を走行した場合、かなりふらついてしまうことを考慮すると、レクサスISの直進安定性は問題なさそうです。

雪道でのFR車の走行では、ある程度の速度をいかにキープするかですね。特に、カーブでは速度を落とさないように、少しだけアクセルを踏んでグリップをキープし続けることが重要だと思います。

以上より、上の動画のような路面状況では、FRであっても登ることができることがお分かりいただけたかと思います。

しかし、FRの車は、4WDやFFと比べると、上り坂で停止状態から発進できずにスタックする可能性が高いです。そこで、スタックした場合にそなえて対策をしておくことも重要です。

たとえば、以下の対策が挙げられます。

・ スタック時に備えて、スコップやバスタオルを用意しておく。

・ 最悪の場合を想定して、牽引ロープを用意しておく。また事前に説明書を読んで牽引ロープをかける場所を調べておく。

・ タイヤチェーンを車に携帯しておく。

・ 後輪に荷重をかけるために、トランクにサマータイヤや砂袋などの重いものを積んでおく(重要)。

万が一、FRの車で山道を走行する場合には、上記の装備は必須になるかと思います。

 

私の住んでいるところは、年に数回大雪が降りますが、それ以外は雪があまり積もりません。

このため、大雪をしのぐことができれば、レクサスISのようなFRの車でも十分に運転することができています。大雪のときの登り坂ではとても気を遣いますけどね。

私がこの車を運転していて発進しなかったのは、2回あります。一回目は、平地の赤信号で停止したときに、ミラーバーンとなっていて、前輪が少し盛り上がっていたときです。

青信号になって発進しようとしても、エンジン回転数が上がるだけです。このときは、ほんの少しバックして後輪に荷重をかけて少し動いた後、Dレンジにすぐに切り替えて前進して事を凌ぎました。

もう一回目は、駐車場で10cmほど雪が積もっているところで停止したのですが、ほんの少しだけ上り坂になっていたため、スタックしました。このときは、雪をはらってから発進できるようになりました。

いずれにしても、スタッドレスタイヤの性能を確かめるには、動画で確認するのが一番ですよね。

 

結論: FRでも止まらなければ何とかなる(と思う)

雪道走行2

 

さて、話は変わりますが、雪道の走行時の安全性にかかわる要因は、意外とたくさんあることはご存知でしょうか?

重要な項目だけでも、以下のことが挙げられます。

・ 駆動形式: 直進と上り坂では、4WD>FF>FRの順で性能が高い。

・ 下り坂では、重量が重く、何かと過信してしまいがちな4WDも意外と危ない。

・ 残り山: 8分山と3分山では、停止距離にかなりの差があります。

・ 製造からの経過年数: 国産タイヤであれば、新品と3年経過後の性能差はほとんどありません。

・ 製造元(国産タイヤ or アジアンタイヤ): 新品での差は意外とないのですが、劣化してきたときの差が大きいです。

・ ドライバーの雪道での走行技術: ブレーキの掛け方や滑ったときのハンドリングなどでドライバー間の差が大きいです。

・ 車自体の走行性能:サスペンションや安全装置などが特に重要です。

・ 車両重量: 基本的には軽いほど良いです。

また、普段雪道を走る頻度や雪の積もり具合、アイスバーンの有無も考慮する必要があります。タイヤの価格や走行距離も大事ですね。

これらのことを総合的に考慮して、適切なスタッドレスタイヤを履くことがポイントです。

考えなければならない要因が多すぎですよね!

本ブログの管理人(Dr. Slime)も、スタッドレスタイヤのことを調べれば調べるほど頭が混乱していました(苦笑)。

インターネット上で検索すると、誤情報が散見されるため、収集が付かなくなります。私だけかもしれませんけれど。。。

そこで、私がシチュエーションごとにおすすめのスタッドレスタイヤを整理してみました

豪雪地帯にお住まいの方

⇒ 4WDで雪道性能の優れたブリジストンなどの国産タイヤがおすすめです。整備士の方に話しを聞くと、評価が良いのがBRIDGESTONE BLIZZAK(ブリザック) REVO GZとのことです。

インターネット上での評価を確認すると、性能面では他のメーカー性能タイヤよりも一枚上手のようですね。

国産タイヤは経年劣化があまり無いため、残り山のほうが重要かと思われます。

このため、中古のスタッドレスタイヤで残り山が多いタイヤを購入するのもありです。中古のスタッドレスタイヤの販売店といえば、タイヤの質が良く、評判が高い太平タイヤがおすすめです。

年に数回大雪が降る地域にお住まいの方

⇒FRの車(スポーティセダン・クーペ)も考慮してよろしいかと思います。そもそもタクシー(クラウン)もFRです(運転には苦労されているそうですが。。。)。

それと、走行距離が多い場合には、スポーツ走行用の輸入タイヤ(アジアンタイヤ)も検討されると良いでしょう。

輸入タイヤは、程度が良い状態であれば、国産タイヤとの差はそれほど大きくありません。それよりも、他の要因(例えば、運転技術や車自体の走行性能)のほうが重要になります。

ただし、輸入タイヤで年数が経ったものは性能がかなり落ちますので、1~2年で交換することをおすすめいたします。

輸入タイヤは国産タイヤの半額以下で購入できることが多いため、走行距離が多い方は節約効果が大きいです。

乾燥路面と雪道での走行性能のバランスを考慮することが重要です。

雪がほとんど降らない地域にお住まいの方

乾燥路面での走行性能を重視すればよろしいかと思います。乾燥路面での走行性能を重視した国産タイヤをおすすめします。

雪道での走行に不慣れな方は、大雪の場合にはなるべく車を使用されないほうが良いです。

雪道での走行は、運転技術にかかわらず、想像以上に危険です。

 

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(総評)

以上をまとめると、雪道での走行が多い場合は、多少コストがかかってもBRIDGESTONE BLIZZAK(ブリザック) REVO GZをおすすめします。

このタイヤであれば、タイヤの溝が残っていれば2年目、3年目も十分な性能を発揮すると思います。

国産のスタッドレスタイヤであっても、溝が3分山程度になると、おおむね新品のときの性能の半分程度になりますから、溝が半分程度になったら交換するのが目安になるかと思います。

そして、あまり雪が降らない地域では、近年性能が高くなってきている輸入タイヤも検討の余地がある、ということです。

特に、冬季の走行距離が多く、タイヤ溝が半分近く減るような場合には、1年タイヤで輸入タイヤを履きかえれば経済的かつ安全面でも国産タイヤとの違いは大差ないと思われます。

 

なお、私のケースでは、① 冬季でも乾燥路面あるいはウェット路面の走行がほとんど、② 冬季の走行距離が1万キロほど、③ 高速道路で5000キロほど走る、④ 1年でタイヤ溝が半分くらい減る(予想)、という条件を考慮して、スポーツ走行用の輸入タイヤのスタッドレスを購入しました。

国産タイヤと比べて、輸入タイヤは半額以下で購入できるため、タイヤ交換の頻度が高くても経済的です。

国産スタッドレスタイヤの半額以下の値段で購入しました。

詳細につきましては、以下の記事をご覧ください。

格安輸入タイヤが意外とおすすめな理由

また、アジアンタイヤの雪道走行性能については、こちらの動画がとても参考になります。

https://www.youtube.com/watch?t=1&v=-awhlY8K9zM

S2000に台湾製のNANKANG SN-1を装着して、上り坂を走行するシーンが公開されています。

また、高速道路では100km/h以上では安定性が低下するとのことです。

とはいっても、スタッドレスタイヤを履いて100km/h以上で走行すると、乾燥路面ではタイヤの磨耗も激しいので経済的につらい気がします。

 

以上が、ブログ管理人(Dr. Slime)がFRのレクサスISで雪道を走るために試行錯誤したときの経験談です。

本記事が皆様のお役に立ちましたら幸いです。

 

 

 


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2016.11.1 by Dr. Poni


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