BMW M2 の完成度は、M4を上回るレベルなのか?

BMW M2は、BMW の2シリーズのナンバリングを付けた高性能スポーツモデルです。

エンジン最高出力は370馬力に達し、最大トルクは47.4kg・mで1400~5560rpmというかなり幅広い範囲で高出力を発生させます。

BMWシリーズといえば、「駆け抜ける歓び」を掲げており、スポーツタイプの車を生産している自動車メーカーのベンチマーク的な存在です。その中でもM2はファン待望の車といえます。

BMW M2 front
(出典: youtube.com/watch?v=wP5z2cJ5aqk)

BMW M2は日本では2016年1月から予約注文が受け付けられています。

M2は高性能なのはもちろんのこと、「運転して楽しい車でなければならない」という重要な使命を持っています。

一方、BMWの4シリーズの高性能モデルであるM4(クーペ)は、日本で2014年から発売されており、M2よりも一回り大きくパワフルなエンジンを積んでいます。

本記事では、新設計のM2と、より車格の高いM4を比較します。

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BMW M2とBMW M4のスペック比較

BMW M2VSM4
(出典: youtube.com/watch?v=wP5z2cJ5aqk)

BMW M2は、全幅1.855メートル、全長4.475メートルであり、BMW Mシリーズ(高性能モデルのシリーズ)のクーペの中では小さなモデルとなります。

まぁそれでも日本ではミドルクラスの大きな車ではあります。BMW M2は、後ろから見るととても筋肉質であり、いかにもスポーツカーライクな感じがします。

BMW M4は、全幅1.87メートル、全長約4.68メートルです。ゆえにM2のほうがM4よりも一回り小さい分、日本の街中ではM2のほうが運転がしやすいという特徴があります。

また、最小回転半径は、M2で5.6メートル、M4で5.9メートルですので、この差も結構大きいですね。

一方、BMW M2とM4は同じ排気量のエンジンを積んでいますが、M4のエンジン最高出力は431馬力に達し、M2よりも61馬力上、最大トルクは56.1kg・m/1850~5500rpmなので8.7kg・m上となっており、こちらも一回り上となっています。

ただBMW M2は新設計の分、BMW M4よりも優位となりますので、カタログスペックだけでなく、実際のテスト数値と、走りの楽しさを比較する必要があります。

M2は、BMW 1シリーズのMクーペの設計に基づいており、M3/M4のサスペンション、10ミリ狭いサイズのミシュラン・パイロットスーパースポーツ、キャリパー調整済みのブレーキなどを引き継いでいます。

 

基本性能はどちらが上なのか

M2vsM4
(出典: youtube.com/watch?v=wP5z2cJ5aqk)

Motor Trendによると、停止状態から60 mph(≒時速100キロ)までの加速テストにおいて、M2とM4のいずれも4.2秒を記録しています。

0-100 km/hは5秒台の時点で十分すぎるほど速いので、4.2秒はあっという間に時速100キロに到達するレベルです。

(0-100 km/hについては詳しく知りたい方は、こちらのページをご参照ください。)

Figure 8と呼ばれる旋回性能のテストでは、M2は24.1秒(スキッドパッドで1G)、M4も24.1秒(スキッドパッドで1.01G)となっており、こちらも同等です。

そして60 mph(≒100km/h)からのフルブレーキテストでは、M2が32.61メートル、M4が32.9メートルを記録しており、こちらもほぼ同等。

唯一差が大きめだったのが、ゼロヨン(停止状態から400メートル地点までの到達時間)です。M2が12.8秒なのに対して、M4が12.5秒と勝っています。

この差は、M4が最大出力で勝っている分の違いともいえそうです。特に、400メートル地点において、M2が173.1キロで通過しているのにたいして、M4は187.4キロで通過していますので、後半加速はM4の方が有利となっています。

 

走りはどちらが良い?

BMW M2 corner
(出典: youtube.com/watch?v=wP5z2cJ5aqk)

BMM M2のフロントエンドは驚くほど正確で、M4よりもトラクションの出来が良く、車体をコントロールしやすいとのことです。

また「STREETS OF WILLOW」と呼ばれるレース上では、M2のラップタイムは1分22秒73、M4は1分22秒94を記録しており、M2の方が早いタイムを記録しました。

最高速に勝るBMW M4ですが、日本のように狭い道が多いところでは、より軽量で小回りも効くM2のほうが運転して楽しいことは間違いなさそうです。

 

気になる点は?

BMW M2
(出典: youtube.com/watch?v=wP5z2cJ5aqk)

BMWは走りの面ではコストをかける反面、内装にはあまりコストをかけていません。今回のM2でも、プラスチック感など、コストカットがやや目立つようです。

そうはいっても、M2は走りを楽しむ車です。BMW M4は内装にカーボンを使用するなど、内装のクオリティはM2よりも上ですが、お値段が300万円以上も高いです。

最高峰の内装のクオリティを求めるのであれば、そもそもラグジュアリーセダンをチョイスすれば良いですから、より購入しやすい価格となっていることは、むしろ評価できるのではないでしょうか。

もう一つの欠点(こちらは重要)としては、アメリカ・イギリスのM2はMTモデルが販売されていますが、日本ではDCTのATモデルが販売されています。ですので、MTモデルが欲しい場合には、平行輸入車を入手する必要があります。

日本ではMT派は少数ではあるものの、スポーツタイプの車においては根強い人気がありますから、ここは気になる方も多いのではと思います。

ちなみにMTモデルにはブリッピング機能が搭載されていますので、ワインディングなどではハンドリングとブレーキングに専念できるのも強みですね。

ただMTモデルのブリッピングをオフにするには、スタビリティ・コントロールもオフにする必要があるという謎仕様となっています。

 

総評

 

新開発のM2は、M4よりも街乗りや峠道では運転が楽しく、しかも速いです。

M2の「走り」の完成度は高いということで、車好きの方には価値のある車になりそうです。

日本ではBMW M2が770万円、M4は1075万円~1399万円で販売されており、その差300万円以上となっています。

BMW M2のほうが運転が楽しく、性能面ではM4と同等、ということで、個人的にはM2をおすすめします。

「駆け抜ける歓び」を骨の髄まで体感できるBMW M2、人生に一度は所有してみたい車ですね。

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【BMW M2のベース価格&スペック】

価格:770万円

エンジン:2979cc、直6ツインパワー・ターボ

馬力&トルク:370馬力/6500rpm、47.4 kg・m/1400~5560rpm

全長×全幅×全高:4475×1855×1410 mm

重量配分:前50:後50

トランスミッション:7速AT(DCT)

駆動形式:FR(後輪駆動)

0-60 mph(≒0-100 km/h):4.2秒

ゼロヨン:12.8秒

(※BMW M2のテスト車はMTモデルです。)

https://www.youtube.com/watch?v=wP5z2cJ5aqk

 

以上になります。本記事が皆さまの参考になりましたら幸いです。

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2016.11.1 by Dr. Poni


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